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第五帖 旅立
5-2 戦(3)
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◆◇
父らに報告したことで一旦、菊羽としては役目を果たした格好となった。
夕刻、菊羽は一人で町を歩いていた。
昨夜は憔悴しきった状態での帰宅だったが、この日は実家でゆっくり休め、との環のお達しであった。
風呂屋であらためて汚れを落とし、陣屋へ帰る途中であった。
「――ん?」
菊羽の進路を塞ぐように、女がいた。
五尺半はありそうな、菊羽より大きな女であった。
雑に着た小紋と、幾房か垂れた乱れ気味の島田髷。目尻の下がった、とろりとした目で菊羽をぼんやりと眺めていた。
衣のせいか、そもそもなのか、布の上からでも胸の大きさがうかがえる。
片手には、大きな瓢箪を下げている。
町の女とも、商売女とも違う、妙な雰囲気を醸していた。
その空気に、菊羽は警戒する目で女を見る。
「あンた……」
女が口を開く。
距離が狭まる。
「菊、って娘を、知らないかい?」
菊羽は、答えない。
女を無視して脇をすり抜けようとしたところで、阻まれた。
「訊いてンだい、答えなよ」
「あの――知りません、から」
「知らないわけないだろう、あンた」
女が菊羽の肩を掴む。
「あンただろ、菊ってのは」
「なっ――どうして、ですか」
菊羽を見下ろして、女が言う。
「同類じゃろ、あンた」
「同類……?」
「男じゃろ」
「っ!?」
女の手を振り払って、菊羽は後ろに跳んだ。
「もと男、かの、それとも」
「酉谷の手の者かっ」
この時菊羽は、短刀しか持っていなかった。
それを抜かずに、手に持つ。
「酉谷など知らぬ」
女は瓢箪に口をつけた。
「生駒様麾下のひとり、索冥」
「生駒、っ――!!」
その名に、菊羽は短刀の柄を握る手に力が入る。
「なっ、何しに来たっ」
「あンたの持つ、書、寄越し」
女――索冥が距離を詰めた。
菊羽の片手を掴み、ずいと顔を寄せる。
酒の染み込んだ息が菊羽にかかる。
「藤林のおいぼれの書いたやつじゃ。持っとるンじゃろう?」
菊羽が目を大きくした。
「お師さまに何をしたっ!」
「なァンにも」
索冥が手を広げる。
ちゃぷん、と瓢箪が鳴った。
「ウチのあるじも殺せとは言うとらン。書きかけの、歯抜けのぶんを少しの間ァでも弟子しておったあンた、持っとるんじゃろ」
また、口をつける。
瓢箪の中身は酒のようだ。
「特に、最初のは目録じゃろ。
忍びの術を纂めたというものに、どれほどのものが入っておるのか、もしや秘中の秘までも入ってないか、もし世に出たらどうなるか――世の忍びという忍びが、それを狙うことになるかも知れンぞ」
酔った声が饒舌に回る。
菊羽は短刀を掲げて、問う。
「お前――男、なの?」
索冥が、けたけたと笑った。
男の声ではない。
「書をウチに渡したら、教えてやろ」
索冥が、衿をすこし開けた。
谷間を菊羽に見せつける。
ふと、菊羽は索冥の耳を見て、あっと声をあげた。
「お前もしや、前にここに忍び込んだ……」
「あァ?」
すっかり脱いでしまいそうな勢いで衿もとを緩めていた索冥が、焦点の溶けたような目で菊羽を見下ろす。
「そんなことも、したなァ――そうそう、それで、生駒様に、この体にしてもらったンじゃ」
索冥が、菊羽を抱き寄せた。
弾力のある胸がちょうど、菊羽の顔を挟む。
「こうして、こんな体になって、ウチは生まれ変わった」
ぎゅうぎゅうと菊羽を巨きな乳で圧す。
「んっ、や、やめろ――っ」
「おなごじゃのう、あンた……」
索冥の手が菊羽の尻から、股間を探っていた。
「放せっ、このっ」
菊羽は反撃を試みるが、抱きすくめられた格好で力が入らない。
「書を渡せば、可愛がってやるぞ」
「断るッ!」
強く言った菊羽の帯を、索冥が掴んで持ち上げた。
菊羽の体が浮く。
短刀が落ちる。
索冥は菊羽を肩に担いだ。
「書より先に、ウチが楽しンでやろうかのォ」
「そいつは、よしてやってもらえんか」
二人とも感知していない方向から、声がかけられた。
索冥が振り返る。
菊羽は後ろを向いている格好で、確認できない。
が、
「お、大叔父どの?」
その声に、つぶやく。
杖に体重を預けるようにして歩いてきたのは、今朝がたから姿の見えなかった菊羽の大叔父、順影であった。
「誰よ、あンた」
索冥が言う。
「ウチとこの子の楽しみを邪魔する気? 逃げないと殺すよ、じじい」
「それは、困るのう」
索冥の脅しをまったく意にも介さず、さらに近付いてくる。
「おぬしが抱えておるのは、可愛い又姪じゃ」
索冥が抱えた菊羽を見て、順影を見た。
菊羽が落としていた短刀の端を踏んで上に跳ばし、受け止めた片手で持ち直す。
「姪っ子ねェ――なるほど可愛かろう、ねえ」
短刀を握った親指で、索冥は菊羽の尻を押す。
菊羽が暴れる。
「やめろっ、放せ、こっ――!?」
菊羽の敏感なところを、索冥が攻めていた。
「どこの奴かは知らぬが、放さんと痛い目を見るぞ」
順影は、さらに無造作に間合いを詰める。
「はン」
索冥が嗤う。
「片目で、杖頼りの足腰のおいぼれに何ができ――」
最後まで言い切る前に、悲鳴に変わった。
索冥の腕ごと、菊羽が落ちる。
解放された菊羽は跳ね起きて、索冥を見て息を呑む。
索冥の左腕の、肘から先がなくなっていた。
順影は、杖に寄りかかっている。
「じッ……」
索冥が歯をぎりりと鳴らす。
「じじいッ!」
短刀を構えた索冥が順影に襲いかかる。
「大叔父殿っ!」
索冥がまた悲鳴を発する。
短刀が飛んだ。
索冥の右手右腕で血が弾ける。
順影の手が、圧倒的な速度で回る。
索冥の体にいくつもの傷が増えてゆく。
すとん、と順影が杖――仕込み杖を下に向け、地を打つ。
ばらりと、索冥の来ていたものが寸断されて散った。
「変わった体じゃのう、おぬし」
左の肘から血を流し、腱を斬られた右腕は体を隠すことも上げることすらできぬまま垂れ、索冥の裸体が二人の前に晒された。
索冥は、豊かな女の乳房と、股間には男のしるしを持っていた。
血を失いすぎた索冥が膝から落ちる。
「いっ、いやァ……」
瓢箪が落ちて、割れた。
「あっ、あぁ――」
こぼれた酒を啜りにいくように、索冥は瓢箪の破片に向かって倒れていった。
動かなくなる。
「大叔父殿――あ、ありがとうございますっ」
「よいよい」
順影は笑って、倒れた索冥を杖で転がす。
仰向けになった索冥の、股間のものを順影は杖の先で持ち上げた。
その下から、女の秘部が現れる。
「ふたなり、じゃな」
息は、残っているようだった。
「菊羽、どうする」
「えっ――」
順影は落ちていた短刀を拾って、菊羽に返した。
「あ……」
菊羽は、裸で転がり乳房を上下させている索冥を見て、眉を寄せる。
「いえ――今日のところは、見逃します」
「また、攻められるぞ」
「その時こそ、最初から私一人で戦います」
ほっ、と順影が笑う。
「それもよかろう。
では、帰ろうか」
「――はい」
杖をついて歩く大叔父を、菊羽が支える。
その道すがら、順影が問う。
「菊羽は、そんな書を持っておるのか」
「借り物ですけど」
そこで菊羽は思い出したように、尋ね返す。
「大叔父どの、私のこと、又姪と――」
「すっかり、おなごなんじゃ。そう言う他なかろう。
どんな姿だろうが、お前は立派に務めを果たしておる、それでよい」
順影はそう言って、笑った。
菊羽は己の容姿を見て、さきほどの索冥を振り返って見て、俯く。
しかしその顔から、拒む色は薄れてきていた。
父らに報告したことで一旦、菊羽としては役目を果たした格好となった。
夕刻、菊羽は一人で町を歩いていた。
昨夜は憔悴しきった状態での帰宅だったが、この日は実家でゆっくり休め、との環のお達しであった。
風呂屋であらためて汚れを落とし、陣屋へ帰る途中であった。
「――ん?」
菊羽の進路を塞ぐように、女がいた。
五尺半はありそうな、菊羽より大きな女であった。
雑に着た小紋と、幾房か垂れた乱れ気味の島田髷。目尻の下がった、とろりとした目で菊羽をぼんやりと眺めていた。
衣のせいか、そもそもなのか、布の上からでも胸の大きさがうかがえる。
片手には、大きな瓢箪を下げている。
町の女とも、商売女とも違う、妙な雰囲気を醸していた。
その空気に、菊羽は警戒する目で女を見る。
「あンた……」
女が口を開く。
距離が狭まる。
「菊、って娘を、知らないかい?」
菊羽は、答えない。
女を無視して脇をすり抜けようとしたところで、阻まれた。
「訊いてンだい、答えなよ」
「あの――知りません、から」
「知らないわけないだろう、あンた」
女が菊羽の肩を掴む。
「あンただろ、菊ってのは」
「なっ――どうして、ですか」
菊羽を見下ろして、女が言う。
「同類じゃろ、あンた」
「同類……?」
「男じゃろ」
「っ!?」
女の手を振り払って、菊羽は後ろに跳んだ。
「もと男、かの、それとも」
「酉谷の手の者かっ」
この時菊羽は、短刀しか持っていなかった。
それを抜かずに、手に持つ。
「酉谷など知らぬ」
女は瓢箪に口をつけた。
「生駒様麾下のひとり、索冥」
「生駒、っ――!!」
その名に、菊羽は短刀の柄を握る手に力が入る。
「なっ、何しに来たっ」
「あンたの持つ、書、寄越し」
女――索冥が距離を詰めた。
菊羽の片手を掴み、ずいと顔を寄せる。
酒の染み込んだ息が菊羽にかかる。
「藤林のおいぼれの書いたやつじゃ。持っとるンじゃろう?」
菊羽が目を大きくした。
「お師さまに何をしたっ!」
「なァンにも」
索冥が手を広げる。
ちゃぷん、と瓢箪が鳴った。
「ウチのあるじも殺せとは言うとらン。書きかけの、歯抜けのぶんを少しの間ァでも弟子しておったあンた、持っとるんじゃろ」
また、口をつける。
瓢箪の中身は酒のようだ。
「特に、最初のは目録じゃろ。
忍びの術を纂めたというものに、どれほどのものが入っておるのか、もしや秘中の秘までも入ってないか、もし世に出たらどうなるか――世の忍びという忍びが、それを狙うことになるかも知れンぞ」
酔った声が饒舌に回る。
菊羽は短刀を掲げて、問う。
「お前――男、なの?」
索冥が、けたけたと笑った。
男の声ではない。
「書をウチに渡したら、教えてやろ」
索冥が、衿をすこし開けた。
谷間を菊羽に見せつける。
ふと、菊羽は索冥の耳を見て、あっと声をあげた。
「お前もしや、前にここに忍び込んだ……」
「あァ?」
すっかり脱いでしまいそうな勢いで衿もとを緩めていた索冥が、焦点の溶けたような目で菊羽を見下ろす。
「そんなことも、したなァ――そうそう、それで、生駒様に、この体にしてもらったンじゃ」
索冥が、菊羽を抱き寄せた。
弾力のある胸がちょうど、菊羽の顔を挟む。
「こうして、こんな体になって、ウチは生まれ変わった」
ぎゅうぎゅうと菊羽を巨きな乳で圧す。
「んっ、や、やめろ――っ」
「おなごじゃのう、あンた……」
索冥の手が菊羽の尻から、股間を探っていた。
「放せっ、このっ」
菊羽は反撃を試みるが、抱きすくめられた格好で力が入らない。
「書を渡せば、可愛がってやるぞ」
「断るッ!」
強く言った菊羽の帯を、索冥が掴んで持ち上げた。
菊羽の体が浮く。
短刀が落ちる。
索冥は菊羽を肩に担いだ。
「書より先に、ウチが楽しンでやろうかのォ」
「そいつは、よしてやってもらえんか」
二人とも感知していない方向から、声がかけられた。
索冥が振り返る。
菊羽は後ろを向いている格好で、確認できない。
が、
「お、大叔父どの?」
その声に、つぶやく。
杖に体重を預けるようにして歩いてきたのは、今朝がたから姿の見えなかった菊羽の大叔父、順影であった。
「誰よ、あンた」
索冥が言う。
「ウチとこの子の楽しみを邪魔する気? 逃げないと殺すよ、じじい」
「それは、困るのう」
索冥の脅しをまったく意にも介さず、さらに近付いてくる。
「おぬしが抱えておるのは、可愛い又姪じゃ」
索冥が抱えた菊羽を見て、順影を見た。
菊羽が落としていた短刀の端を踏んで上に跳ばし、受け止めた片手で持ち直す。
「姪っ子ねェ――なるほど可愛かろう、ねえ」
短刀を握った親指で、索冥は菊羽の尻を押す。
菊羽が暴れる。
「やめろっ、放せ、こっ――!?」
菊羽の敏感なところを、索冥が攻めていた。
「どこの奴かは知らぬが、放さんと痛い目を見るぞ」
順影は、さらに無造作に間合いを詰める。
「はン」
索冥が嗤う。
「片目で、杖頼りの足腰のおいぼれに何ができ――」
最後まで言い切る前に、悲鳴に変わった。
索冥の腕ごと、菊羽が落ちる。
解放された菊羽は跳ね起きて、索冥を見て息を呑む。
索冥の左腕の、肘から先がなくなっていた。
順影は、杖に寄りかかっている。
「じッ……」
索冥が歯をぎりりと鳴らす。
「じじいッ!」
短刀を構えた索冥が順影に襲いかかる。
「大叔父殿っ!」
索冥がまた悲鳴を発する。
短刀が飛んだ。
索冥の右手右腕で血が弾ける。
順影の手が、圧倒的な速度で回る。
索冥の体にいくつもの傷が増えてゆく。
すとん、と順影が杖――仕込み杖を下に向け、地を打つ。
ばらりと、索冥の来ていたものが寸断されて散った。
「変わった体じゃのう、おぬし」
左の肘から血を流し、腱を斬られた右腕は体を隠すことも上げることすらできぬまま垂れ、索冥の裸体が二人の前に晒された。
索冥は、豊かな女の乳房と、股間には男のしるしを持っていた。
血を失いすぎた索冥が膝から落ちる。
「いっ、いやァ……」
瓢箪が落ちて、割れた。
「あっ、あぁ――」
こぼれた酒を啜りにいくように、索冥は瓢箪の破片に向かって倒れていった。
動かなくなる。
「大叔父殿――あ、ありがとうございますっ」
「よいよい」
順影は笑って、倒れた索冥を杖で転がす。
仰向けになった索冥の、股間のものを順影は杖の先で持ち上げた。
その下から、女の秘部が現れる。
「ふたなり、じゃな」
息は、残っているようだった。
「菊羽、どうする」
「えっ――」
順影は落ちていた短刀を拾って、菊羽に返した。
「あ……」
菊羽は、裸で転がり乳房を上下させている索冥を見て、眉を寄せる。
「いえ――今日のところは、見逃します」
「また、攻められるぞ」
「その時こそ、最初から私一人で戦います」
ほっ、と順影が笑う。
「それもよかろう。
では、帰ろうか」
「――はい」
杖をついて歩く大叔父を、菊羽が支える。
その道すがら、順影が問う。
「菊羽は、そんな書を持っておるのか」
「借り物ですけど」
そこで菊羽は思い出したように、尋ね返す。
「大叔父どの、私のこと、又姪と――」
「すっかり、おなごなんじゃ。そう言う他なかろう。
どんな姿だろうが、お前は立派に務めを果たしておる、それでよい」
順影はそう言って、笑った。
菊羽は己の容姿を見て、さきほどの索冥を振り返って見て、俯く。
しかしその顔から、拒む色は薄れてきていた。
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