黒猫チビ追悼記

チビクロ母になる

　秋から春にかけては白猫母さん＋三匹の子猫、さらに兄猫モップと大所帯だった一家は、皆姿を消し、うちの庭にはチビ一匹だけとなりました。

　後ろからそうっと腰からお尻にかけてを触らせてくれるくらいにまではなりましたが、それ以上の距離は縮まらず、庭に住み着き勝手口からエサをあげる日々がしばらく続きました。

　そして６月ごろのことです。

　小さな毛玉が三つ、チビのそばをうろついている！

　前が成長したチビ、後ろがチビそっくりの黒子猫です。

　他の二匹は父親似かな？

　幸いなことに、白猫母さんの時と違ってこの子猫たちはすんなり抱っこもさせてくれたので、すぐ家の中に入れることができました。

　母猫の警戒心が違うと子猫の態度も違ってくるのでしょうか？

　リビングと台所の間に仕切りをして、子猫がうろつけるのは台所だけとしました。

　チビクロ母さんは毎日台所まで入ってくると三匹に授乳をします。
　
　そして、それが終わるとまた外に出ていく、そんな形での子育てが始まりました。