彼女のdiary

べいかー

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追憶 三十

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 『史香、起きてる?まだ寝てるかな。とりあえず、メールしてみました。着信音で起こしちゃったら、ごめんね。
 今日はピアノの検定の日だね。俺はピアノのことはよく分かんないし、史香の代わりにもなってあげられないけど、史香なら、きっと大丈夫だよ。だって史香は、もともと才能があると思うし、それより何より、あれだけ、ピアノの練習して来たじゃん。だから、史香が、持てる力を全部出し切れたら、絶対に検定、受かると思います!
 ただ、史香は緊張しぃのところがあると思うから、それだけは、気をつけてね。リラックス、リラックス!
 とりあえず、俺は、史香の成功だけを、祈っておきます。
 あと、史香が検定に受かったら、史香へとっておきのプレゼントを贈るから、楽しみに待っててね!そのプレゼントの中身は…、もちろん秘密!受かってからのお楽しみということで!
 何はともあれ、検定、頑張ってください。
 優』
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