ヒトリエッチ

ヒトリエッチ2 罪と罰

8話〜目覚め、真夏の夜の精

浩一「そんそーん!!」

損損は浩一の叫びを幽かに聴いた時、
我に返った。

損損「!!」

当たりを見回しても浩一はいない。

損損「俺は､､､夢を見ていたのかもし
　　　れない､､､」

そう独房の中で呟く。
夢に出てきた先輩。
優しかった先輩。
大好きだった先輩。
初恋の先輩。
膣の中をかき混ぜるような、そんな想いが、損損の中にあった。

損損「先輩ぃ､､､どこ行ったの､､､」

損損は孤独を切り裂くようにそう呟いた。
実は浩一は連絡すら取れないようになっていたのだ。
今､現在何処にいるかも分からない。
ネットなどで捜索を依頼したが一向に見つからない。
周りではこんな噂が流れた。
死亡説
異世界転生説
ホログラム説
将軍説
､､､etc.

とにかく色んな説が噂されたが
損損は信じなかった。
そして少し体を起こそうとしたその時。

「ﾋﾟﾁｬ､､､」

損損「冷たァァ!!」

損損は股間から寒さを感じた。
よく見ると少し濡れている。

おそるおそる損損はパンツズボンを脱ぎ始めた。
するとそこには固まり冷えきった〇ーメンの姿があった。溜めに溜めた老廃物が、夢の中で放出されたのだった。

損損「ｱｯｸｱｯ､､､」

損損は倦怠感に襲われ起こした体を元に戻す。
ポロリひとみから涙が流れる。
止まらない涙だった。

損損「田所､､､セッパイ､､､」

損損はそうつぶやくと瞳を閉じた。
独房に虫の声が響く。スズムシ､カエル、どの声も夏を感じさせている。

損損(今は夏の夜かな､､､)