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九章
2、別荘にて
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別荘に戻った蒼一郎さんとわたしは、お十時に檸檬ジュースをいただきました。
むろん、銀座の資生堂パーラーの檸檬のアイスクリームソーダのように、白く丸いアイスクリームが盛られているわけでもないですし、黄色いわけでも、しゅわしゅわとしているわけでもありません。
女中さんが作ってくれる檸檬ジュースは白くて、けれどほのすっぱくて甘くて、ところどころに果肉も残っていてすっきりとおいしいのです。
お庭に面した和室は、畳のにおいもすがすがしく。低い生垣のむこうに見える水平線と青空がにじんで、溶けあっているかのよう。
湿度が高いので、海と空の境がくっきりと明瞭ではないのです。
「きのう飲んだ紫蘇ジュースもうまかったで。なんで赤紫蘇でつくってんのに、薬味というか野菜っぽくないんやろな」
蒼一郎さんにそう告げられた若い女中さんは、もじもじとしながら小さな声で「ありがとうございます」と告げました。
みつあみを垂らした背中を見送りながら、蒼一郎さんは「俺の顔、やっぱり怖いんかな」とお尋ねになりました。
「そんなことはないですよ」
「けどなぁ、絲さんは見慣れとうさかいに。あてにならへん」
「初対面の時は、まだわたしも子どもでしたけど。怖いとは思いませんでしたねぇ」
「まぁ、絲さんはもともと鈍い……げほっげほっ」
むせてもいないのに、突然蒼一郎さんが咳きこみます。
まぁ、失礼ね。
世の中には真実でも、言ってはいけないこともあるのですよ。
ほんとうは知っているの。
女中さんたちが、蒼一郎さんを遠巻きにする理由を。
まぁ確かに強面なのは、否定しませんけど。彼は男所帯のなかで育ったから、気がついていないんです。
先日、女中さんが三人あつまってひそひそ話をしているのを、わたしは偶然聞いてしまったんですもの。
――あぁ、旦那さん渋うて、かっこええわ。うちのお父ちゃんと年が同じくらいとは思えへん。
――なにが違うんやろ。存在感があるん? 顔は怖いけどなぁ。
――どっちかゆうたら、怖いというより。うーん、近寄りがたい、かなぁ。けど、奥さまを見る目はやさしいねんで。
台所に集まって、布巾でお皿をふきながらの会話は、女學校とさほど変わらないようです。
そう、ほんとうは女中さんたちは蒼一郎さんとお話もしたいでしょうに。遠巻きにするばかりで。
そのことを教えてさしあげれば、蒼一郎さんも喜ぶかもしれませんけど。
でも、だめ。
妻のことを鈍いだなんて、意地悪を言う人にはまだ教えてあげません。
わたしはジュースを飲み終えて、縁側のむこうを眺めました。
三條の本家のお庭ほどには広くはないですが、ここでは池の代わりに海があります。
松などの常盤緑の木々は植えずに、いまの夏の時期はお庭には、うすむらさきの鉄線花や橙色に華やかな凌霄花、桃色の雲をぎゅっと集めたような百日紅が咲きほこっています。
ふと、ひらひらと黒いものが飛んでいるのに気づきました。
まるで蝶のように。けれど、蝶にしては翅が細く、細長い体は美しい青をしています。
「あれはトンボですか? 翅が黒いですね」
「ハグロトンボやな。町なかとちゃうから、この辺は多いんかもしれへんな」
「ほかのトンボよりも、ゆったりとしていますね」
まるで島にながれる時間のように。
ぎこぎこと、車輪の軋む音が生垣の向こうから聞こえました。
それは郵便配達夫の自転車の音でした。
「奥さま、お手紙です」
おかっぱの女中さんが渡してくれた封筒の文字を見て、わたしは自然と顔がほころびました。
夜空の色のインクでしたためられた万年筆の端正な文字。
「蒼一郎さん。琥太郎さんからお手紙が届きましたよ」
「珍しいな」
答える声は鷹揚としているのに、息子からの便りに気が逸るのか、蒼一郎さんは手でびりりと封筒の端をちぎりました。
視線を上下に動かして、無言のままに読みながら、蒼一郎さんの目が大きく見開かれたのです。
「なにかよくない知らせですか?」
「その反対や」
「え?」
「琥太郎と欧之丞がここへ来るらしい。結婚を考えとうお嬢さんを、紹介したいんやて」
「まぁ」
自分でもびっくりするくらい、弾んだ声が出てしまいました。
「……けど、大丈夫か? あいつら、かなりクセあるで。『もう嫌、わたしは普通の殿方がええです』ってふられへんかな」
「どういう心配ですか。子どもたちを信用しなさすぎですよ」
「いや、でも」と不安がる蒼一郎さんとは反対に、わたしは胸の内がじわじわとあたたかさで満ちてゆくのを感じました。
世の中を醒めた目で見て、弟同然の欧之丞さんにしか心を開かなかった琥太郎さん。幼いころの虐待のせいで、生来の明るさをいっとき失っていた欧之丞さん。
彼らがそれぞれ大事したいと思える人と出逢えたのですね。
小さな息子たちと過ごした楽しかった日々は、すでに遠く。住んでいた街もいまでは対岸を望むだけですが。
けれど確かに日々は続いていますし。狭い海峡を船で越えさえすれば、いつでも会えるのですね。
「俺、お嬢さんらに怖いって思われへんかな」
「まだ気にしてらしたんですね」
「あいつらが結婚しても、これからも二人で一緒やで。絲さん」
「ええ。もちろんですよ」
大きく武骨な手が、わたしの手を包みました。夏でもすこしひんやりとした蒼一郎さんの手。
どこかのおうちの風鈴が、ちりりと澄んだ音で鳴るのが、夏の緑のにおいの風に運ばれてきました。
【了】
むろん、銀座の資生堂パーラーの檸檬のアイスクリームソーダのように、白く丸いアイスクリームが盛られているわけでもないですし、黄色いわけでも、しゅわしゅわとしているわけでもありません。
女中さんが作ってくれる檸檬ジュースは白くて、けれどほのすっぱくて甘くて、ところどころに果肉も残っていてすっきりとおいしいのです。
お庭に面した和室は、畳のにおいもすがすがしく。低い生垣のむこうに見える水平線と青空がにじんで、溶けあっているかのよう。
湿度が高いので、海と空の境がくっきりと明瞭ではないのです。
「きのう飲んだ紫蘇ジュースもうまかったで。なんで赤紫蘇でつくってんのに、薬味というか野菜っぽくないんやろな」
蒼一郎さんにそう告げられた若い女中さんは、もじもじとしながら小さな声で「ありがとうございます」と告げました。
みつあみを垂らした背中を見送りながら、蒼一郎さんは「俺の顔、やっぱり怖いんかな」とお尋ねになりました。
「そんなことはないですよ」
「けどなぁ、絲さんは見慣れとうさかいに。あてにならへん」
「初対面の時は、まだわたしも子どもでしたけど。怖いとは思いませんでしたねぇ」
「まぁ、絲さんはもともと鈍い……げほっげほっ」
むせてもいないのに、突然蒼一郎さんが咳きこみます。
まぁ、失礼ね。
世の中には真実でも、言ってはいけないこともあるのですよ。
ほんとうは知っているの。
女中さんたちが、蒼一郎さんを遠巻きにする理由を。
まぁ確かに強面なのは、否定しませんけど。彼は男所帯のなかで育ったから、気がついていないんです。
先日、女中さんが三人あつまってひそひそ話をしているのを、わたしは偶然聞いてしまったんですもの。
――あぁ、旦那さん渋うて、かっこええわ。うちのお父ちゃんと年が同じくらいとは思えへん。
――なにが違うんやろ。存在感があるん? 顔は怖いけどなぁ。
――どっちかゆうたら、怖いというより。うーん、近寄りがたい、かなぁ。けど、奥さまを見る目はやさしいねんで。
台所に集まって、布巾でお皿をふきながらの会話は、女學校とさほど変わらないようです。
そう、ほんとうは女中さんたちは蒼一郎さんとお話もしたいでしょうに。遠巻きにするばかりで。
そのことを教えてさしあげれば、蒼一郎さんも喜ぶかもしれませんけど。
でも、だめ。
妻のことを鈍いだなんて、意地悪を言う人にはまだ教えてあげません。
わたしはジュースを飲み終えて、縁側のむこうを眺めました。
三條の本家のお庭ほどには広くはないですが、ここでは池の代わりに海があります。
松などの常盤緑の木々は植えずに、いまの夏の時期はお庭には、うすむらさきの鉄線花や橙色に華やかな凌霄花、桃色の雲をぎゅっと集めたような百日紅が咲きほこっています。
ふと、ひらひらと黒いものが飛んでいるのに気づきました。
まるで蝶のように。けれど、蝶にしては翅が細く、細長い体は美しい青をしています。
「あれはトンボですか? 翅が黒いですね」
「ハグロトンボやな。町なかとちゃうから、この辺は多いんかもしれへんな」
「ほかのトンボよりも、ゆったりとしていますね」
まるで島にながれる時間のように。
ぎこぎこと、車輪の軋む音が生垣の向こうから聞こえました。
それは郵便配達夫の自転車の音でした。
「奥さま、お手紙です」
おかっぱの女中さんが渡してくれた封筒の文字を見て、わたしは自然と顔がほころびました。
夜空の色のインクでしたためられた万年筆の端正な文字。
「蒼一郎さん。琥太郎さんからお手紙が届きましたよ」
「珍しいな」
答える声は鷹揚としているのに、息子からの便りに気が逸るのか、蒼一郎さんは手でびりりと封筒の端をちぎりました。
視線を上下に動かして、無言のままに読みながら、蒼一郎さんの目が大きく見開かれたのです。
「なにかよくない知らせですか?」
「その反対や」
「え?」
「琥太郎と欧之丞がここへ来るらしい。結婚を考えとうお嬢さんを、紹介したいんやて」
「まぁ」
自分でもびっくりするくらい、弾んだ声が出てしまいました。
「……けど、大丈夫か? あいつら、かなりクセあるで。『もう嫌、わたしは普通の殿方がええです』ってふられへんかな」
「どういう心配ですか。子どもたちを信用しなさすぎですよ」
「いや、でも」と不安がる蒼一郎さんとは反対に、わたしは胸の内がじわじわとあたたかさで満ちてゆくのを感じました。
世の中を醒めた目で見て、弟同然の欧之丞さんにしか心を開かなかった琥太郎さん。幼いころの虐待のせいで、生来の明るさをいっとき失っていた欧之丞さん。
彼らがそれぞれ大事したいと思える人と出逢えたのですね。
小さな息子たちと過ごした楽しかった日々は、すでに遠く。住んでいた街もいまでは対岸を望むだけですが。
けれど確かに日々は続いていますし。狭い海峡を船で越えさえすれば、いつでも会えるのですね。
「俺、お嬢さんらに怖いって思われへんかな」
「まだ気にしてらしたんですね」
「あいつらが結婚しても、これからも二人で一緒やで。絲さん」
「ええ。もちろんですよ」
大きく武骨な手が、わたしの手を包みました。夏でもすこしひんやりとした蒼一郎さんの手。
どこかのおうちの風鈴が、ちりりと澄んだ音で鳴るのが、夏の緑のにおいの風に運ばれてきました。
【了】
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