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ニューフェイスの標準化が発表されてから、日本での違法なキメラノイドの活躍が変わってきた。
関連性は分からないが、単にタイミングが重なったのかも知れない。
誘拐のみならず、武装したキメラノイドによる、学校や保育園などの襲撃と虐殺が始まったのだ。
通報を受けた警察が駆け付けたが、流石にニューフェイスの特殊部隊が到着する前に撤退してしまっている。
ニューフェイス部隊の活躍は、技術者などに付けた発信器により場所を特定し、ニューフェイス側のタイミングで出撃していた。
だが今回の虐殺は、発信器の有無に関係無く発生している為に、対応が後手々となるのだ。
他にも女子高を狙うなど、ターゲットがいくらか絞られている様だった。
『やぁ、はじめましてかな?日本人の皆さん。世間で騒がれている誘拐事件や子供の殺戮をやっている者です。まぁ、とりあえず【ネフィリム】とでも名のっておこうか!』
電波やネットをハッキングして現れたのは、山羊の顔をした怪物だった。
上半身は人間の様だが、体に幾つもの機械を取り付けて、先日来保育園などを襲ったキメラノイドとの近似性が見てとれた。
「動物と人間の合成、機械が組み込まれていて、犯罪の事を言っている。便乗や騙りにしては出来すぎている」
「それに脇に控えているキメラノイドは、報告にあった奇襲犯と外見が一致しています」
警察では、このハッキング映像をリアルタイムで分析していた。
『我々の目的は、君達日本人の殲滅と領土の占領だ。我々は日本の技術者や科学者を使い、戦闘用の兵士を作った。日本人は、日本の技術によって滅ぶのだ』
「ここにきて、やっと奴等の目的が明確になったわけか?だが、已然として首謀国の事は分からないままか!」
警察が入手できた情報は少ない。
『せいぜい頑張りたまえ日本人!それから日本のニューフェイス諸君。では、また・・・』
「逆探知は?」
「できませんでした。申し訳ありません。履歴も消されていきます」
日本の警察も、ただ傍観していた訳ではなかった様だ。
「相手はニューフェイス並みの技術者かも知れない。仕方がないさ。しかし、『ネフィリム』かぁ。確か旧約聖書にでてくる悪魔だったか?」
実は、この手の宣戦布告が世界中で行われたことにより、各国政府が隠蔽していた技術者や科学者の誘拐が、全世界の知ることとなるのである。
ここは、何処だか分からない施設の中。
山梨博士は仮眠室で寝泊まりさせられていた。
髪は乱れ、不精髭が伸びて、だらしない姿になっている。
隔離されている博士は、宣戦布告は勿論、自分が世界規模の誘拐事件の一部である事など、知るよしも無かった。
「ばとるびーすとノ製造ニハ、更ナル調整ガ必要ダガ、標準化にゅーふぇいすを産ミ出ノハ問題無サソウダ」
「【標準化】とか言う遺伝子パターンの変更は、大丈夫なのか?【バトルビースト】は私の技術で改良はしたが、急成長させた戦闘用実験体は寿命も短くなってしまうぞ」
「ソレハ、仕方ガ無イ。我々ニハ、即戦力ガ必要ナノダカラ」
「そもそもが、誰の技術なんだ?キメラに武装を埋め込むサイボーグなんて日本じゃ聞かないぞ」
「ソレヲ知ッテモ意味無イダロウ?」
話し方が流暢になってきた犬のキメラノイドと山梨博士が、テストも終わった人工子宮を眺めながら話し合っていた。
彼らの目の前にある人工子宮では、既に幾つもの新しい戦闘用キメラノイドが育っていた。
「サイボーグもだけど、人工子宮も幾つ作るつもりなんだ?」
「ココデノ製造経験ヲ元ニ、他デモ量産する予定ダ」
既に、山梨博士監修の元、十基以上の人工子宮が、何処かへと運び去られてる。
「では、そろそろ私もお払い箱か?」
「ソウダナ!ココデノ事ヲ、喋ルトハ思エナイガ、殺シテシマウノガ妥当ダロウ」
犬のキメラノイドが仲間に合図をしようとした瞬間、非常を告げるサイレンが鳴り響いた。
「何だ?何が起きた?」
「侵入者ノ様ダ。ドウヤッテココヲ嗅ギ付ケタノダ」
コンピュータとリンクしているキメラノイドには、直ぐに情報が伝わった様だ。
「今だ!」
「待テ、山梨博士」
リンクで動きが鈍ったキメラノイドの隙を狙って、山梨博士は廊下へと逃げた。
「やっと貴子達がきたか!」
警報が鳴り響く中で、山梨博士は食堂へと逃げ込んだ。
ここは時間外は無人な上に、雑多な匂いが入り交じっていて犬達には見付かりにくいと判断したのだ。
博士は机の下に身を隠して、じっと待っていたが、時間がやたらと長く感じた。
外での銃撃や爆発音が延々と聞こえている。
「見せてもらったノーカット版でも、こんなに時間はかかってなかったぞ。どうしたんだ?」
発信器が有るので助けに来るのは分かっていたが、それまでの期間も、救出作戦が始まってからの時間も、異様に長い様に感じた。
「パパ!居るの?」
「貴子っ!ココだ。助けてくれ」
ようやく、念願の娘の声が食堂に響いて、山梨博士は転がる様に飛び出してきた。
見えたのは緑色のコンバットスーツと灰色のコンバットスーツだった。
改良されたヘルメットのバイザー越しに、娘である貴子の顔が見える。
「良かった!無事よね?」
「だ、大丈夫だ。しかし、随分と遅かったじゃないか?」
安心と同時に、博士の口からは不満がこぼれ落ちた。
直前に、殺されそうになったので、ストレスが溜まってしまったのだ。
「だってパパが悪いのよ。勝手に動き回るから」
「そんな事を言ったってなぁ」
博士達に埋め込んである発信器の位置は、三点以上の観測点を用いた三角測量によって割り出している。
要救助者の位置を確認してから、電波妨害をかけるので、それ以後に要救助者が移動されると位置測定ができないのだ。
「結局はセキュリティルームを制圧して、監視カメラの履歴を遡ってパパの移動先を割り出したけど、変な所に入り込まれなくて良かったわ」
ダストシュートなどに逃げ込まれていたら、監視カメラも無いので、安全でも発見まで数日かかったかも知れない。
「ECM解除。グリーンより各員へ。要救助者の身柄確保。トリアージクリア。撤退路の確保を要請」
「レッドとブラック了解」
「イエロー&ブルー了解」
「待機車了解」
今回のECMは、娘の貴子が管理していたのだ。
食堂から出ると、まだ銃撃戦は続いている様だった。
「まだ倒せてないのか?」
「最近は、単体で知能の高いキメラノイドが増えてるのよ。だから以前より厄介で。パパもここに居るから分かるでしょう?」
「いや、私は犬のキメラとしか会ってないから知らないんだが?」
改良に関係している事は、娘にも知られてはマズイと博士は判断した。
「最初は、匂いで敵を識別していたみたいだけど、頭に機械を付けはじめてからは知能が有ったのよ。でも、無線アシストみたいで、ECM使ったらゾンビ状態で簡単になったの。それが最近は単体で人間に近い知能を持つ戦闘用が出てきて・・・・」
そんな事を話しているうちに、博士達は外に出た。
体調は問題ないが、拉致された者は病院で精密検査を受けるのが義務になっている。
「後で詳しく話を聞くけど、パパはココで何してたの?」
「私か?あれは、その、何だ。細胞の急速増殖をさせられていた」
それが全てではないが、嘘でもない。
山梨博士は、救急車で病院へと運ばれていった。
「パパも嘘が下手よね」
山梨 貴子の口元に笑みが浮かぶ。
「博士は送ったのか?」
「ええ。ソッチは?」
「逃げた奴も居るが、大半は処分終了だ。施設も破壊し終えた」
レッド達が状況の確認を終えて出てきた。
今は警察の鑑識課が施設に入り込んでいる。
「病院に付き添わなくて良いのか?」
「行かない方が良いでしょ。特に専門家に聞かれたくない事もあるでしょうから
」
まだ、グレースーツの警官が傍に居るので、彼女達は言葉を選んで話をしている。
「しかし、奴等も凄い技術を持っていたな」
「ええ。あれは人工子宮ね。国連でも禁止されているけど、たぶん大国の軍用よ」
「他の国でもネフィリムによって拉致された科学者が居るみたいだから、そっちからの技術なのかもな?」
警官が聞いているのを見越して、設備についての話題を始めた。
「初期には人工子宮なんて見掛けなかったから、頭の良い戦闘用が出たのも、あれに関係あるんだろうな」
「最初は、大型犬や牛にキメラノイドを産ませてたみたいだから、極端な遺伝子組み換えができなかったんじゃないのかしら?」
バイオテクノロジーの専門家でもある貴子が、グレースーツのカメラがREC状態なのを気付かないふりで分析を口にした。
これらの記録が影響して、ニューフェイス部隊の更なる武装強化が、認可される事になっていく。
関連性は分からないが、単にタイミングが重なったのかも知れない。
誘拐のみならず、武装したキメラノイドによる、学校や保育園などの襲撃と虐殺が始まったのだ。
通報を受けた警察が駆け付けたが、流石にニューフェイスの特殊部隊が到着する前に撤退してしまっている。
ニューフェイス部隊の活躍は、技術者などに付けた発信器により場所を特定し、ニューフェイス側のタイミングで出撃していた。
だが今回の虐殺は、発信器の有無に関係無く発生している為に、対応が後手々となるのだ。
他にも女子高を狙うなど、ターゲットがいくらか絞られている様だった。
『やぁ、はじめましてかな?日本人の皆さん。世間で騒がれている誘拐事件や子供の殺戮をやっている者です。まぁ、とりあえず【ネフィリム】とでも名のっておこうか!』
電波やネットをハッキングして現れたのは、山羊の顔をした怪物だった。
上半身は人間の様だが、体に幾つもの機械を取り付けて、先日来保育園などを襲ったキメラノイドとの近似性が見てとれた。
「動物と人間の合成、機械が組み込まれていて、犯罪の事を言っている。便乗や騙りにしては出来すぎている」
「それに脇に控えているキメラノイドは、報告にあった奇襲犯と外見が一致しています」
警察では、このハッキング映像をリアルタイムで分析していた。
『我々の目的は、君達日本人の殲滅と領土の占領だ。我々は日本の技術者や科学者を使い、戦闘用の兵士を作った。日本人は、日本の技術によって滅ぶのだ』
「ここにきて、やっと奴等の目的が明確になったわけか?だが、已然として首謀国の事は分からないままか!」
警察が入手できた情報は少ない。
『せいぜい頑張りたまえ日本人!それから日本のニューフェイス諸君。では、また・・・』
「逆探知は?」
「できませんでした。申し訳ありません。履歴も消されていきます」
日本の警察も、ただ傍観していた訳ではなかった様だ。
「相手はニューフェイス並みの技術者かも知れない。仕方がないさ。しかし、『ネフィリム』かぁ。確か旧約聖書にでてくる悪魔だったか?」
実は、この手の宣戦布告が世界中で行われたことにより、各国政府が隠蔽していた技術者や科学者の誘拐が、全世界の知ることとなるのである。
ここは、何処だか分からない施設の中。
山梨博士は仮眠室で寝泊まりさせられていた。
髪は乱れ、不精髭が伸びて、だらしない姿になっている。
隔離されている博士は、宣戦布告は勿論、自分が世界規模の誘拐事件の一部である事など、知るよしも無かった。
「ばとるびーすとノ製造ニハ、更ナル調整ガ必要ダガ、標準化にゅーふぇいすを産ミ出ノハ問題無サソウダ」
「【標準化】とか言う遺伝子パターンの変更は、大丈夫なのか?【バトルビースト】は私の技術で改良はしたが、急成長させた戦闘用実験体は寿命も短くなってしまうぞ」
「ソレハ、仕方ガ無イ。我々ニハ、即戦力ガ必要ナノダカラ」
「そもそもが、誰の技術なんだ?キメラに武装を埋め込むサイボーグなんて日本じゃ聞かないぞ」
「ソレヲ知ッテモ意味無イダロウ?」
話し方が流暢になってきた犬のキメラノイドと山梨博士が、テストも終わった人工子宮を眺めながら話し合っていた。
彼らの目の前にある人工子宮では、既に幾つもの新しい戦闘用キメラノイドが育っていた。
「サイボーグもだけど、人工子宮も幾つ作るつもりなんだ?」
「ココデノ製造経験ヲ元ニ、他デモ量産する予定ダ」
既に、山梨博士監修の元、十基以上の人工子宮が、何処かへと運び去られてる。
「では、そろそろ私もお払い箱か?」
「ソウダナ!ココデノ事ヲ、喋ルトハ思エナイガ、殺シテシマウノガ妥当ダロウ」
犬のキメラノイドが仲間に合図をしようとした瞬間、非常を告げるサイレンが鳴り響いた。
「何だ?何が起きた?」
「侵入者ノ様ダ。ドウヤッテココヲ嗅ギ付ケタノダ」
コンピュータとリンクしているキメラノイドには、直ぐに情報が伝わった様だ。
「今だ!」
「待テ、山梨博士」
リンクで動きが鈍ったキメラノイドの隙を狙って、山梨博士は廊下へと逃げた。
「やっと貴子達がきたか!」
警報が鳴り響く中で、山梨博士は食堂へと逃げ込んだ。
ここは時間外は無人な上に、雑多な匂いが入り交じっていて犬達には見付かりにくいと判断したのだ。
博士は机の下に身を隠して、じっと待っていたが、時間がやたらと長く感じた。
外での銃撃や爆発音が延々と聞こえている。
「見せてもらったノーカット版でも、こんなに時間はかかってなかったぞ。どうしたんだ?」
発信器が有るので助けに来るのは分かっていたが、それまでの期間も、救出作戦が始まってからの時間も、異様に長い様に感じた。
「パパ!居るの?」
「貴子っ!ココだ。助けてくれ」
ようやく、念願の娘の声が食堂に響いて、山梨博士は転がる様に飛び出してきた。
見えたのは緑色のコンバットスーツと灰色のコンバットスーツだった。
改良されたヘルメットのバイザー越しに、娘である貴子の顔が見える。
「良かった!無事よね?」
「だ、大丈夫だ。しかし、随分と遅かったじゃないか?」
安心と同時に、博士の口からは不満がこぼれ落ちた。
直前に、殺されそうになったので、ストレスが溜まってしまったのだ。
「だってパパが悪いのよ。勝手に動き回るから」
「そんな事を言ったってなぁ」
博士達に埋め込んである発信器の位置は、三点以上の観測点を用いた三角測量によって割り出している。
要救助者の位置を確認してから、電波妨害をかけるので、それ以後に要救助者が移動されると位置測定ができないのだ。
「結局はセキュリティルームを制圧して、監視カメラの履歴を遡ってパパの移動先を割り出したけど、変な所に入り込まれなくて良かったわ」
ダストシュートなどに逃げ込まれていたら、監視カメラも無いので、安全でも発見まで数日かかったかも知れない。
「ECM解除。グリーンより各員へ。要救助者の身柄確保。トリアージクリア。撤退路の確保を要請」
「レッドとブラック了解」
「イエロー&ブルー了解」
「待機車了解」
今回のECMは、娘の貴子が管理していたのだ。
食堂から出ると、まだ銃撃戦は続いている様だった。
「まだ倒せてないのか?」
「最近は、単体で知能の高いキメラノイドが増えてるのよ。だから以前より厄介で。パパもここに居るから分かるでしょう?」
「いや、私は犬のキメラとしか会ってないから知らないんだが?」
改良に関係している事は、娘にも知られてはマズイと博士は判断した。
「最初は、匂いで敵を識別していたみたいだけど、頭に機械を付けはじめてからは知能が有ったのよ。でも、無線アシストみたいで、ECM使ったらゾンビ状態で簡単になったの。それが最近は単体で人間に近い知能を持つ戦闘用が出てきて・・・・」
そんな事を話しているうちに、博士達は外に出た。
体調は問題ないが、拉致された者は病院で精密検査を受けるのが義務になっている。
「後で詳しく話を聞くけど、パパはココで何してたの?」
「私か?あれは、その、何だ。細胞の急速増殖をさせられていた」
それが全てではないが、嘘でもない。
山梨博士は、救急車で病院へと運ばれていった。
「パパも嘘が下手よね」
山梨 貴子の口元に笑みが浮かぶ。
「博士は送ったのか?」
「ええ。ソッチは?」
「逃げた奴も居るが、大半は処分終了だ。施設も破壊し終えた」
レッド達が状況の確認を終えて出てきた。
今は警察の鑑識課が施設に入り込んでいる。
「病院に付き添わなくて良いのか?」
「行かない方が良いでしょ。特に専門家に聞かれたくない事もあるでしょうから
」
まだ、グレースーツの警官が傍に居るので、彼女達は言葉を選んで話をしている。
「しかし、奴等も凄い技術を持っていたな」
「ええ。あれは人工子宮ね。国連でも禁止されているけど、たぶん大国の軍用よ」
「他の国でもネフィリムによって拉致された科学者が居るみたいだから、そっちからの技術なのかもな?」
警官が聞いているのを見越して、設備についての話題を始めた。
「初期には人工子宮なんて見掛けなかったから、頭の良い戦闘用が出たのも、あれに関係あるんだろうな」
「最初は、大型犬や牛にキメラノイドを産ませてたみたいだから、極端な遺伝子組み換えができなかったんじゃないのかしら?」
バイオテクノロジーの専門家でもある貴子が、グレースーツのカメラがREC状態なのを気付かないふりで分析を口にした。
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