2 / 2
2.神社と彼女
しおりを挟む
キーンコーンカーンコーン
授業が終わり上村奈美にこの水女村(ミズメムラ)を案内することになった。
この村の人口はここ最近減少している。案内するほどの建物がないが、改札には人のいないレトロな感じの駅、学校から数キロ先にあるおばあちゃんが経営しているコンビニ、広くも狭くもない一階建ての図書館。そして最後はこの村に一つしか存在しない神社、水門かむやしろ(水門神社)を案内した。
「村の名前とこの神社のどっちにも"水''ってついてるけど昔水害とかにあったの?」
「いや、その逆なんだ。遥か昔、この街は川もなく雨も少なく、生活するには難しい土地だった。
そんな時1人の美人な女の人が現れて、四年に一度生贄を捧げることで雨を降らせ川を作ると言ったらしい。
初めて村人は困ったそうだがその時の状況を考えれば受け入れざるを得なかった。
それ以降この村は水関係で困らなくなったんだ。あくまで言い伝えだけどね」
「じゃあ、ここにその女の人がまつられてるの?」
「そういうこと」
彼女は女の人が神社の本堂の中にいるんじゃないかと、鳥居をぬけ神社の本堂の扉を覗き込んだ。
ガタンッ
その時の急に扉が外れ、本堂の中が丸見えになった。
「ばか、何してんだよ。」
「どうしよう、呪われたりする?」
「それはないと思うけどとりあえず扉を付け直して帰るぞ」
僕たちは扉を直し急いで帰った。
授業が終わり上村奈美にこの水女村(ミズメムラ)を案内することになった。
この村の人口はここ最近減少している。案内するほどの建物がないが、改札には人のいないレトロな感じの駅、学校から数キロ先にあるおばあちゃんが経営しているコンビニ、広くも狭くもない一階建ての図書館。そして最後はこの村に一つしか存在しない神社、水門かむやしろ(水門神社)を案内した。
「村の名前とこの神社のどっちにも"水''ってついてるけど昔水害とかにあったの?」
「いや、その逆なんだ。遥か昔、この街は川もなく雨も少なく、生活するには難しい土地だった。
そんな時1人の美人な女の人が現れて、四年に一度生贄を捧げることで雨を降らせ川を作ると言ったらしい。
初めて村人は困ったそうだがその時の状況を考えれば受け入れざるを得なかった。
それ以降この村は水関係で困らなくなったんだ。あくまで言い伝えだけどね」
「じゃあ、ここにその女の人がまつられてるの?」
「そういうこと」
彼女は女の人が神社の本堂の中にいるんじゃないかと、鳥居をぬけ神社の本堂の扉を覗き込んだ。
ガタンッ
その時の急に扉が外れ、本堂の中が丸見えになった。
「ばか、何してんだよ。」
「どうしよう、呪われたりする?」
「それはないと思うけどとりあえず扉を付け直して帰るぞ」
僕たちは扉を直し急いで帰った。
0
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしてもモテない俺に天使が降りてきた件について
塀流 通留
青春
ラブコメな青春に憧れる高校生――茂手太陽(もて たいよう)。
好きな女の子と過ごす楽しい青春を送るため、彼はひたすら努力を繰り返したのだが――モテなかった。
それはもうモテなかった。
何をどうやってもモテなかった。
呪われてるんじゃないかというくらいモテなかった。
そんな青春負け組説濃厚な彼の元に、ボクッ娘美少女天使が現れて――
モテない高校生とボクッ娘天使が送る青春ラブコメ……に見せかけた何か!?
最後の最後のどんでん返しであなたは知るだろう。
これはラブコメじゃない!――と
<追記>
本作品は私がデビュー前に書いた新人賞投稿策を改訂したものです。
痔END
もじゃもじゅ
青春
とある少年が痔になった。帰宅途中、信号待ちをしている少年に少女が話しかけてきた。
「あなた痔ですか?」
突然の質問に固まる少年。男子校に通う少年は久しぶりの異性に困惑してしまう。痔が原因で、謎の少女と接点を持つ、とある少年の物語。
現役男子校の男子高生が描く、全く新しい世界観をお届けします。
「南風の頃に」~ノダケンとその仲間達~
kitamitio
青春
合格するはずのなかった札幌の超難関高に入学してしまった野球少年の野田賢治は、野球部員たちの執拗な勧誘を逃れ陸上部に入部する。北海道の海沿いの田舎町で育った彼は仲間たちの優秀さに引け目を感じる生活を送っていたが、長年続けて来た野球との違いに戸惑いながらも陸上競技にのめりこんでいく。「自主自律」を校訓とする私服の学校に敢えて詰襟の学生服を着ていくことで自分自身の存在を主張しようとしていた野田賢治。それでも新しい仲間が広がっていく中で少しずつ変わっていくものがあった。そして、隠していた野田賢治自身の過去について少しずつ知らされていく……。

怪我でサッカーを辞めた天才は、高校で熱狂的なファンから勧誘責めに遭う
もぐのすけ
青春
神童と言われた天才サッカー少年は中学時代、日本クラブユースサッカー選手権、高円宮杯においてクラブを二連覇させる大活躍を見せた。
将来はプロ確実と言われていた彼だったが中学3年のクラブユース選手権の予選において、選手生命が絶たれる程の大怪我を負ってしまう。
サッカーが出来なくなることで激しく落ち込む彼だったが、幼馴染の手助けを得て立ち上がり、高校生活という新しい未来に向かって歩き出す。
そんな中、高校で中学時代の高坂修斗を知る人達がここぞとばかりに部活や生徒会へ勧誘し始める。
サッカーを辞めても一部の人からは依然として評価の高い彼と、人気な彼の姿にヤキモキする幼馴染、それを取り巻く友人達との刺激的な高校生活が始まる。

足枷《あしかせ》無しでも、Stay with me
ゆりえる
青春
あの時、寝坊しなければ、急いで、通学路ではなく近道の野原を通らなければ、今まで通りの学生生活が続いていたはずだった......
と後悔せずにいられない牧田 詩奈。
思いがけずに見舞われた大きな怪我によって、見せかけだけの友情やイジメなどの困難の時期を経て、真の友情や失いたくないものや将来の夢などに気付き、それらを通して強く成長し、大切だから、失いたくないからこそ、辛くても正しい選択をしなくてはならなかった。
冬の水葬
束原ミヤコ
青春
夕霧七瀬(ユウギリナナセ)は、一つ年上の幼なじみ、凪蓮水(ナギハスミ)が好き。
凪が高校生になってから疎遠になってしまっていたけれど、ずっと好きだった。
高校一年生になった夕霧は、凪と同じ高校に通えることを楽しみにしていた。
美術部の凪を追いかけて美術部に入り、気安い幼なじみの間柄に戻ることができたと思っていた――
けれど、そのときにはすでに、凪の心には消えない傷ができてしまっていた。
ある女性に捕らわれた凪と、それを追いかける夕霧の、繰り返す冬の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる