たっくんとゆうちゃん

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第二章

三人目の仲間

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毎日楽しくお仕事していたある日の事。

「あのね。最近更に忙しくなって来たから、また新しい子入れる事にしたの。もう病院から連れてきて寝て貰ってる」

「んー、何されちゃってたんです?」

「まあ捕まったりとかはしてないんだけどね。大火事に巻き込まれちゃって、全身大火傷しちゃって特に喉焼かれちゃって喋れないの」

「あー、可哀想に」

「そんな訳で火傷は完璧に治るし、声帯もすぐ付くしまたお医者さん来てもらってるから速攻手術するからね」

そんな訳で全身包帯巻きの彼はストレッチャーで運ばれていった。


「ほい、もう完璧。治って良かったね」

「はい、本当ありがとうございます!」

少し跳ねた黒髪ショートの元気な男の子だった。たぶんかぐやと同じくらい。

「火傷消えて良かったね」
「…アカネ、久しぶり」
「あーかぐや超久しぶり」
「ん、知り合いなの?」

「あー遠縁の親戚なんです。遠縁だしそんなに交流無いんで滅多に会いませんでしたけど」
「隣の県には住んでいるがな」
「へーそうなんだ」
「よろしくね、アカネ」


もう超元気だしその日さっそく仕事に行く事にした。


「アカネは何使うの?」
「あー俺、飛び道具好きなんで。貰った拳銃やボウガン使います」
「おー、良いね」
「あとなんか火事に遭った影響なのか、武器に炎属性追加できるみたいです」
「へー、かっこいいね」
「…行こう」


「今度はまた病院かー。別に変な医者とかが居たわけじゃ無いみたいだけど」
「助からなかった人たちの霊が出ちゃうみたいだね」
「数は多いが難易度はさほどではないだろう」
「初仕事頑張ります!」

俺達は大量の患者の霊たちを丁重に鎮めて行った。
アカネの射撃の腕も正確無比だった。


「お疲れ様でしたー」
「ほぼ全員無傷で良かったね」
「アカネ、お疲れ」
「うん、すごく楽しかった!」

「なんかすっかり仲間増えて楽しいねー」
「うん、僕も最初御堂さんと、あとたまーに来る事務の人だけだったんで嬉しい!」
「楽しいな」
「賑やかなの良いですよね!」
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