創作飼育されてる四肢欠損っ子たちのほのぼのBL

スポットでレンタルするわんわんお

「んー飼い主、もっと別の子入れたいけど流石にこれ以上増やすと管理が大変？」
「うんまあそうだよね。じゃあ単発でレンタルとかすれば？」


そんな訳で後日。

「こんにちは、レンタルで来ましたー」
「わー男の娘だ。かわいいね」
「うん、飼い主さん変態だけどすごく優しいし大体いつもお洋服着せてもらえるし」

「こ、こんにちは」
「あーそんなにびくびくしなくて大丈夫だよ。うちの飼い主変態だけど良い人だし」
「そ、そうですか良かった。うちの飼い主さまも変態ですがとても優しい人ですので」

「まあ飼い主たちごくたまにアレなのも居るけど大体優しいしね。みんな変態だけど」
「うんまあそういう世界だし」
「そ、そういう世界って何ですか」

「君はもふもふなの着せてもらってるんだね」
「はい、飼い主さまそういうの大好きなので。大体いつも猫ちゃんやうさぎさんと寝てますし」
「へーいいね。俺も飼い主にペットおねだりしてみようかな」

「ほらじゃ、ご飯食べてみんなで遊ぼ」
「はーい！」
「はい、ご飯美味しいです！」


「単発だからすぐ帰っちゃったけど、別の子達と話すの楽しいね」
「ねー、楽しいですよね！」
「…楽しいな」


また別の日。

「…こんにちは」
「こんにちは、レンタルで参りました」

「そっちの子、ちょっと暗くて少しだけ傷あるけど可愛いね」
「うん、今の飼い主すごく良い人だから。変態だけど」
「良かったね。でも何か暗そうだけど昔何かあったの？」
「…うん、昔僕をこうした飼い主が酷い人で、殺されかけたの。首筋に噛みついて殺してやったけど」
「おー、やるじゃん。今は変態だけど優しい人に当たって良かったね」
「うん、今すごく楽しい。飼い主のお兄さんもすごく優しくしてくれるし。変態だけど」

「良かったね。そっちの君も少ししんどそうだけど楽しそうだね」
「はい、今の飼い主様は変態ですがとても良い方ですので。　…ただ、昔の飼い主様は冷酷な方で、ずっと狭くて暗い所に閉じ込めてひどい事をたくさんされました」
「そっか、大変だったね。でもその糞飼い主捕まったんでしょ？」
「はい、規約違反が発覚し、捕まり資格剥奪されました」
「うん、裏ペット協会にも変態的だけど厳しい規約があるもんね。見つかって良かったね」
「はい、僕今とても幸せです！いつも綺麗な浴衣着せて頂けますし」


「やー、色んな子達と話すの楽しいよね」
「うん、皆色んな人生送ってて楽しいよね」
「まあしんどい事もあったけど、皆幸せそうで良かったよね」
「だよね、変態だけどそういう世界で良かったよね！」