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後日談 アレな大団円
許されたあとの学園でのシロ
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「ああいらっしゃい、クロくん。今日も好物のカレーにしていくかい?今日はビーフカレーだよ」
「…はい、それでお願いします。ご飯、そこまで大盛りでなくていいので。…あと、ミニサラダとデザートのゼリーもお願いします」
「はいはい了解だよ、さあどうぞ。全部で750円ね」
「はい、じゃあ電子マネーで。…ありがとうございました」
「またいつでも来てね。…ああ、シロ君も来たんだね。君はお察しだけど罰により強制でスターゲイジーパイかウーパールーパー丼の二択だよ。さあどっちにするかい?」
「…マジでしょうがないけど罰クソ過ぎだろ。アレ味のカレーとカレー味のアレ並みに究極の選択じゃねえか。…じゃあまあ、魚だしまだマシなスターゲイジーパイで」
「はい、じゃあこれ丸ごとどうぞ。中にデスソースとか変な物は仕込んでないから安心するといいよ」
「へいへい、どーも。いやクソ学園長これはクソ処遇過ぎだろ。購買行っても同じように罰でパンの耳とかしか売ってくれねえし。僕封印されて祟り神とはいえ英雄の神だっつうの、学校で飼ってる鳥とかじゃねえんだぞ」
「…シロ。僕のカレーとサラダ少し分けてあげるから、あんまり汚い事言っちゃ駄目だよ。デザートのゼリーもあげるから」
「はーい、ありがとねクロ。まあスターゲイジーパイ、見た目は終わってるけど味は意外と良かったけどさあ」
「あー、強制アレのシロだ」
「クロ君、あれだけアレな事されてしかも隠蔽されてたのに全部許してあげるとか本当優しいよね~」
「おいガチクズシロ、マジでクロ君に一生感謝しろよな~」
「…うっせえぞお前ら、ランキングにも入らない程度のクソ一般生徒のくせに。あーもう封印されて無かったらてめえら全員ぶっ狂わせてやるのに」
「シロ、そういう事言ったらまたあの神社入れられちゃうよ」
「う”…それはマジでクソ嫌過ぎるからクソ不本意だけど自重するかあ」
「あ、シロ君とクロ君だ。ご飯一緒に食べない?シロ君、一般生徒にも罰で全部やった事開示されちゃったから居心地悪いでしょ」
「まああれだけ最低な事やらかしたから、そのくらいは当然の処遇だろうけどね~」
「まあ、完全な自業自得という奴だな」
「二人とも、僕達ならとっくに全部知ってるし一緒に食べようよ」
「うん、一緒に食べたい。ほら、シロも」
「…うー。まあ、クソムカつくけど一般生徒にDisられるよりかはマシか」
「いやー、シロ君が学園に戻って来てもう半月ぐらい経ったけど、やっぱりどうにか許されたとはいえ全校生徒から相当白い目で見られちゃって大変だね。まあそれだけの事やっちゃったから仕方ないけどね」
「…そうだね。裏政府に頑張ってお願いしたけど、シロのやった事学園内の全生徒に知らせて、外に出る時も事件の事知ってる誰かと一緒か、監視の人が一緒じゃないと当分行動できないようになっちゃったから」
「…一人でカフェとか行けないのマジでクソウザすぎー。クソ黒服と外出とか嫌すぎだし、大概クロと一緒に出るけどさ」
「クロ君、許してあげたとはいえシロ君に付きっ切りじゃしんどくない?たまには私達に付き添い任せてのんびりしてもいいんだよ?」
「…うん、ありがとう。今はシロと一緒にいるの嬉しいし、平気。もし一人になりたくなったら、その時は頼むね」
「そっか、その時はいつでも言ってね」
そうして皆で各々のご飯を食べ、少し後。
「あークソゲイジーパイごちそう様でしたっと。味は普通に良いのが腹立つんだよなこれ」
「うん、調理師のおばさんネタメニューでも手は抜かないからね」
「おばさん、さすがプロ意識すごいよね」
「…じゃあ、そろそろ休み時間終わるし教室行こうか、シロ」
「うん、そうだねー。じゃあなクソ新鋭どもー」
「もー、どこまで行っても生意気だなあいつ。俺達もう数か月で二年だからもうそんなに新鋭でも無いし、ランクやり直しのあいつらよりだいぶ上だし」
「まあ、そう簡単に腐った性根は直らんだろうな」
「まあでも、僕達と一緒にご飯食べるようになっただけでも相当大きな進歩じゃない」
「あはは、そうだね」
「あーもう本当あのクソ平民ども、僕がアレ事件起こしたからって容赦ねえんだからー」
「シロ、そういう事言っちゃ駄目だってもう何度も言ったよね?…それ以上言ったら、僕またシロの事嫌いになっちゃうかも」
「え、えええやめてそれはやめて、ごめんもうちょっとだけ発言に気を付ける。だから嫌いにならないで」
「…ふふ、いいよ」
「あー良かった。クロ、まあ分かるけど姿変わってからなんか僕にもかなり言うようになったよね。…まあそういうクロも小悪魔っぽくて可愛くて良いけどさ。…あとさ、クロ」
「うん、なに?」
「…ん、さっきさ。僕と一緒にいて嬉しいって言ってくれて、ありがとね」
「…うん。どういたしまして」
「…はい、それでお願いします。ご飯、そこまで大盛りでなくていいので。…あと、ミニサラダとデザートのゼリーもお願いします」
「はいはい了解だよ、さあどうぞ。全部で750円ね」
「はい、じゃあ電子マネーで。…ありがとうございました」
「またいつでも来てね。…ああ、シロ君も来たんだね。君はお察しだけど罰により強制でスターゲイジーパイかウーパールーパー丼の二択だよ。さあどっちにするかい?」
「…マジでしょうがないけど罰クソ過ぎだろ。アレ味のカレーとカレー味のアレ並みに究極の選択じゃねえか。…じゃあまあ、魚だしまだマシなスターゲイジーパイで」
「はい、じゃあこれ丸ごとどうぞ。中にデスソースとか変な物は仕込んでないから安心するといいよ」
「へいへい、どーも。いやクソ学園長これはクソ処遇過ぎだろ。購買行っても同じように罰でパンの耳とかしか売ってくれねえし。僕封印されて祟り神とはいえ英雄の神だっつうの、学校で飼ってる鳥とかじゃねえんだぞ」
「…シロ。僕のカレーとサラダ少し分けてあげるから、あんまり汚い事言っちゃ駄目だよ。デザートのゼリーもあげるから」
「はーい、ありがとねクロ。まあスターゲイジーパイ、見た目は終わってるけど味は意外と良かったけどさあ」
「あー、強制アレのシロだ」
「クロ君、あれだけアレな事されてしかも隠蔽されてたのに全部許してあげるとか本当優しいよね~」
「おいガチクズシロ、マジでクロ君に一生感謝しろよな~」
「…うっせえぞお前ら、ランキングにも入らない程度のクソ一般生徒のくせに。あーもう封印されて無かったらてめえら全員ぶっ狂わせてやるのに」
「シロ、そういう事言ったらまたあの神社入れられちゃうよ」
「う”…それはマジでクソ嫌過ぎるからクソ不本意だけど自重するかあ」
「あ、シロ君とクロ君だ。ご飯一緒に食べない?シロ君、一般生徒にも罰で全部やった事開示されちゃったから居心地悪いでしょ」
「まああれだけ最低な事やらかしたから、そのくらいは当然の処遇だろうけどね~」
「まあ、完全な自業自得という奴だな」
「二人とも、僕達ならとっくに全部知ってるし一緒に食べようよ」
「うん、一緒に食べたい。ほら、シロも」
「…うー。まあ、クソムカつくけど一般生徒にDisられるよりかはマシか」
「いやー、シロ君が学園に戻って来てもう半月ぐらい経ったけど、やっぱりどうにか許されたとはいえ全校生徒から相当白い目で見られちゃって大変だね。まあそれだけの事やっちゃったから仕方ないけどね」
「…そうだね。裏政府に頑張ってお願いしたけど、シロのやった事学園内の全生徒に知らせて、外に出る時も事件の事知ってる誰かと一緒か、監視の人が一緒じゃないと当分行動できないようになっちゃったから」
「…一人でカフェとか行けないのマジでクソウザすぎー。クソ黒服と外出とか嫌すぎだし、大概クロと一緒に出るけどさ」
「クロ君、許してあげたとはいえシロ君に付きっ切りじゃしんどくない?たまには私達に付き添い任せてのんびりしてもいいんだよ?」
「…うん、ありがとう。今はシロと一緒にいるの嬉しいし、平気。もし一人になりたくなったら、その時は頼むね」
「そっか、その時はいつでも言ってね」
そうして皆で各々のご飯を食べ、少し後。
「あークソゲイジーパイごちそう様でしたっと。味は普通に良いのが腹立つんだよなこれ」
「うん、調理師のおばさんネタメニューでも手は抜かないからね」
「おばさん、さすがプロ意識すごいよね」
「…じゃあ、そろそろ休み時間終わるし教室行こうか、シロ」
「うん、そうだねー。じゃあなクソ新鋭どもー」
「もー、どこまで行っても生意気だなあいつ。俺達もう数か月で二年だからもうそんなに新鋭でも無いし、ランクやり直しのあいつらよりだいぶ上だし」
「まあ、そう簡単に腐った性根は直らんだろうな」
「まあでも、僕達と一緒にご飯食べるようになっただけでも相当大きな進歩じゃない」
「あはは、そうだね」
「あーもう本当あのクソ平民ども、僕がアレ事件起こしたからって容赦ねえんだからー」
「シロ、そういう事言っちゃ駄目だってもう何度も言ったよね?…それ以上言ったら、僕またシロの事嫌いになっちゃうかも」
「え、えええやめてそれはやめて、ごめんもうちょっとだけ発言に気を付ける。だから嫌いにならないで」
「…ふふ、いいよ」
「あー良かった。クロ、まあ分かるけど姿変わってからなんか僕にもかなり言うようになったよね。…まあそういうクロも小悪魔っぽくて可愛くて良いけどさ。…あとさ、クロ」
「うん、なに?」
「…ん、さっきさ。僕と一緒にいて嬉しいって言ってくれて、ありがとね」
「…うん。どういたしまして」
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