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後日談 アレな大団円
サクリファイスの後日談
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「…よし。うん、今日のレッスンも良い感じでしたね」
「ええ、最近少しずつだけれど固定ファンも付いて、前よりランキングも上がって来ていますしね」
「ええ。あまりこういう事は言いたくはありませんが人気ユニットだったシロクロが一度完全に解散してランキング圏外からの再出発になったのでその影響も若干ありますね」
「そうですね。ですが彼等もシロ君は若干アレながらも納得していますし、前よりも二人の雰囲気が良くなってパフォーマンスのクオリティが上がったと評判も上々ですし、油断はできませんね」
「ふふ、そうですね。これからも頑張りましょう。…ああ、そうそう」
「はこべ君、どうしました?」
「ええ、以前捧くんにはお話しましたが。僕の敬愛するお師匠様が、ここ十数年くらい前から夢枕で逢えなくなったと話したでしょう」
「ああ、そう言っていましたね。お気の毒に」
「実はそのお師匠様ですが、ちょうど十数年ほど前にこの世に再び転生していたそうなのです。最近までその事を本人も忘れていたので、連絡が付かなかったとの事でした」
「へえ、そうだったのですか、それは良かった」
「それで、今ちょうど15歳で高校受験をしているくらいの年齢なので、面白そうだし折角だからお師匠様もこの流れ星学園に入学しようかとお話されていました。もしよかったらお師匠様、僕達とユニットを組みたいと仰られているのですが、捧君はいかがでしょうか」
「ああ、それは良い考えだと思いますよ。素敵ですね」
「ありがとうございます。転生しても聡明な方ですのできっと受かるでしょうし、お師匠様と再会して共にユニットを組むのが楽しみです」
「ええ、僕も早くお会いしてみたいです」
「ええ、最近少しずつだけれど固定ファンも付いて、前よりランキングも上がって来ていますしね」
「ええ。あまりこういう事は言いたくはありませんが人気ユニットだったシロクロが一度完全に解散してランキング圏外からの再出発になったのでその影響も若干ありますね」
「そうですね。ですが彼等もシロ君は若干アレながらも納得していますし、前よりも二人の雰囲気が良くなってパフォーマンスのクオリティが上がったと評判も上々ですし、油断はできませんね」
「ふふ、そうですね。これからも頑張りましょう。…ああ、そうそう」
「はこべ君、どうしました?」
「ええ、以前捧くんにはお話しましたが。僕の敬愛するお師匠様が、ここ十数年くらい前から夢枕で逢えなくなったと話したでしょう」
「ああ、そう言っていましたね。お気の毒に」
「実はそのお師匠様ですが、ちょうど十数年ほど前にこの世に再び転生していたそうなのです。最近までその事を本人も忘れていたので、連絡が付かなかったとの事でした」
「へえ、そうだったのですか、それは良かった」
「それで、今ちょうど15歳で高校受験をしているくらいの年齢なので、面白そうだし折角だからお師匠様もこの流れ星学園に入学しようかとお話されていました。もしよかったらお師匠様、僕達とユニットを組みたいと仰られているのですが、捧君はいかがでしょうか」
「ああ、それは良い考えだと思いますよ。素敵ですね」
「ありがとうございます。転生しても聡明な方ですのできっと受かるでしょうし、お師匠様と再会して共にユニットを組むのが楽しみです」
「ええ、僕も早くお会いしてみたいです」
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