はーとふるクインテット

第三章 アレな波乱の幕開け

番外編 アレな学園関係者の日常

「さあて、今日も仕込み頑張ろうかね。アレなお肉とは別仕立てだから大変だけど、趣味だし仕方ないね」


「よし、美味しい豚角煮仕込み終わった。まあお昼時にはしっかり味染みるでしょ。美味しい豚角煮丼に温泉玉子乗せて出してあげようね」

「あとはこれは毎日帰りに仕込んであるから大丈夫だけど、定番カレーね。ああ、アレ気味なパートさん達。サバ味噌煮仕込んでおいて。八尾君とかお魚好きな子も結構いるからね」

「はーい、お任せください。他サイドメニューも作っときますね」

「まなと君も、過去を思い出して若干しんどいけど基本お魚好きだし。ああ、例の地域で最近今時アレな水銀食べて健康被害起きた養殖サバいるから気を付けてね。まあその地域からは入荷して無いし平気だと思うけど」


「おう調理師のおばちゃん。今日も美味そうな匂いだな」
「ああ、CV大塚〇夫っぽい元超強い軍人の清掃員さんお疲れ様。今日も自信作だから食べて行ってね」
「ああ、楽しみにしてるよ。まあ神の食べ物のカ〇リーメイトには敵わねえが」

「ええ、カ〇リーメイトは世界中が認める神の食べ物だし仕方ないわよね。実際神様の捧げ物でもトップクラスに人気があるし」
「おう、例の最高神様も大好物だしな。カ〇リーメイトフルーツ味は全てを救うな」
「そうね。開発した人にはアレノーベル賞をあげたいくらいよね」

「じゃあ、俺は清掃とアレな奴が侵入していないか見回りがあるのでこれで。昼食楽しみにしてるよ」
「ふふ、大盛りで用意しておくからいつでも来てね。ああ、好物の蛇のから揚げも作っておくから」

そう嬉しそうに伝説の傭兵っぽい清掃員さんは去って行った。

「さて、今日も昼時が楽しみだねえ。…あの子が来たら今度は蓋が運悪く外れた事にして唐辛子一瓶ぶっかけてやろうね」
「ええ、そうですね。サバ味噌煮頼んだら小骨大量に仕込んでおきます」


同じ頃、縫製室にて。

「ああ、こいつこの前お夏君達が倒した皮剥ぎマニアの腐れ外道の親戚か。やっぱり類は友を呼ぶね。まあ私もそうだけど、一応良識はあるし」

「ひ、ひいいいい。お助けえええ」

「助けるわけ無いだろう。お前もあいつ程では無いにせよ相当やらかしてるし、きっちり殺人許可は貰ってるよ。で、全身拘束してるし早速これから宙吊りにしてお前達と同じ事するから。痛み止めはしないけどなるべく長時間苦しむようにアレな延命剤は与えてあげよう」

「う、うわあああああ」


「ああ、良い悲鳴ですね。僕もしばらく聞かせてもらって良いですか」
「おや、これはアレな作曲家さん。ええ、勿論良いですよ。どうぞごゆっくり」
「ええ、アレな屑の悲鳴は最高の創作の糧ですから」

「では大したもてなしも出来ず済みませんが、美味しい紅茶でも入れましょう。美味しいドライフルーツもありますよ」
「ああ、これは嬉しいですね。僕も紅茶やコーヒーは大好きですので。一時期飲み過ぎてカフェイン中毒になって懲りましたが。まあこういうアレな国ですし速攻で治りましたがね」
「ははは。まあ私も過去アレな創作に熱中しすぎて五徹してぶっ倒れて死にかけましたから、人の事は言えませんね」

「あはは。まあこの学園の一同大概アレですし仕方ないですね」
「ええ、こういう国のこういう学園ですからね」


「お、お前ら皆狂ってるううううう」

「だからお前に言われたくは無いね。よし、やかましいし紅茶を入れる前に少しだけ剥いでおこうか」

「ぎ、ぎゃああああああ」

「ああ、良いですねえ。最高にそそります♪」

「ふふ、作曲家さんアレがだいぶズギュウウウウンしてますね。まあ私もですが」


「こ、この変態野郎共おおおおおお」

「だからお前にそれを言う資格は無いだろう。私達もそうだがきちんと節度はあるからね」

「ええ、僕達アレで変態ですが良識はあるし法は守りますからね」

「や、やめてくれええええええ」


少し後、アレな工事会社にて。

「おや、学園長代行から依頼だ。ふむふむ。…へえ、そういう細工をしたいのかい。良く許可が出たね」

「…まあ、彼は相当許せない事をしてるからね。裏の政府関係者一同本気で殺意を抱いているし、たぶん神様方もそうだろうしこの程度許されるだろうね」


「じゃあまあ、うちも全力で裏工作させてもらおうね。シャレで済む程度にちょっと過剰にやっておこうかな」