はーとふるクインテット

kromin

文字の大きさ
上 下
29 / 128
第二章 みんなとのアレな日々

番外編 強制アレ事件発覚直後の事

しおりを挟む
「…シロ。お前元々相当クソだったけど、ここまで救いようの無いクソだとは思わなかったわ」

「…分かってるとは思うけど、お役目が無かったらお前の事今すぐ殺してやりてえよ。満場一致で皆そう思ってる」

「仕事上そうも行かないのは重々承知だけどさ。もう仕事以外、一切口聞かないし顔も見せんな」

「殺してやりたいけどやれないのが本気で残念だよ。さっさと死ね」


「うん知ってる。お前みたいな堅い以外何のとりえもないクソザコに何言われようと応えねえよばーか」



「…シロ。君の気持ちも分かるけど、これは絶対に許される事じゃないよ」

「…人間にここまで酷い事が出来るだなんて、僕夢にも思わなかった」

「…僕や騰蛇も色々酷い世界を見て来たけど、ここまで悪辣なものは初めて見たよ」

「…悪いけど僕も、もう仕事以外二度と君と話したくないし、顔も見たくはない」

「…こういう事言いたくないけど、魔性の歌で君を狂わせてやりたかった」


「はいはい知ってる知ってる。僕がクソなのは分かりきってるって。お前の歌嫌いだし歌わないでよ」



「…ねえ、君とは結構仲良しだと思っていたけど。君の事全然理解できてなかったね」

「…どうしてここまで酷い事、千里眼で予知出来なかったんだろうね」

「…神様も、本当に意地悪だよね」

「皆言ってると思うけど、もう君とは永遠に絶交するよ。仕事の時以外関わらないで」


「はいはい絶交絶交。もう3人も同じ事言われて飽きて来たんだけどー」



「…シロ。君の事やっぱり分かってやりたいと頑張ったけど、もう、永遠に無理だよ」

「…こういう事言うのは本当に嫌なんだけど。君は、生まれてくるべき人間じゃ無かったと思う」


「…もしかしたら、人間じゃ無いのかもね」

「…僕も皆と同じだよ。もう、仕事の時以外話しかけないで、僕の前にも現れないで」


「…今回ばかりは、君の事、思い切り狂わせてやりたかった」


「あーもう4回目ウザすぎ。クソイベントスキップさせろよー」



「クロ―。たっだいまー」
「…おかえり、シロ」

「クロ、まあ生まれつきだしもうずっと乗ってるんだけど、その補助機械可愛くて似合ってるよ」
「…うん、ありがと」

「…いたた」
「あー、幻肢痛出ちゃったんだ?じゃさ、クソ弱いけどお薬飲ましてあげる。んで機械でさすってあげるから」

「…うん、ありがと、シロ」

「いーのいーの、僕達似たもの同士な訳だし!お揃いのクロ、大好き!」
「…ありがと。僕も、シロ大好き」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

ふたなり治験棟

ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。 男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!

大学生はバックヤードで

リリーブルー
BL
大学生がクラブのバックヤードにつれこまれ初体験にあえぐ。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

Innocent Noise

叶けい
BL
アイドルグループ『star.b』のメインボーカルを務める牧野碧生。気が強く皮肉屋な性格だが、伸びやかな優しい歌声の持ち主。恋愛経験ほぼナシにも関わらず、ラブソングの歌詞を書く事になり悩んでいた。 私立大学で中国語の非常勤講師をしている英亮。『star.b』のダンストレーナーを務める友人の松岡朝陽に頼まれ、『star.b』メンバーに中国語を教える事に。 アイドルに全く興味が無かった亮だが、透明感ある優しい碧生の歌声を聞き、心を動かされる。 一方の碧生も、クールな雰囲気のせいで近寄り難く感じていた亮の優しい一面を知り、段々と心を開いていく。 …知らない内に惹かれて、気づいたら笑顔になっていた。 些細な事で不安になって、嫉妬したり、すれ違ってしまったり…。 二人は少しずつ、恋する気持ちを知っていく。

上司と俺のSM関係

雫@更新予定なし
BL
タイトルの通りです。

営業活動

むちむちボディ
BL
取引先の社長と秘密の関係になる話です。

処理中です...