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第一章 一度目の異世界
05.魔力
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——異世界に来て3週間が経った。
「シュウ、おにわのみずやり、おわったよ」
「ありがとう、ユリウス。もうすぐお昼だからこっちを手伝ってくれるかな?」
「うん!わかった」
ユリウスはすっかり元気になり、ご飯もしっかり食べて体力も順調に戻りつつある。
あの日、俺はいきなり異世界転移されて、これからどうするか迷った結果。知識も何もないと不便だと思い、俺は街で情報を得ようとユリウスに街への行き方を聞いた。
そしたらユリウスが
『え?シューヤはぼくといっしょにいてくれないの?』
と、耳をしゅんとさせた姿がめちゃくちゃかわ……じゃなくて、可哀想だったし、また一人するのは忍びなくてあのまま一緒に住まわせてもらっている。
今じゃすっかり仲良くなり、ユリウス、シュウと呼び合うようになった。
そしてこの世界の生活にも少しずつ慣れてきたが、一つ問題があった。それは——
「ユリウス~どうにかして俺にも魔法が使えるようにならないかな?」
「んー、シュウはまりょくがないからむりじゃないかな?」
そう、魔法が使えないことだった。
この世界には魔法が存在していた。俺がそれを知ったときめちゃくちゃ興奮し、早速自分も魔法が使えるか確認した。が、結果俺には魔力がないため全く魔法が使えなかった。
(せっかく異世界に来れたのに……魔法、使ってみたかったなぁ)
スローライフ必須の土魔法とか、植物系の能力が正直めちゃくちゃほしかった。
ラノベだとこの手のスキルめっちゃチートでいいな~って思ってたんだけど、そもそも女神さまとかに会ってないから無理の話だったんだと、泣く泣く諦めるしかなかった。
「よし、じゃあユリウス。火をつけてくれるかな?」
「うん、わかった」
ユリウスが魔法石で火を付けてくれる。
ユリウスが持っている魔法石には、魔力が込められていて、ユリウスにしか使えない。
母親がユリウスのために残しておいてくれた物の一つだ。ユリウスを助けるまたは守るためのものが主だった。
俺はそれを見たとき、ユリウスへの愛がすごく伝わってきて思わずユリウスを抱きしめた。
「ねぇねぇシュウ!またあのかばんからぜりーだして!!」
「ユリウスはゼリーが大好きだね。でもぜりーはご飯食べた後ね」
「はーい!」
そうそう、あの四◯元ポ◯ットならぬ四次元バッグは特殊なものみたいで、どうやら俺にしか使えないみたいだった。
ユリウスが興味津々で中を覗いたとき、中身は空っぽだと言った。
俺にしかあの四次元空間は見えないらしい。
あと、出せるものは元の世界の俺の部屋にあるもののみだった。
しかも消費したものは、補充されないみたいで、食品とかがもうすぐ無くなりそうだ。
元々実家に帰省する予定だったから、あまり食品を冷蔵庫に入れていなかった。だから近いうちに街へ買い出しに行かないといけないなぁ……
でもその前にお金がないっ!
いや、正確には俺が使えるお金がないって事だ。ユリウスの母親はお金をたくさん残しておいてくれてた。しかし、それはユリウスの将来のためのお金だ。俺が勝手に使うことは出来ない。
だから俺が持ってるものを換金、もしくは働く場所を見つけないといけない。
くいくいっ
「ねぇシュウ、きょうのごはんはなーに?」
ユリウスが耳をピーンと立て、尻尾を振っている。
(あ~ほんと可愛い)
「今日はオムライスだよ」
「おむらいす?」
「うん、俺が一番得意な料理なんだ。もうすぐ出来るから座って待ってて」
「はーい!」
「はい、お待たせ~」
「わぁ~~いぬさんだ!」
よしっ、喜んでくれた。
俺はケチャップで犬を描いた。昔、瑠夏と冬真に描いてって、せがまれて頑張って練習したんだよな~
「あー」
ユリウスが口を開けて待っている。
あの日からユリウスはこうやって甘えてくる。本当は甘やかし過ぎるのはよくないけど、今のユリウスは愛情に飢えている。だから
「はい、あーん」
「!」
あ、耳と尻尾がめっちゃ動いてる。
ユリウスの髪は銀色で、耳の形から推測すると犬、もしくは狼の獣人だと思う。このもふもふ尻尾がほんと癒しだ。
ユリウスは体いっぱいで喜びを表してくれる。それが本当に可愛くて愛おしい。
◇◆◇
食後のゼリーも食べ、ユリウスは俺の膝を枕にしてお昼寝をしている。
俺はユリウスを撫でながらシスターに貸してもらったこの世界についてが書かれた本を開いた。
幸い、文字は読むことができた。
シスターとは、俺が異世界に来た次の日、ユリウスの看病をしていた時に会った。
ユリウスのために毎日食べ物を置いていってくれてたらしいが、ユリウスは全く手をつけていなかったそうだ。
あまりにも心配で、強行突破しようと考えてたらしい。 シスターめっちゃパワフル。
最初は得体の知れない俺に警戒心が強かったが、ユリウスがしっかりご飯を食べ、日に日に笑顔が増えたのを見て、そして俺に懐いていることを知ったシスターは泣きながら俺に感謝の言葉を言った。
ユリウスを心配している人が居たんだな。よかった……
シスターにユリウスの母親は不治の病で亡くなったことを聞いた。近いうちにユリウスとお墓参りに行きます。と、シスターに伝えた。それからいろいろ相談にのってもらって、この世界について教えてもらった。
この世界は西と東で大陸が分かれていて、俺が今いる東のグランディス国は魔力持ちが少ない上、その中で怪我を治せる魔法使いは特に貴重で重宝されているそうだ。
7歳の年になる子どもたちは教会で洗礼を受け、魔力持ち。かつ特別なスキル持ちかどうかを確認する。魔力が高ければ高いほど重宝され、貴族、平民関係なしに国に召し上げられ、お抱えの魔法使いとなることができる。特に貧しい家から魔力持ちの子どもが出れば、多額のお金がもらえるため、家族全員含めて将来安泰だと言われている。
孤児院育ちの子どもは、貴族の養子となることが多いそうだ。
それ程この国の魔法使い不足は深刻らしい。
ユリウスの母親はここの孤児院出身の魔法使いだったらしく、元は国お抱えの魔法使いだったらしいが辞職し、ユリウスを連れてこの地に戻ってきて、孤児院や街で薬草販売や格安で怪我を治す仕事をしていたそうだ。
そして、西のガルシアン国は魔力持ちが多い国で、国民のほとんどが獣人。貴族社会が根強い国らしい。
東のグランディス国にも獣人は居るが、今は両国の間で特別な許可がない限り、行ききが出来なくなっているそうだ。
それが5年前のことらしい、偶然なのかユリウスが生まれた年と重なる——
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回、世界観の説明等で長くなってしまいました。
次からいろいろと物語が動きます。
シスターは御年70歳ですが、めっちゃパワフルです笑
「シュウ、おにわのみずやり、おわったよ」
「ありがとう、ユリウス。もうすぐお昼だからこっちを手伝ってくれるかな?」
「うん!わかった」
ユリウスはすっかり元気になり、ご飯もしっかり食べて体力も順調に戻りつつある。
あの日、俺はいきなり異世界転移されて、これからどうするか迷った結果。知識も何もないと不便だと思い、俺は街で情報を得ようとユリウスに街への行き方を聞いた。
そしたらユリウスが
『え?シューヤはぼくといっしょにいてくれないの?』
と、耳をしゅんとさせた姿がめちゃくちゃかわ……じゃなくて、可哀想だったし、また一人するのは忍びなくてあのまま一緒に住まわせてもらっている。
今じゃすっかり仲良くなり、ユリウス、シュウと呼び合うようになった。
そしてこの世界の生活にも少しずつ慣れてきたが、一つ問題があった。それは——
「ユリウス~どうにかして俺にも魔法が使えるようにならないかな?」
「んー、シュウはまりょくがないからむりじゃないかな?」
そう、魔法が使えないことだった。
この世界には魔法が存在していた。俺がそれを知ったときめちゃくちゃ興奮し、早速自分も魔法が使えるか確認した。が、結果俺には魔力がないため全く魔法が使えなかった。
(せっかく異世界に来れたのに……魔法、使ってみたかったなぁ)
スローライフ必須の土魔法とか、植物系の能力が正直めちゃくちゃほしかった。
ラノベだとこの手のスキルめっちゃチートでいいな~って思ってたんだけど、そもそも女神さまとかに会ってないから無理の話だったんだと、泣く泣く諦めるしかなかった。
「よし、じゃあユリウス。火をつけてくれるかな?」
「うん、わかった」
ユリウスが魔法石で火を付けてくれる。
ユリウスが持っている魔法石には、魔力が込められていて、ユリウスにしか使えない。
母親がユリウスのために残しておいてくれた物の一つだ。ユリウスを助けるまたは守るためのものが主だった。
俺はそれを見たとき、ユリウスへの愛がすごく伝わってきて思わずユリウスを抱きしめた。
「ねぇねぇシュウ!またあのかばんからぜりーだして!!」
「ユリウスはゼリーが大好きだね。でもぜりーはご飯食べた後ね」
「はーい!」
そうそう、あの四◯元ポ◯ットならぬ四次元バッグは特殊なものみたいで、どうやら俺にしか使えないみたいだった。
ユリウスが興味津々で中を覗いたとき、中身は空っぽだと言った。
俺にしかあの四次元空間は見えないらしい。
あと、出せるものは元の世界の俺の部屋にあるもののみだった。
しかも消費したものは、補充されないみたいで、食品とかがもうすぐ無くなりそうだ。
元々実家に帰省する予定だったから、あまり食品を冷蔵庫に入れていなかった。だから近いうちに街へ買い出しに行かないといけないなぁ……
でもその前にお金がないっ!
いや、正確には俺が使えるお金がないって事だ。ユリウスの母親はお金をたくさん残しておいてくれてた。しかし、それはユリウスの将来のためのお金だ。俺が勝手に使うことは出来ない。
だから俺が持ってるものを換金、もしくは働く場所を見つけないといけない。
くいくいっ
「ねぇシュウ、きょうのごはんはなーに?」
ユリウスが耳をピーンと立て、尻尾を振っている。
(あ~ほんと可愛い)
「今日はオムライスだよ」
「おむらいす?」
「うん、俺が一番得意な料理なんだ。もうすぐ出来るから座って待ってて」
「はーい!」
「はい、お待たせ~」
「わぁ~~いぬさんだ!」
よしっ、喜んでくれた。
俺はケチャップで犬を描いた。昔、瑠夏と冬真に描いてって、せがまれて頑張って練習したんだよな~
「あー」
ユリウスが口を開けて待っている。
あの日からユリウスはこうやって甘えてくる。本当は甘やかし過ぎるのはよくないけど、今のユリウスは愛情に飢えている。だから
「はい、あーん」
「!」
あ、耳と尻尾がめっちゃ動いてる。
ユリウスの髪は銀色で、耳の形から推測すると犬、もしくは狼の獣人だと思う。このもふもふ尻尾がほんと癒しだ。
ユリウスは体いっぱいで喜びを表してくれる。それが本当に可愛くて愛おしい。
◇◆◇
食後のゼリーも食べ、ユリウスは俺の膝を枕にしてお昼寝をしている。
俺はユリウスを撫でながらシスターに貸してもらったこの世界についてが書かれた本を開いた。
幸い、文字は読むことができた。
シスターとは、俺が異世界に来た次の日、ユリウスの看病をしていた時に会った。
ユリウスのために毎日食べ物を置いていってくれてたらしいが、ユリウスは全く手をつけていなかったそうだ。
あまりにも心配で、強行突破しようと考えてたらしい。 シスターめっちゃパワフル。
最初は得体の知れない俺に警戒心が強かったが、ユリウスがしっかりご飯を食べ、日に日に笑顔が増えたのを見て、そして俺に懐いていることを知ったシスターは泣きながら俺に感謝の言葉を言った。
ユリウスを心配している人が居たんだな。よかった……
シスターにユリウスの母親は不治の病で亡くなったことを聞いた。近いうちにユリウスとお墓参りに行きます。と、シスターに伝えた。それからいろいろ相談にのってもらって、この世界について教えてもらった。
この世界は西と東で大陸が分かれていて、俺が今いる東のグランディス国は魔力持ちが少ない上、その中で怪我を治せる魔法使いは特に貴重で重宝されているそうだ。
7歳の年になる子どもたちは教会で洗礼を受け、魔力持ち。かつ特別なスキル持ちかどうかを確認する。魔力が高ければ高いほど重宝され、貴族、平民関係なしに国に召し上げられ、お抱えの魔法使いとなることができる。特に貧しい家から魔力持ちの子どもが出れば、多額のお金がもらえるため、家族全員含めて将来安泰だと言われている。
孤児院育ちの子どもは、貴族の養子となることが多いそうだ。
それ程この国の魔法使い不足は深刻らしい。
ユリウスの母親はここの孤児院出身の魔法使いだったらしく、元は国お抱えの魔法使いだったらしいが辞職し、ユリウスを連れてこの地に戻ってきて、孤児院や街で薬草販売や格安で怪我を治す仕事をしていたそうだ。
そして、西のガルシアン国は魔力持ちが多い国で、国民のほとんどが獣人。貴族社会が根強い国らしい。
東のグランディス国にも獣人は居るが、今は両国の間で特別な許可がない限り、行ききが出来なくなっているそうだ。
それが5年前のことらしい、偶然なのかユリウスが生まれた年と重なる——
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今回、世界観の説明等で長くなってしまいました。
次からいろいろと物語が動きます。
シスターは御年70歳ですが、めっちゃパワフルです笑
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