ダークオベリオン ~剣と魔法が支配する世界~ 

詩樹

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第25章 終結

平穏な日々の訪れ

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国王の間に全員が集結し、フローレンシアが代表として経緯を話した。

「国王陛下、すべての戦いが終わりました。これからの方針なのですがデュアル領土はどうしましょう?」

国王がゆっくり立ち上がると和人の元へ歩み寄った。

「よく、やってくれたな。すべては、そなたたちセネルのおかげだ。秘宝は好きに使うが良い。お主たちは異世界から来たのであったな。秘宝を使って戻るもよし、デュランダルを収めるもよし、すべてはお主に任せよう。」

「フローレンシアどの、そなたにはセネルを一国としてまとめてもらいたい。頼めるかな?」

フローレンシアは片膝をつき「謹んでお受けいたしますわ」と一言言った。
秘宝は7つ全てが和人の手にある。
和人は国王に城で一番高いところへの案内を求めて、国王は兵士を呼び、和人を案内させた。

「こりゃ絶景だな~・・・・・よしここならいけそうだ」

和人は懐から一つの秘宝を取り出した。
それは秘宝ハーモニクスだった。
ハーモニクスの能力は調和の象徴。
和人は魔力をすべてつぎ込みハーモニクスを発動した。
クロス状に綺麗な大きな虹が出現し、争いのない世界が構築された瞬間だった。
そのまま和人は倒れこみ、三日三晩、目を覚ますことはなかった。
目を覚ますと傍らには涼音が寝入っていた。

「おい、涼音・・・起きろ」

涼音は和人の声に反応して目を覚ました。

「良かった~。無事だったのね。目を覚まさないかと思ったわよ」

涼音が安堵の顔で和人を見ていた。

「まあ、だいぶ無茶なことをしたからな。これでこの世界からは争いがなくなる。涼音、しばらく旅をしてみないか?」

「え?突然どうして?」

和人はベッドから立ち上がって窓から外を見ながら言った。

「いや、終わったんだなと思ってな。ちょっと各地を見て回りたくてな」

涼音は「うん」と返事をして、和人はそのことをフローレンシアに言うと馬を2頭借りた。
集まった貴族たちはそれぞれの領土へと戻り世の中は平穏になった。

「よし、涼音。行くか」

和人たちはヴァリアスから見て回って、各地の秘宝があった場所や訪れた村などを見て回る旅に出た。
最初は和人が召喚された場所から。
かつて戦いが起こった場所。
まだ戦場の跡が刻まれている。
地面には折れた剣や様々な武器が突き刺さっている。

「俺はここから来たんだよ。それで杖をもらったんだよ。まあ、ここが始まりの地ってところかな」

「へぇ~。和人はこんな場所に来たんだ」

「よし、次行くか。涼音が来たところまで行こうか」

そして和人たちは秘宝があった遺跡などをめぐって旅をして、村を訪れた。
寄り道しながらたどり着いた場所が涼音が召喚された場所だった。

「涼音はここに召喚されたのか。デュアル領土なんだな~。さてと、あいつに会いに行くか」

「よぉー、ルーク。元気そうだな。おまえは人望も厚くていいやつだ。まだ言えないがルークに言いたいことがあるから近いうちに話すよ」

「和人さん、お久しぶりです。おかげさまで平和に暮らしています。これからどうするのですか?」

「とりあえずは旅をして回ってた。ヴァリアス領土とデュアル領土とか秘宝があった遺跡とか色々と見て回ってた。俺たちはこれからセネルに戻るよ。そこでこれからの方針を決めようかと思ってる」

そして和人たちはセネルへと足を向けた。

「久しぶりだな、フローレンシア。統括してから、どうだ?」

「書類の整理だとか外交だとか貿易だとか大変ですわ」

フローレンシアは額に手を当てて困り顔を見せていた。

「頼みがあるんだけど、いいかな?みんなをヴァリアスに集めてもらいたいんだ。今後のこともあってな」

「わかりましたわ。数日かかるけどいいかしら?」

「ああ、それで問題ない。悪いが頼むわ。」

そして数日が過ぎ、この戦いに携わったものがヴァリアスに集結した。
国王のはからいで宴が開かれることになって、おおいに楽しんでいた。
マーリンの思い出話にも華を咲かせていた。
決死の覚悟で挑んだ彼女の雄姿をたたえていた。
和人は国王と状の元へより、耳打ちした。
そして国王が召使に言伝をすると、指名された者たちが客間へと案内された。
集まったメンバーは各貴族に続いてフローレンシアに涼音、それとアリシアも呼ばれた。

「宴の途中で申し訳ないけど、みんなに聞いてもらいたいことがあって集まってもらった。3国は無事にまとまりを抑えた。そこでだ。デュランダルがいまだ王が不在な状態だ。見て回ったが表では治安はいいが、悪さをする者もいた。デュランダルには国王と治安を守る役目が必要だ」

和人が立ち上がり窓から外の風景を見ながら言い放った。

「デュランダルの国王には人望も厚いルークが適任だと思うがどうだろう?アリシアは治安維持として見回りを頼みたい。これからは3国がまとまって貿易もしていかなければならない。そこで貿易にはペールが3国をまたにかけて商人たちを使い、その勤めにはげんで欲しい」

和人は振り返って皆を見回すと。

「治安維持には自警団を持つミッチェルとピートに頼みたい。それとデュランダルには新たな法律が必要になる。そこで頼みたいのが、ローレンスだ。政治に法律に詳しい力を発揮してもらいたい。ヴァリアスも一度、法律や政治を見直した方が良いだろうな。国王と女王、それで構わないか?」

「そうだな・・・この世界を救ってくれたのはそなたたちだ。一度、見直すべきであろうな。それで、お主たちはこれからどうするつもりなのだ?」

和人はしばらく考え込んでいた。

「そうだな・・・この7つの秘宝があれば、俺と涼音は元の世界に帰ることも可能だが、秘宝を守る義務があると思う。この秘宝のせいで戦争が続き、内乱が続き。厄災ばかりだ。俺たちはコリン村の領主になり、秘宝を守っていこうと思う」

そして、涼音を見ると。

「涼音・・・それでもかまわないか?俺と結婚してほしい。そして代々、秘宝を守っていきたいと思っている。俺はお前がずっと好きだったんだ」

「え?え?・・・ちょ・・・考えさせてもらっていいかしら・・・」

「ああ、かまわない」

そして、みんなは宴が開かれている広間へと戻った。

「皆の者、聞いてくれ。今日まで戦で活躍してきた皆よ・・・わしから叙勲をしたいと思って居る。アリシア・涼音・ベルクール・エリー・ソフィー・シンシア・アレフ・アリス・クローム・フローレンシア・・・そして和人どの騎士の称号を与えたいと思って居る。そして和人どのには最高位である月光のユミエールの勲章を・・・」

名前を呼ばれたみんなが前に出て片膝をつくと国王自らが勲章の首飾りをかけて回った。
和人には王家に伝わるマントと王冠がつけられた。
そして夜が更け、和人は城で見晴らしのいい場所で夜風にあたっていた。
暫くしてから後ろを振り向くと涼音の姿があった。

「あのね・・・和人。返事なんだけど・・・待たせてごめんね。私も和人が好き。和人についていくことにするわ。ずっと幼なじみでしかなかった私たちがこうして色んな戦いをしていく中で、和人を見る目が変わったわ。単なる中二病のヲタクだったのにね・・・くすっ」

涼音は和人の傍らに歩み寄って和人を見つめていた。
そして和人は涼音の肩に手を回すと、そっと抱き寄せた。

「俺はここに来て変わった。そしてお前を見る目も変わったよ。剣道だけだったお前が、あんなにも強くなって仲間を思いやって、知らない面をいっぱい見れたよ。だから一緒にいたいと思ったんだ」

「でもエロゲーもフィギュアもコスプレもこの世界にはないわよ。くすっ・・・」

「俺の黒歴史を言うな・・・・・」

「あら、お熱いわね・・・お二人さん・・・うふふ」

いつの間にかフローレンシアが後ろにいたのにびっくりしていた。

「フローレンシア!おまえいつからそこにいたんだ」

「和人は私と婚約するものばかりと思っていたのに残念だわ・・・」

「お前・・・呑んでるのか?しかも相当酔ってるな。おい。それになんだ?その艶っぽい恰好は・・・お前はセネルをまとめていくんだぞ?まともな格好をしろ・・・って谷間すげぇな・・・」

その言葉に涼音から和人はげんこつをもらった。

「どこ見てんのよ、あんたわ・・・」

「もう遅いし、俺たちも寝るとするか・・・」

「え?え?あんたと寝るの・・・心の準備が・・・」

恥じらいながら言うと。

「お前、何想像してんだ?一緒に寝るわけねぇだろうが!」

「もう、しらない・・・お・や・す・み」

涼音は顔を赤らめて走り去っていってしまった。

「さてと、まだやることがあるな。あそこへ向かうか」

和人が向かった先は治療院だった。
治療師にある一室へと案内された。

「アリシアが言っていたデュランダルの国王がこいつか・・・かなり酷いな。エタニティ・・・永遠の命。本当に不死になってしまったら恨むだろうな・・・命には限りがあるから価値がある。いや、力を抑えて秘宝を使えば何とかなるものなのか・・・だが、直す方法はエタニティの力を使うしかない。アリシアが慕っていた国王であるならば、悪人ではないはずだ。ラノベでは悪人は常に不死を求めていた。だが、それは作り話の世界だ。ここはゲームじゃない、現実なんだ・・・」

和人は目を閉じて意識を集中してエタニティに魔力の供給を行った。

「力を抑えて少しずつ・・・・・まだだ、あと少し・・・」

やがてエタニティはぼんやりとした光を帯びてきていた。

「よし、これくらいなら大丈夫だろう・・・ここからが本番だ。エタニティを通して魔力を国王に注ぎ込むか」

エタニティに集まった魔力が国王を包み込み効果が発動し始めた。
国王は宙に浮き、光に包まれると、光が凝縮すると、国王の体内へと移りこんだ。

「毎回だけど、秘宝を使うとふらつくな・・・空きベッドで寝るか・・・」

和人はふらつきながら空きベッドへ横たわって、そのまま眠りについた。
そして翌日になり、和人は目を覚ました。
早速国王の元へ向かうと、顔色はよくなり、生命力もみなぎってきているのを感じ取れた。
そこで姿を見せたのはアリシアだった。
アリシアはヴァリアスに戻ってから毎日、国王の元へ通っていたらしい。
国王の姿を見て、アリシアは涙した。
そして和人に抱きつき。

「和人が直してくれたのね?・・・本当にありがとう」

「まて、まだ完全に治ったのかは分からない。目を覚ました時の状態が気になる。アリシアは、ここで見守ってやってくれ。俺にはまだやることがあるんだ。じゃあ、また後でな」

和人は治療院を後にすると国王と女王のところへ向かった。

「デュランダルの国王の件なんだが・・・とりあえず秘宝エタニティを使って直してみた。まだ治ったかは分からないが、もし治っていたのなら事情を話して和解をしてくれ。秘宝は全て俺が持っているんだ。争う理由がない。すでに3国は順調に進んでいる。フローレンシアたちも公務で忙しいだろうし。予想だが、デュランダルの国王は精神までは完全に治っていないと思う。それに、時は止まったままだ。あんたが説明してやってくれ」

「わかった・・・そなたには助けられてばかりだ。出来る限りの事はしよう」

そう告げると和人は部屋を出て、和人は涼音を連れて各地の情勢を見て回った。
最初に訪れたのはセネル。

「よぉ!フローレンシア。忙しそうだな・・・その書類の山は・・・」

「あぁ・・・和人さんに涼音さん。こういうのが嫌いだから今まで表舞台には立たなかったのだけれども・・・」

「街を見る限り、景気もよさそうだな。ペールが動いてくれてるんだろうな。商人たちを使うのがうまいな。貿易も盛んなようだな。デュランダルでしか見られなかったものが店にあったのを見たよ」

「ええ、自分の利益を求めずに頑張って各国をまたにかけているみたいです」

「今日は様子を見に来ただけなんだ。それじゃあ、またな。がんばれよ~」

続いてデュランダルへと足を向けた。
その途中に見たものは、かつての錬金術師がいた宮殿だった。
そこは一つの村になっていた。
領主にはルークのゆるくからの友人の貴族がまとめているらしい。
すでに復興されていて、なんでも温泉街として知名度を上げているらしい。
名もない村の貧困に悩む人々を手厚く迎え入れているそうだ。
そして、デュランダルについた。

「よっ!ルーク。頑張ってるみたいじゃないか。噂を聞いたよ」

「領主と違ってやることが多すぎて大変ですけど、これも城下町の人々のために」

「治安維持も完璧だし、貿易も盛んなようだな。ヴァリアスにしかなかったものが店にあったよ。ヴァリアスも同じだったけどな。何か困ったことがあればヴァリアスの国王に聞くといいし、ローレンスに頼るのもいい。ローレンスが法律なんかを作り上げたからな」

「最後に、涼音に見せたいものがある。コリン村へ行こうか」

「見せたいものって、なになに?」

「まあ、着けばわかるさ」

全ての街や村などを見て回った和人は涼音を連れてコリン村へと向かった。
そして、コリン村に着くと大きな屋敷が見えた。

「ここだ。俺たちの住む屋敷だ。内緒でルークに頼んで建ててもらったんだよ。ここで俺たちは一緒に暮らしていくんだ。俺についてきてくれるか、涼音」

「ええ・・・私は、ずっと和人のそばにいるわ」

こうして争いは無くなり平穏な日々を迎えることになり、デュランダルの元国王も元に戻りヴァリアスの国王と和解調停が結ばれ、デュランダルで暮らすことになり、ルークと共にデュランダルを守っていくことになった。
中には悪さをする輩もいるが、人としてそれは仕方のないことであり、それを守るのも自警団の役目でもある。
世界は平和になり、秘宝は和人の屋敷で厳重に保管されることになった。

そして、この物語は、ここからまた始まるのだ。
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