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最終章 3 ミライへ
懐かしのあの人
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俺は今回のいきさつについて、ミライから説明を受けることになった。
「はじまりは、誠道さんが私に告白するかどうか悩んでいることと新必殺技の獲得条件について、マーズさんから教えてもらった日でした」
どうもマーズは、俺から相談を受けた後すぐにミライのもとに行って、その話をしたのだとか。
「当日って普通に口軽すぎだろっ!」
マーズに冷めた視線を送るが、当事者のマーズはミライの鞭に縛られたまま、大変幸せそうな顔をしている。
……はぁ、もう責める気を失いましたよ。
だってすでに物理的に責められてるんだもの。
俺は変態大魔法使いを無視して、ミライに話をつづけるよう促した。
「マーズさんから説明を受けた時、ビビッときたんです! すぐに『肝心なところで必ずひよってしまう奥手で意気地なしの誠道さんから告白されよう大作戦』を思いついたのです!」
「あのさ、作戦名が俺のことディスってる気がするんだけど」
「はい、普通にディスってます」
「そこは否定して誤魔化すところだろ!」
「だっていつまでも告白してこなかったじゃないですか!」
「それは……恥ずかしかったというか、なんというか」
告白したことないし、告白の仕方とかもわからなかったんだからしょうがないっていうか。
「だいたい、ミライから告白してくればよかっただろ」
「それだと違うんです! 誠道さんはもっと乙女心というものを理解してください!」
なぜか怒られてしまった。
すぐに「話が逸れましたね」とミライはかわいらしく咳払いをする。
「私はまず、今回の大まかな作戦を考えました。フェニックスハイランド所有者のマダムさんに使用許可を申し出ると、快くOKを貰うことができました」
ここあいつの所有物だったのかよ!
「なんなら、経年劣化で取り壊しが決定していた遊園地だったので、ジェットコースターでも観覧車でも盛大に壊していいとおっしゃっていただきました。本当にありがたかったです。ド派手な演出により信憑性も増しましたし」
「おいちょっと待て。いま経年劣化って言わなかったか?」
「はい。だから遠慮なく壊せたんです。いくら私でも、無断でアトラクションを破壊しませんよ」
「俺が言いたいのはそこじゃねぇ! 俺たちはそのジェットコースターに乗ったじゃないか」
そう指摘すると、ミライはしまったと口を開け、てへっ! と舌を出した。
「すみません。忘れてました」
「忘れるようなことじゃないだろ!」
だからあのロボット、変なことばっかり言ってやがったのか。
いやそもそも自動ロボットが危険なアトラクションに乗せるのを容認するって、そのロボットが一番経年劣化してるだろ!
「すみません。だって、誠道さんの怖がっている姿を見たくて」
「そうやっていじらしく言ったって意味ないからな」
「ああでもしないと、誠道さんと手をつなげないと思いまして。せっかくのデートなのに」
「……おお、そそ、そうか」
そういや、あのとき手を握られたんだっけ?
いろいろとありすぎて、つい数時間前の出来事なのに何日も前のことのように思えてきた。
「えっ? この言いわけで納得してくれるなんて、ちょろっ!」
「おいミライ。いま、ちょろいって言ったな」
「そんなことより、無事にフェニックスハイランドの協力を得た私は、次にこの脚本の軸となる強敵を探すことにしました」
ああ、無視されちゃいましたね。
「最初はまあ、なんか聖ちゃんが闇落ちした的な展開でいいかと思っていたのですが、なんと運よくあの方々がグランダラに来ているという情報がっ!」
「あの方々?」
「はい。一人目は創流御九条さんで」
「そいつ本当に実在する人間だったのかよ!」
前章のオチに使われただけの人じゃなかったのね!
「もう一人が天才魔術師リト・ディアさんです!」
「…………えっと、そいつはえっと……あ! あの過去が見える水晶を作り出したナルシストか!」
ずいぶん前のことだったので忘れかけていたが、ようやく思い出せた。
天才魔術師、リト・ディア。
過去を覗ける水晶の発動に必要な呪文を、
『この水晶を作った天才魔術師リト・ディアは超イケメン! 私、今にも惚れちゃいそうですぅぅ!』
なんてふざけた文言にするくらいの、超絶ナルシスト。
ほんと、ずいぶんと懐かしい名前ができたものだ。
「そして! なんと本日はお二方ともこちらに来ていただいております!」
やけにテンションの高いミライが拍手を求めてきたので仕方なく応えてやると、ミライは満足げにうなずき。
「ではお二方とも、どうぞこちらにお越しください!」
ぱちんと指を鳴らすと地面に魔法陣が浮かび上がり、軽い爆炎とともに二人の人影が出現する。
一人目は、禿げ散らかした頭と四角い黒縁の眼鏡が特徴的なおじいさんで、油汚れまみれの白いタンクトップが、そのでっぷりと膨らんだお腹を殊更に強調させている。
右手にはスパナを持っており、いかにも自分の容姿にまるで興味がない、発明家然とした出で立ちだ。
二人目は、毎日二時間は手入れに費やしているんじゃないかってくらい艶やかな黒髪長髪を持つやせ型の男で、深緑色のマントに身を包んでおり、いかにもな魔法の杖を持っている。
そのニヒルに笑う姿からは若干のナルシストなオーラがにじみ出ていた。
うん、二人ともイメージ通りでなんかちょっとだけ安心したような、ショックなような。
だって、こういうときって二人とも実は美少女だった、みたいな展開になるのが普通だと思ってたからね。
ま、俺にはすでに彼女がいるから、今さら美少女が出てきたってもう遅いんだけど。
「誠道さん。これから出会う女性たちが自分に惚れるみたいな、荒唐無稽な考えはやめてください。ありえませんから」
「なんでミライは俺の思考を読み取ってんだよ!」
今は【無敵の二人】を解除してるよね?
「誠道さんの考えることなんてお見通しですよ。なんてたって私は誠道さんの彼女ですから!」
「その彼氏をバカにしたような発言してるんですけど! 俺が美少女からモテないって決まってるわけじゃねぇだろうが!」
「いや、決まってます」
真顔のミライにきっぱりと告げられる。
おい即答はやめろよ。
本当っぽく聞こえるじゃねぇか。
「だって、誠道さんはこれまで出会った女性たちに惚れられてないじゃないですか」
「……うぐっ」
胸に抉られたような痛みが走る。
「なのに、これから出会う女性たちに惚れられるわけがないじゃないですか」
本当っぽく聞こえるじゃなくて、本当でした。
「誠道さんに惚れたのはこの私だけです。ですから、誠道さんは私を一生大事にしないといけないんですよ。私と別れたらもう終わりなんですからね」
そう言われ、傷ついていた心が急激に熱くなる。
頬を赤らめたミライと目が合い、その熱が全身に広がったところで。
「ほぉ、君が噂の誠道少年か。わしの若いころにそっくりだ」
いつの間にか目の前まで来ていた、禿げ散らかしタンクトップ肥満おじさんがニンマリと笑う。
そして、なんかめちゃくちゃ汚れている手を差し出してきた。
「は、はじめまして。石川誠道です」
正直、そんな汚い手を握りたくはなかったが、発明家にとってはその汚れた手こそが勲章なのだろう。
そもそも、目上の人からの握手を断るのは印象が悪すぎる。
「こちらこそ、はじめましてじゃな」
禿げ散らかしタンクトップ肥満おじさんは、どこか子供を思わせる純粋な笑身を浮かべて。
「わしがかの有名な、天才魔術師のリト・ディアだ」
「普通逆だろうが!」
はぁ。
心のどこかでこうなるかもとは思ってたけどね!
前フリが丁寧すぎたし。
なんで魔術師が発明家っぽくて、発明家が魔術師っぽい格好してんだよ。
「ってかイケメンって思われたいならもうちょっと容姿を気にしろよ!」
「はじまりは、誠道さんが私に告白するかどうか悩んでいることと新必殺技の獲得条件について、マーズさんから教えてもらった日でした」
どうもマーズは、俺から相談を受けた後すぐにミライのもとに行って、その話をしたのだとか。
「当日って普通に口軽すぎだろっ!」
マーズに冷めた視線を送るが、当事者のマーズはミライの鞭に縛られたまま、大変幸せそうな顔をしている。
……はぁ、もう責める気を失いましたよ。
だってすでに物理的に責められてるんだもの。
俺は変態大魔法使いを無視して、ミライに話をつづけるよう促した。
「マーズさんから説明を受けた時、ビビッときたんです! すぐに『肝心なところで必ずひよってしまう奥手で意気地なしの誠道さんから告白されよう大作戦』を思いついたのです!」
「あのさ、作戦名が俺のことディスってる気がするんだけど」
「はい、普通にディスってます」
「そこは否定して誤魔化すところだろ!」
「だっていつまでも告白してこなかったじゃないですか!」
「それは……恥ずかしかったというか、なんというか」
告白したことないし、告白の仕方とかもわからなかったんだからしょうがないっていうか。
「だいたい、ミライから告白してくればよかっただろ」
「それだと違うんです! 誠道さんはもっと乙女心というものを理解してください!」
なぜか怒られてしまった。
すぐに「話が逸れましたね」とミライはかわいらしく咳払いをする。
「私はまず、今回の大まかな作戦を考えました。フェニックスハイランド所有者のマダムさんに使用許可を申し出ると、快くOKを貰うことができました」
ここあいつの所有物だったのかよ!
「なんなら、経年劣化で取り壊しが決定していた遊園地だったので、ジェットコースターでも観覧車でも盛大に壊していいとおっしゃっていただきました。本当にありがたかったです。ド派手な演出により信憑性も増しましたし」
「おいちょっと待て。いま経年劣化って言わなかったか?」
「はい。だから遠慮なく壊せたんです。いくら私でも、無断でアトラクションを破壊しませんよ」
「俺が言いたいのはそこじゃねぇ! 俺たちはそのジェットコースターに乗ったじゃないか」
そう指摘すると、ミライはしまったと口を開け、てへっ! と舌を出した。
「すみません。忘れてました」
「忘れるようなことじゃないだろ!」
だからあのロボット、変なことばっかり言ってやがったのか。
いやそもそも自動ロボットが危険なアトラクションに乗せるのを容認するって、そのロボットが一番経年劣化してるだろ!
「すみません。だって、誠道さんの怖がっている姿を見たくて」
「そうやっていじらしく言ったって意味ないからな」
「ああでもしないと、誠道さんと手をつなげないと思いまして。せっかくのデートなのに」
「……おお、そそ、そうか」
そういや、あのとき手を握られたんだっけ?
いろいろとありすぎて、つい数時間前の出来事なのに何日も前のことのように思えてきた。
「えっ? この言いわけで納得してくれるなんて、ちょろっ!」
「おいミライ。いま、ちょろいって言ったな」
「そんなことより、無事にフェニックスハイランドの協力を得た私は、次にこの脚本の軸となる強敵を探すことにしました」
ああ、無視されちゃいましたね。
「最初はまあ、なんか聖ちゃんが闇落ちした的な展開でいいかと思っていたのですが、なんと運よくあの方々がグランダラに来ているという情報がっ!」
「あの方々?」
「はい。一人目は創流御九条さんで」
「そいつ本当に実在する人間だったのかよ!」
前章のオチに使われただけの人じゃなかったのね!
「もう一人が天才魔術師リト・ディアさんです!」
「…………えっと、そいつはえっと……あ! あの過去が見える水晶を作り出したナルシストか!」
ずいぶん前のことだったので忘れかけていたが、ようやく思い出せた。
天才魔術師、リト・ディア。
過去を覗ける水晶の発動に必要な呪文を、
『この水晶を作った天才魔術師リト・ディアは超イケメン! 私、今にも惚れちゃいそうですぅぅ!』
なんてふざけた文言にするくらいの、超絶ナルシスト。
ほんと、ずいぶんと懐かしい名前ができたものだ。
「そして! なんと本日はお二方ともこちらに来ていただいております!」
やけにテンションの高いミライが拍手を求めてきたので仕方なく応えてやると、ミライは満足げにうなずき。
「ではお二方とも、どうぞこちらにお越しください!」
ぱちんと指を鳴らすと地面に魔法陣が浮かび上がり、軽い爆炎とともに二人の人影が出現する。
一人目は、禿げ散らかした頭と四角い黒縁の眼鏡が特徴的なおじいさんで、油汚れまみれの白いタンクトップが、そのでっぷりと膨らんだお腹を殊更に強調させている。
右手にはスパナを持っており、いかにも自分の容姿にまるで興味がない、発明家然とした出で立ちだ。
二人目は、毎日二時間は手入れに費やしているんじゃないかってくらい艶やかな黒髪長髪を持つやせ型の男で、深緑色のマントに身を包んでおり、いかにもな魔法の杖を持っている。
そのニヒルに笑う姿からは若干のナルシストなオーラがにじみ出ていた。
うん、二人ともイメージ通りでなんかちょっとだけ安心したような、ショックなような。
だって、こういうときって二人とも実は美少女だった、みたいな展開になるのが普通だと思ってたからね。
ま、俺にはすでに彼女がいるから、今さら美少女が出てきたってもう遅いんだけど。
「誠道さん。これから出会う女性たちが自分に惚れるみたいな、荒唐無稽な考えはやめてください。ありえませんから」
「なんでミライは俺の思考を読み取ってんだよ!」
今は【無敵の二人】を解除してるよね?
「誠道さんの考えることなんてお見通しですよ。なんてたって私は誠道さんの彼女ですから!」
「その彼氏をバカにしたような発言してるんですけど! 俺が美少女からモテないって決まってるわけじゃねぇだろうが!」
「いや、決まってます」
真顔のミライにきっぱりと告げられる。
おい即答はやめろよ。
本当っぽく聞こえるじゃねぇか。
「だって、誠道さんはこれまで出会った女性たちに惚れられてないじゃないですか」
「……うぐっ」
胸に抉られたような痛みが走る。
「なのに、これから出会う女性たちに惚れられるわけがないじゃないですか」
本当っぽく聞こえるじゃなくて、本当でした。
「誠道さんに惚れたのはこの私だけです。ですから、誠道さんは私を一生大事にしないといけないんですよ。私と別れたらもう終わりなんですからね」
そう言われ、傷ついていた心が急激に熱くなる。
頬を赤らめたミライと目が合い、その熱が全身に広がったところで。
「ほぉ、君が噂の誠道少年か。わしの若いころにそっくりだ」
いつの間にか目の前まで来ていた、禿げ散らかしタンクトップ肥満おじさんがニンマリと笑う。
そして、なんかめちゃくちゃ汚れている手を差し出してきた。
「は、はじめまして。石川誠道です」
正直、そんな汚い手を握りたくはなかったが、発明家にとってはその汚れた手こそが勲章なのだろう。
そもそも、目上の人からの握手を断るのは印象が悪すぎる。
「こちらこそ、はじめましてじゃな」
禿げ散らかしタンクトップ肥満おじさんは、どこか子供を思わせる純粋な笑身を浮かべて。
「わしがかの有名な、天才魔術師のリト・ディアだ」
「普通逆だろうが!」
はぁ。
心のどこかでこうなるかもとは思ってたけどね!
前フリが丁寧すぎたし。
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