魔法少女のなんでも屋

モブ乙

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ごっこなんかじゃない

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人間が怖かった、いつも硬いもので叩いてくるから。
でも、綺羅さんは違った。
,,一人は寂しいでしょ?一緒に寝よ?,,
,,コタちゃんハンバーグ好きだねえ、嬉しい,,
,,おはようコタちゃん,,
,,みて、流れ星!,,
,,よしよし,,
いつも優しくて、撫でてくれて、僕が笑うと一緒になって笑ってくれた。
大好きな人、僕が守らないと。
「コタ、ちゃん?きてくれたの?」
「来てくれて嬉しいよ、手間が省けた。」
,,おじいちゃんのところへ行きます、だから綺羅さんを巻き込まないでください。」
はっきりと言う。
「ダメだよ、私たちもう会えないんだよ?」
泣きそうになるが、どうにか笑顔を作る。
「綺羅さん、ありがとうございました。」
「嘘言ったらダメ、だって…泣いてるじゃん、お別れなんて…私やだよ。」
「だめなんです、人と妖怪は、仲良くできない。」
それだけ言って、男の元へ行こうとする。
「だめ!」
後ろから抱きしめられる。
「綺羅さん!離して…」
「やだ!コタちゃんと一緒にいたいの!」
「君たち、いい加減にしないか‥人と妖のあるべき姿は…仲良しごっこでは!」
男は鼻血を垂らしている。
「くそ!時間が…ゴホゴホ!」
口元を抑え、血を吐く。
「玉藻前!」
「うっ!」
「綺羅さん!」
綺羅が地面にうずくまる。
「はあ、玉藻前の呪いに、常人が耐えられるはずもない。」
玉藻前の背に乗る。
[私は石を抜きに行く、せいぜい仲良しごっこをしているんだな!」
「コタちゃん、私は…」
「無理に喋っちゃだめです!」
背中に手を当てる。
「はああ!」
「コタちゃん…」
「綺羅さんと離れるのはいやです、だから…絶対治します!」

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