魔法少女のなんでも屋

モブ乙

文字の大きさ
上 下
273 / 577

しおりを挟む
「蛇姫ちゃん、ご指名だよ。」
「はぁい、店長。」
露出の多いドレスを着て、客の横に座る。
「ねぇ、私ね、いっぱい飲める人が大好きなの。」
舌を出して見せる。
「たくさん飲めたら、ベロ入れてあげる。」
「え?ほんと?」
「ええ、ボトル入れてくれる?」
「うん。」
男の顔を見る、,食べるには不味そうだが、残穢を吸うのはいいだろう。
「かわいいわね、疲れ切った顔して。」
「かわいい?」
「ええ、弱った小鳥ちゃんを見てる見たい。」
「そうなんだよ、俺ブラック勤めで残業ばっかで…あー。」
「まぁ、飲みましょ?飲んで忘れちゃいましょうよ。」
男の目を見て笑う。
「ああ、そうだね。」
男は豪快に酒を煽る。
「あらぁ、いい飲みっぷり。」
男の頬を吸う。
「ああ、おいしい。」
「おいしい?」
「ええ、もっと飲みたい。」
「蛇姫ちゃん、ご指名。」
「はーい。」
そこにいたのは着物の老人だった。
「あら、ぬらりさん。」
「蛇は古来より酒を好む、か…八岐大蛇もお前も。」
「私と飲みたいんですか?」
「バカを言うな、人間どもを魅了し、カモにしておるのじゃろう?」
「あなただって人の家の物を盗み食いするでしょう?」
「悪い事とは思わんさ、わしらは元より人間と仲良くやるものではない、お前の好きにやれ。」
睨みつける。
「じゃが、犬神老師は少々執着が過ぎる、あれとつるんで何をする気じゃ?」
「コタ君の妖気は強力です、老師様を超えるかも。」
「山も森も廃れた、狐は前のようには生きられん。」
「案外いけるかも♡」
「お前、人間と戦を起こす気か?」
「どうでしょうね。」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

性転のへきれき

廣瀬純一
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

処理中です...