魔法少女のなんでも屋

モブ乙

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最強の巫女

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そして、百合は霊体になった。
その後はお姫様になりたいと、ドラゴンアドベンチャーに辿りついた。
「冷たい!」
「アイスですよ!」
冷たくて甘い食べ物、ミルクとイチゴの味。
「美味しい!」
「よかったです!」
「そういえば、君の名前は?」
「四宮初音です!」
「四宮!?」
四宮というと、日本最大の企業グループだ。
「遊園地あるよね!?四宮グループの!」
「はい、じいじ様と遊びました。」
やはりこの子は、四宮の令嬢だ。
「一人でゲームしてるの?」
「はい、じいじ様の会社のゲームなので。」
「ええ!?」
霊体になり色々なところを彷徨ううちに、とんでもないところに来てしまったようだ。
背中に、ぞくっと気配を感じた。
「誰?」
「許さない、許さない許さない…」
「取り憑かれてる?」
「許さない許さない許さない!」
剣が浮いた。
「ケス。」
「はあ!」
初音を刺そうとした剣は空中で静止した。
「その人から出て行ってください!」
五芒星の印を結ぶ。
「魂、人ノ魂…」
「いやああ!」
「よこせ、オマエノ、魂。」
,,怖い、痛い!,,
「頭を抑えてうずくまる。」
「コッチへ来い。」
体が引き寄せられる。
「よこせ、よこせ。」
「いやああ!」
「オマエノ、魂を!」
「じいじ様あ!」
「去れ!」
少女の髪はなびいていた。
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