魔法少女のなんでも屋

制裁

勇者、公式から与えられた称号だ。
なのに、ぽっとでの配信者が自分の人気を脅かしている。
なんとかしなければと思っていた矢先、朗報が飛び込んできた。
魔王の仲間が、,,新聞屋,,を脅したのだ。
「運営が把握する前に、俺たちで魔王を潰す。」
「ふう、だいぶ売れたのう。」
始まりの街に店を構えて少し経つが、やはり新規が多いので回復アイテムがよく売れる。
「娘っ子どもと飯でも行くかの。」
ぬらりひょんは奥の優斗たちを呼ぼうとした。
「すいません。」
「ああ、いらっしゃい。」
長髪の青髪、ずいぶん立派な剣を持っている。
「かなり慣れておるようにお見受けするが、なぜこのような所へ？」
「あなたに要件がありましてね。」
「わしの店はあなたほどの上級者が使うものは売っておりませんが？」
「いえ、店ではなくあなたに。」
「なんじゃと？」
「あなたがプレイヤーを脅したと。」
見透かしたような視線を向けてくる。
「仮に事実として、なぜ貴様らが出張ってくる？運営に任せる物ではないか？」
「我々はこのドラゴンアドベンチャーで最も大きなギルドです、,,勇者様,,の率いるね。」
「何が言いたい？」
「我々への一般プレイヤーの期待は大きいのです、迷惑行為を行うプレイヤーを放置はできない。」
芝居掛かった仕草で残念がる。
「舐めるなよ童。」
後に周り込む。
「舐めてるのはお前だ。」
回し蹴りを食らった。
「がは！」
「制裁だ、勇者様のご命令だ。」
「愚かな。」