魔法少女のなんでも屋

モブ乙

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メタスラ

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恋はこっそりと息を吐いた、映像研の巻き込まれ体質が出てしまった。
明らかに怪しい老人が護衛を申し出てきたのだ。
「実のところ、ワシらは人間ではないのです。」
「え?」
「ご存知ないですかな?妖怪の大将…」
「もしかしてぬらり…」
「さて、どうでしょうな。」
老人がニヤニヤ笑っている。
「わかりました、お願いします。」
「では、交渉成立ということで。」
「いくら払えば?」
「二千Gほど。」
「ボックスオープン!」
アイテムボックスからお金を取り出す。
「ありがとうございます、それにしても冗談にお付き合いくださるとは。」
「へ?」
「ワシはただのジジイですよ。」
「ええ!?」
「ご安心くだされ、妖怪の名を語る恐喝など致しません、きっちり護衛いたしますよ。」
老人に転がされたようだ。
「どーも、ありがとうございます!」
エイトが頭を下げる。
「いえいえ、ワシは商人ですので、どうぞご贔屓に。」
老人は終始、ニヤニヤしている。
「あ!メタスラ!」
女の人が叫んだ。
「何!?捕まえろ!」
金属の塊のような生き物を女の人が捕まえようとするが、逃げられた。
「クソ!」
「わー!キラキラです!」
猫耳の女の子が追いかけて行った。
「またんか娘っ子!」
「むぎむぎ!?」
「ムギー!」
残りの皆で追いかける。
「はあー、むちゃくちゃじゃん。」
「うおー!メタスラだー!」
うちのバカ部長も走り出した。
「ちょっとエイト!?」
「エイトさーん!」
またこうなる、映像研はいつも何かしらに巻き込まれる。
そして森に入った。
「クソォ、メタスラ!」
「おっちゃんもう無理だよ。」
「ぐぬぬ!」
「ねえ、足音しない?」
男の子が言った。
「へ?」
「グオオ!」
「ぎゃー!サイクロプス!」
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