魔法少女のなんでも屋

モブ乙

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睡眠の質と心拍数

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「カイチョーの様子がおかしい?」
「うむ、ワシがいきなり呼び出して暇つぶしの相手をさせても文句ひとつ言わん。」
「それはおかしいですね。」
梨流華たちは理事長に呼び出されていた。
「あれは生徒会長じゃからな、学園祭も近いし何かあっては士気が…」
「わかました、調査してきます!」
「うちってこんなこともするんすか?」
「私ら何でも屋だからね~。」
白瀬はなんだ緊張した、今までとはやることが違う、あまりにも。
「ゆうてカイチョーは生徒会室で篭りきりだから…」
「仮想現実研究会に行きます!
実弥の言葉に困惑する、一体どんな部活なのだろう?
「好きな夢が見たいって人の集まり。」
「はあ。」
「カイチョー寝てても仕事するから、その人たちの作った仮想世界で捕まえよー!大作戦!!」
「理想の夢を見て、睡眠の質を向上する装置です。」
VRゴーグルとヘルメット、これを使って仮想世界へ行く。
理想の夢、思い当たる所は…猫でも撫でながら部屋でのんびりと。
白瀬はそんなことを考えながら電脳へと意識を移行する。
暖かで柔らかいもの、布団だ。
そして、横に誰か寝ている、綺麗な赤髪、センパイ!?
「わああ!センパイ!?」
「ん~?どしたの氷くん。」
「いや、センパイなんで!?」
「私の理想じゃない?」
体の向きを変え、なんでもないように言う。
「氷くんあったかいからねえ。」
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