169 / 277
勘
しおりを挟む
「飲めえ!歌えぇ!」
天が真っ赤になって酔っ払っている。
「天さん、飲み過ぎですよー、それじゃ普通の天狗じゃないですか!」
「あんだとお、俺はあ、烏天狗だっつのうのお。」
ムギが突っ込む。
「良い飲みっぷりですな!」
「そうだろお?俺はあ、酒仙だあ、李白なんか目じゃねえ、ダッハハ!」
「ごめんねズズちゃん、天さん酔ったらあんな感じになっちゃって。」
「うんう、いいの、エルフはおもてなしが好きだから。」
ころころと笑うスズネの顔にドキドキする。
「ユウ!手ェ握んなさい、男でしょ!」
「姉ちゃんまで酔ってる…」
優斗は頭を抱えた。
「ね、手握って?」
「いいの?」
「恋人だもん。」
おずおずと手を握る、白くて綺麗な指だ、それに温かい。
「ユウくんかわいい!」
「へ?」
スズネにツンツンと頬を突かれる。
「す、スズちゃん!?」
「私、イタズラ好きのお姫様だもん。」
「ええ~?」
「だーいすき!」
「わ!」
抱きつかれた。
「かわいい、ね?氷くん。」
「そうですすね、あの…センパイ!」
「どした?」
「手、繋いでいいですか?」
「うん、いいよ!ありがとう。」
「白瀬君いけ~!リルちゃん離すな~!」
,,お姉さん,,たちは弟を後ろから応援していた。
「ね、リルちゃん、みんな。」
「どうしたの?セリ。」
「なんか、大きいことが起きる気がする。」
「え?」
「スズネちゃとか白鳥さんも一緒に来てもらった方がいいかも。」
「!?」
天が真っ赤になって酔っ払っている。
「天さん、飲み過ぎですよー、それじゃ普通の天狗じゃないですか!」
「あんだとお、俺はあ、烏天狗だっつのうのお。」
ムギが突っ込む。
「良い飲みっぷりですな!」
「そうだろお?俺はあ、酒仙だあ、李白なんか目じゃねえ、ダッハハ!」
「ごめんねズズちゃん、天さん酔ったらあんな感じになっちゃって。」
「うんう、いいの、エルフはおもてなしが好きだから。」
ころころと笑うスズネの顔にドキドキする。
「ユウ!手ェ握んなさい、男でしょ!」
「姉ちゃんまで酔ってる…」
優斗は頭を抱えた。
「ね、手握って?」
「いいの?」
「恋人だもん。」
おずおずと手を握る、白くて綺麗な指だ、それに温かい。
「ユウくんかわいい!」
「へ?」
スズネにツンツンと頬を突かれる。
「す、スズちゃん!?」
「私、イタズラ好きのお姫様だもん。」
「ええ~?」
「だーいすき!」
「わ!」
抱きつかれた。
「かわいい、ね?氷くん。」
「そうですすね、あの…センパイ!」
「どした?」
「手、繋いでいいですか?」
「うん、いいよ!ありがとう。」
「白瀬君いけ~!リルちゃん離すな~!」
,,お姉さん,,たちは弟を後ろから応援していた。
「ね、リルちゃん、みんな。」
「どうしたの?セリ。」
「なんか、大きいことが起きる気がする。」
「え?」
「スズネちゃとか白鳥さんも一緒に来てもらった方がいいかも。」
「!?」
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
獣人の里の仕置き小屋
真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。
獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。
今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。
仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる