魔法少女のなんでも屋

モブ乙

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「メカ研究会です、生徒会より司令を受け、救助に来ましたっす!」
「亀が、喋った?」
ズズが困惑している。
「嬢ちゃん落ち着け、こりゃ多分カラクリだ。」
「カラクリって何?」
天の言葉に余計に困惑しているようだ。
「あー、エルフってすごいゲンシテキだから…。」
梨流華が困ったように笑った。
「とりあえず俺たちで回収するから、会長に部費削られるのはカクゴしといてくださいね~。」
亀の甲羅部分がオープンカーの要領で開く。
「えーと、映像研と何でも屋の皆さん乗ってくださいそれから羽が生えてる方、飛べます?」
「おう。」
「そんじゃそこの猫耳の方を抱っこで運んでいただけますか?」
「おう。」
「と、いうかお二人は、日本人?でいいですかね?」
メカ研の部員も混乱しているようだ、羽の生えた男と、猫耳の茶髪の女の子がいるのだ。
「いやあ、俺らは,,人,,じゃねえけど、一応日本の妖怪だ。」
「妖怪!?」
「私は猫又のムギと言います!」
ムギが元気に手を上げる。
「あー、化け猫的な?」
「化け猫じゃないです!尻尾二つあるでしょ!うわぁん!!」
「泣くなよ、ちくわいるか?」
天が頭を撫で、ちくわを差し出す。
「えーっと、ではお二人は日本の方ということで、でそこのエルフ?さんは?」
「私はいけないわ、エルフの姫なの。」
「わかりました、ではエルフさん以外の皆さん乗ってください。」
「うっう、うええ!」
「エルフさん!?」
「優くん、また来てくれる?」
潤んだ瞳で優斗を見つめる。
「ん、約束しよう。」
指切りをしようとする、だがズズは顔を横に振った。
「そうじゃなくて、エルフの約束、しましょ?」
「へ?」
頬ににキスをする。
「ほっぺにキスするのは、恋人の証、また来てね。」
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