魔法少女のなんでも屋

試練

「さあ、魔の頂点のお出ましだ。」
「それって…」
「ああ、悪魔だよ。」
「悪魔ぁ！？」
白瀬は絶叫した。
「落ち着け少年、再封印の手立てはある。」
「いやいや！なんでそんなの呼び出してんですか！？」
「スズだよ。」
「ええ！？」
「スズ、本当はスズネと言うんだが、その子はそこの少年が好きなんだ、だろう？」
ズズはコクリと頷いた。
「その子は君たちに付いていきたいだろうが、エルフは余所者が…おっと時間がない。」
「とにかくだ、弱い奴に娘はやらんってことだよ！」
本の中から悪魔が出てきた。
黒い人の体、牛の頭、元の世界の言葉では、,,バフォメット,,
「ワレ、ハカイシャナリ。」
黒い玉が降ってきた。
,,虚空.反転,,
黒い玉が悪魔の後ろで爆発した。
「天地先輩！？」
「こっちでも能力が使えてよかったです。」
,,落天,,
悪魔が地面に近づいていた。
「ゔゔゔ、おお！」
優斗が木を引っこ抜き、悪魔にぶつけた。
「うおお！」
そのまま炎を浴びせる。
「おのれええ！」
「やああ！」
剣で止めを刺そうとする。
「封じろ、空本。」
悪魔が本に吸い込まれた、教授だ。
「おめでとう、試練は合格だ、悪魔に臆さない勇気、族長も君を認めるよ。」