魔法少女のなんでも屋

モブ乙

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人脈

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「フム、異世界転移のう。」
「はい、どうにかなりませんか?理事長。」
「おいおい、私は神様ではないんだぞ?まぁ、私物を調べてはみるがね。」
梨流華の電話に理事長は困ったように答えたが、私物の中に異世界転移に使えるものがあるかもしれないということに、白瀬は驚いた。
「おー、あったぞ、梨流華君。」
「あったんですか!?」
「氷牙君、声大きい!」
「すいません。」
「知り合いの錬金術師がパワーストーンを譲ってくれたんじゃ、これでうちの生徒の、ホレ…天地宙人というテレポートの異能者がおったじゃろう?彼に異世界に飛ばしてもらうといい。」
「ありがとうございます!」
「ええんじゃよ、いつも色々やってもらっとるからの、おーい会長、二年B組の天地という男子生徒を…」
「理事長の人脈どうなってんすか…」
「私もよくわかんない、総理大臣と飲んだりしたって言ってたし。」
長い付き合いがある梨流華も理事長が何者なのか知らないというより、何ものか考えるだけ疲れるという様子だ。
「どうも、理事長に言われてきたんですが…」
ガラガラと引き戸を開けて入ってきたのは、水色の髪に星の目をした、童顔の男子だ。
「アンドロメダ星雲まではいけるって物理学研究会の人の計算してもらったんですけど、異世界には行った事ないので、うまくいなかったらすいません。」
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