魔法少女のなんでも屋

モブ乙

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類は友を呼ぶ

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類は友を呼ぶという言葉があるが、優斗はそのことをよく実感していた。
自慢をしたいわけではないが、彼は異世界で勇者と呼ばれておりこの世界では田舎の小学生として暮らしている。
特別な存在ということになるのだろう。
彼のベットは、猫又だ、尻尾が二つに分かれた猫の妖怪。近所のお兄さんは天狗なのだそうだ。
顔も赤くないし鼻も長くないということを指摘すると、,,自分は鴉天狗だから、そういうタイプとは違う,,
と言われた。
あとは座敷童が家にいる。
彼らは皆現代社会に適応しており、鴉天狗の天さんはバイトをしているし、猫又のムギは原宿に行ってみたいと言っているし、座敷童のしーちゃんはSNSをやっている。
妖怪や幽霊というモノにも色々とおり、人間を襲うものもいる。
彼らはそれらを退治したりしている。
「東京のねーちゃんは可愛かったか?」
「アンタなんてこと聞いてんの。」
天さんにしーちゃんがツッコミを入れている。
「俺だって出会いがほしーんだよ。」
「人間とは結婚できんでしょーが。」
「うるせー、こっちは山で生まれて千年以上ぼっちだぞ!?人ん家で暮らしてきたお前にはわかんねぇよ。」
「みなさん、そんなことよりご主人様の魔法見てあげましょうよ!」
ムギが不満そうな声を出す。
「ありがとう、ムギ。」
「オメーは優斗が大好きだな。」
「えへへ。」
ころころ笑う。
「えーと、はああ!」
「おー!火か?カッケェじゃん。」
「バズりそー。」
しーちゃんがスマホを向ける。
「俺の妖術と合わせりゃイイ感じになんじゃね?」
「カッコいいですね!火の竜巻!」
「だろ?ボオオ!ってな。」
「はい!」
「よっしゃ!抱っこしてやるよ。」
「アンタら単純ね。」
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