ボクっ娘と陰キャお兄ちゃんが魔法少女と一緒に義理の妹のscpを取り返しに行く話

かっけえじゃん

「わああん、ボク、ニナちゃん泣かされて、何もできなくって！」
「お前はよくやったよ、早く来てやれなくてごめんな。」　
ユイトはミヤを撫でた。
「そうだよ、お姉ちゃん悪くない！ニナお姉ちゃんいてくれたら何にも辛くない！」
「ありがとうね、ニナちゃん。」
「まあ、みんな無事でよかったよ、西園寺さんたちと合流しようぜ。」
「ばんちょー？会いたい！」
ニナがそういうと、西園寺さんたちが現れた。
「うお、西園寺さん大丈夫っすか！？」
「ん、ああユイトか、どうってことねえよ。」
「いや、どうってことねえって、顔ボコボコじゃないすか！」
「大丈夫だって、うちのドラ○モンの薬打ったからよ。」
「ドラ○モンってガクさんですか？」
「おう。」
「おそらく、大丈夫…です、呼吸音、も…後心音も異常なし…です。」
「これもすぐ引っ込むからよ。」
リュウジはイボを指差して笑った。
「ふああ、ねみゅい。」
ニナが大きくあくびした。
「もう寝ろよ、ニナ。」
「や！他のみんな…も、ふああ。」
「倒れそうになったニナを、誰かが支えた。
「はあ、はあ。大丈夫、俺が…守る。」
犬の耳が生えた男の子、銀髪なので、なんとなく狼のように見える。
「君、大丈夫？」
「ハア、ハア、ハア。」
「レン君！無理しないで！」
ミヤが駆け寄る。
「嫌だ！俺は、莉奈のことを守ってやれなかったんだ！だから、この子は！」
「カッケェな、お前。」
リュウジがレンの頭をわしゃわしゃ撫でた。
「なあ、俺がこの子を連れてくっていったらどうする？」
誰かの声がした。
「ワオーン！」
レンが声の主に向かって吠え、木が折れた。」
「おーおー、カッケェじゃん、なあ、アニキ！」