ボクっ娘と陰キャお兄ちゃんが魔法少女と一緒に義理の妹のscpを取り返しに行く話

化け物

「リュウ起きてよ～！」
「ぐかー。」
「起きろバカ兄貴！」
道路に寝転がる兄の顔を叩く。
「んあ？ひまわり？」
「もーやっと起きた！」
「どこだ？ここ。」
「東京だよ、東京！」
「戻ってきたのかよ！？」
「うん。」
「セナは！？」
「ちゃんといるよ～。」
「早くミヤお姉ちゃんたち探しに行くよ！」
「待て、ケータイあんだからあいつらに連絡しねえと。」
スマホで牛田に電話する。」
「もしもし、俺だ、迎えに来てくれ。おう、よろしく。」
「あいつらが来るまで待ってるぞ。」
「でもお。」
「大丈夫だ、ミヤちゃんたちは強え、だろ？」
ひまわりの頭を撫でてやる。
「うん！」
「よし！仲間は信頼するもんだからな！」
「すみません。」
突然着物の女性が現れた。
「何か食べ物を…」
女性がふらついた。
「大丈夫ですか！？」
ひまわりが駆け寄る、突然女がひまわりを抱き上げた。
「ああ、おいしそう。」
女がひまわりに噛み付いた。
「ああ！」
「やはり若い娘の血はいいな、だが量が少ない！」
女が乱暴にひまわりを投げる。
「ひまわり！おいテメェ！」
「騒ぐな、儂は男は食わぬ。」
「妹に何しやがった！？」
「血を吸っただけだ、死にはせん、鬱陶しいのう。」
「セナ、ひまわり頼む。」
ひまわりをセナに渡す。
「ぶっ殺してやる！」

「たかが人間ごときが儂を？」
「お前は人間じゃねえんだな、このバケモンが！」
「化け物か、久方ぶりに聞く呼び名じゃ、儂を恐れろ人間！」