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私、キレイ?
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雨を吸ったアスファルトの匂い、飛行機の音、ボク達の地元、東京。
元の世界だ。
「ニナちゃん、寒くない?」
「うん。」
「大丈夫だよ、お家帰ろうね。」
あいつに打たれた薬のせいでうまく力が入らない、でも立たなきゃ。
「ボクは絶対、負けない!」
「うぅ、ぐう!」
「お姉ちゃん、足痛いの?」
「大丈夫だよ、心配しないで。」
「だめ!見せて!」
「え?」
ニナちゃんが足を撫でる。
「痛いの、痛いの飛んでいけ。元気になぁれ、元気になぁれ。」
「ありがとう、お姉ちゃんもう元気だよ。」
「よかった!」
「うん、ありがとう。」
お兄やみんなはどこだろう?なんだか変な寒気がする。
ゴボボ。
「何、アレ?」
泥水の塊のようなものが浮いている、すごく嫌な感じがする。
「お姉ちゃん?」
「見ちゃだめ。」
ボオオ!
火球を当てる、消えた?」
「ガハ!」
息が、できない!
「お姉ちゃん!」
「やあだ!」
ドガアン!
雷?実弥ちゃん!
「ミヤちゃん、前!」
「ハサミ!?」
飛んでくる大量のハサミを火球で焼き尽くす、しかし何かが通りすぎた。
「痛!」
頬から血が出ている。
「私、キレイ?」
「口裂け女!?」
元の世界だ。
「ニナちゃん、寒くない?」
「うん。」
「大丈夫だよ、お家帰ろうね。」
あいつに打たれた薬のせいでうまく力が入らない、でも立たなきゃ。
「ボクは絶対、負けない!」
「うぅ、ぐう!」
「お姉ちゃん、足痛いの?」
「大丈夫だよ、心配しないで。」
「だめ!見せて!」
「え?」
ニナちゃんが足を撫でる。
「痛いの、痛いの飛んでいけ。元気になぁれ、元気になぁれ。」
「ありがとう、お姉ちゃんもう元気だよ。」
「よかった!」
「うん、ありがとう。」
お兄やみんなはどこだろう?なんだか変な寒気がする。
ゴボボ。
「何、アレ?」
泥水の塊のようなものが浮いている、すごく嫌な感じがする。
「お姉ちゃん?」
「見ちゃだめ。」
ボオオ!
火球を当てる、消えた?」
「ガハ!」
息が、できない!
「お姉ちゃん!」
「やあだ!」
ドガアン!
雷?実弥ちゃん!
「ミヤちゃん、前!」
「ハサミ!?」
飛んでくる大量のハサミを火球で焼き尽くす、しかし何かが通りすぎた。
「痛!」
頬から血が出ている。
「私、キレイ?」
「口裂け女!?」
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