ボクっ娘と陰キャお兄ちゃんが魔法少女と一緒に義理の妹のscpを取り返しに行く話

モブ乙

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モテ期

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ズ、ズーズルズル。
「つまりですね、みなさんに何か興行をやっていただきたいのです。」
「それでひまちゃんが歌うって事?」
セナが質問した。
「歌っていただくだけでもいいですが、せっかくですから勇者パーティのみなさん全員で何か…」
「じゃあ、MV 撮るのは?
梨流華が言った。
「申しわけありません、MV というのは?」
「歌ってる動画を撮るんです。
「ほう、いいですね。」
「ああ、俺にできるかな?そんな陽な事。」
ユイトが下を向いてしまった。
「お兄、ボクもついてるから大丈夫!ね?」
なにはともあれ、撮影してみようという事になった。
精神世界は映像記録用の水晶玉に映せないという事で、ニナの出番だ。
現実改変能力で全員服を着替える。
「異世界で浴衣着るなんてねー。」
「お、おう。」
「キンチョーしすぎだよ、ボクたちは海で遊んでるだけでいいんだから。」
ニナの現実改変で、一時的に周囲が海になる。
手を繋いで歩いたり、水をかけあったりする。
ひまわりの高い声が気持ちいい。
「楽しかったねー。」
「ああ、小さい時海行ったよな。」
「お前こんなにちっちゃかったよなー。」
「んもー恥ずかしいじゃん。」
「兄ちゃんからすりゃあの頃のまんまだよ。」
ユイトがミヤの頭をわしゃわしゃ撫でる。
「ちょっとーくすぐったいってー!」
「思いっきり甘えてやるー!」
ユイトの背中に抱きついた。
「あったかい、もうここで寝る。」
「おいおい、寝るなら膝枕だろ?」
「膝枕ならいいの?」
「いいよ?」
「私も~!」
「うおっと。」
ニナがミヤの背中に飛びつく。
「モテモテだね、ユイトくん。」
「モテてないっすよ。こいつら妹ですから。」
「それを決めるのは早いんじゃない?」
「姫さま!」
「ねえ、手繋いでくれない?


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