103 / 141
スター
しおりを挟む
やりたいようにやる、ずっと姫として生きて来たのでよくわからないが、やってみたいことならある。
「私、ラーメンというものを食べてみたいの。」
「いいじゃん!」
「こっちにもラーメンあるんすね。」
「肉はイノシシだけどね。」
ホムラが言った。
「おじいちゃん食べたことあるの?」
「教皇陛下にお仕えする前は色々なところを旅していたんだよ。」
「それで色々持ってるんだ。」
「カッパのミイラもあるよ。」
「それ偽物じゃない?」
「偽物じゃない、ちゃんとお告げがあったんだ。」
「すいません、そこの方々。」
明らかにあやしい男が話かけて来た、指に宝石の指輪をはめ、金のネックレスをつけている。
サングラスをかけていて、関わるべきでない気がする、すごく。
「突然すいません、お仕事のお話をしませんか?」
「久しぶり、ゴルさん。」
「お久しぶりですな、麗花様。」
「麗花ちゃんの知り合い!?」
「千弥様とはご贔屓にさせていただいております。」
「弟が奴隷を解放して、こっそりこの人に売ってるの。」
「奴隷商人!?」
「いやあ、とんでもない、私は奴隷を売りたいのではありません。スターを発掘したいのです。」
「スター?」
ミヤは困惑した、こんな胡散臭い人がまともな商売をしているようにはどうもおもえない。
「そうです、人々を沸かせるスターを!…そこのお嬢さんのような。」
ゴルがひまわりを指さした。
「え?私!?」
「そうです、あなたです。歌えますよね?」
「ちょっとだけ…」
「どうしてわかるの?」
「私の加護です。」
「私とお仕事をしていただければ、船をご用意いたしますよ?」
「もしかして、この人が王様の知らない部隊?」
「ええ、部隊というより弟の知り合いの集まりなの。」
麗花は苦笑いした。
「私、ラーメンというものを食べてみたいの。」
「いいじゃん!」
「こっちにもラーメンあるんすね。」
「肉はイノシシだけどね。」
ホムラが言った。
「おじいちゃん食べたことあるの?」
「教皇陛下にお仕えする前は色々なところを旅していたんだよ。」
「それで色々持ってるんだ。」
「カッパのミイラもあるよ。」
「それ偽物じゃない?」
「偽物じゃない、ちゃんとお告げがあったんだ。」
「すいません、そこの方々。」
明らかにあやしい男が話かけて来た、指に宝石の指輪をはめ、金のネックレスをつけている。
サングラスをかけていて、関わるべきでない気がする、すごく。
「突然すいません、お仕事のお話をしませんか?」
「久しぶり、ゴルさん。」
「お久しぶりですな、麗花様。」
「麗花ちゃんの知り合い!?」
「千弥様とはご贔屓にさせていただいております。」
「弟が奴隷を解放して、こっそりこの人に売ってるの。」
「奴隷商人!?」
「いやあ、とんでもない、私は奴隷を売りたいのではありません。スターを発掘したいのです。」
「スター?」
ミヤは困惑した、こんな胡散臭い人がまともな商売をしているようにはどうもおもえない。
「そうです、人々を沸かせるスターを!…そこのお嬢さんのような。」
ゴルがひまわりを指さした。
「え?私!?」
「そうです、あなたです。歌えますよね?」
「ちょっとだけ…」
「どうしてわかるの?」
「私の加護です。」
「私とお仕事をしていただければ、船をご用意いたしますよ?」
「もしかして、この人が王様の知らない部隊?」
「ええ、部隊というより弟の知り合いの集まりなの。」
麗花は苦笑いした。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる