ボクっ娘と陰キャお兄ちゃんが魔法少女と一緒に義理の妹のscpを取り返しに行く話

女王様

「ガアア！」
突然木が揺れる、ほどの轟音が響いた、
「お兄！みんな、くるよ！」
「ぐっ重てえなあ！こんにゃろお！ゔおらあ！！」
巨大な影は吹き飛んだ。
「きゃあ！おじいちゃん、何～？」
「ニナちゃん、怖かったら無理に見なくても…」
「やだ！お姉ちゃん応援するの！」
「そうか、じゃあ一緒にみよう。」
,,それにしてもオーガを捕まえてくるなんてね,,
オーガとはゴブリンの大型種である。
「だが、オーガ1匹じゃ済まないよね。」
画面の向こうでは木の根が地面から突き出ている、しかし皆がジャンプして、かわした。
「よし！」
「わあ！カッコいい！」
「はあ！」
セナが空中で剣を振うと根が切れた。
「よおし、よくやった！」
「グエエ！」横から紫の液体が飛んでくる
「ミヤ！」
「おっけ！」
ミヤの炎で全て溶ける。
「すごーい！お姉ちゃんカッコいい！」
ニナは飛び上がって喜んでいる。
「おじいちゃん、アレボール？」
「ん？アレはまずい！メタルスライムだ！目ぇ瞑りなさい！」
銀色のボールからトゲが伸びた。
「ひまわり！いけえ！」
リュウジの肩に乗っていたひまわりがトゲを砕いた。
だが、また生えた、四本だ。防ぎ切れない。
「きゃあ！」
ひまわりは死を覚悟し、目を瞑ったが、トゲが届くことはなかった。
雷でスライムが溶けたのだ。
「フローラさん！？」
「久しぶりね、ミヤちゃん！ユイト君！」
「よく生きてたな、お前ら！」
「皆さん、お久しぶりです！」
体が高く舞い上がった、フローラの魔法だ。
「ええ！？誰！？」
ひまわりが混乱している。
「魔王様です！」
クロが元気に言った。
「魔王！？悪い人！？」
「魔王様は悪い人じゃありません！」
「お前の説明が足んねえんだよ！」
「はい、ごめんなさいご主人様。」
「おい、泣くなって！　スルメ食うか？」
「わーい！」
「よかったわね、クロちゃん。」
「おじいちゃん、あの人誰？」
「女王様だよ。