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「俺たちを王都に!?」
「選ばれし者を王都に導け、という事だ。」
「それは俺たちであってるんですか?」
「君たちがあんな所にいたのは、クエスト進行フラグだからだ。」
「そんな事あります!?」
「だから普通じゃないんだよ、このゲームは。」
「お兄、ボク聞こえた、選ばれし者よ旅に出よって。」
ミヤが真面目な声で言った。
「マジ!?」
「私が思うに、ニナを奪った黒幕がこのゲームの運営に紛れている。」
ブライトも真面目な声で言う。
「何が目的なんでしょう?」
「観察、ではないかと思う。」
「かん、さつ?」
ミヤが怒りの滲む声で言った。」
「ああ、ミヤ君は白衣の男を見たんだろう?彼は間違いなく科学者だ、そして科学者は分からない事がとにかく気に食わない生き物だ、つまり彼の目的は君たちを観察し、理解する事だ。」
「ふざけてる。」
「ああ、私も人類の味方を名乗ってはいるが、科学と倫理は対極だと思っている。そして君は倫理的な
人間だ。受け入れ難いだろう。」
「はい、受け入れたくないです、絶対に。」
「君は素直な子だ、泣きたい時には泣いて、笑いたい時には、う!」
ブライトが胸を抑えた。
「博士!?大丈夫ですか!?」
ブライトの顔に不気味な模様が浮かんでいる、,,呪い,,効果を受けたのだ。
「大丈夫です! ボクがなんとかします!」
ミヤがブライトの手を握る。
「心配するな、ここで死んでも本当に死ぬわけじゃないし、もし仮に死んでも私は…」
「ダメです!ふうう!」
ミヤの体に模様が移る。」
「まったく、君はクレイジーだ。」
「呪いは、暗黒竜のご飯なので、ゔゔゔ!」


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