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悪魔の囁き

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世界が混乱の中にあっても何一つ変わらず異常存在を観察しなければい職員にとって、,お姉ちゃん,の存在は大きくなっていた、外で一般人が途方に暮れているかもしれないのに、ただ檻の外から化け物を観察するだけの自分たちは人類を守っていると言えるのだろうか?自分の仕事は本当に世界のためなのか? でも評議会には逆らえないし…というような想いを外で一般人のために戦っているであろう,お姉ちゃん,を応援することで解消していたのだ。その内にお姉ちゃんを応援しようの会なるものが生まれた。
活動内容は特にない、評議会が終了を命じている人物を応援するなどあってはならないからだ。
UFOらあめんに飲みに行って, あの子は何をしているだろうか,と話をする程度である。
それを一番知ってはいけない人物が知った、ジャックブライトである。
「キミたちミヤくんに会いたいのかい?」
「ぶっブライト博士!?」
「そんなに驚かないでくれ、私をなんだと思ってるんだい?」
「問題児。」
「財団で一番ヤバい人。」
「私としてはコンドラキよりマシだと思ってるんだけどねえ。」
「というかキミたち私よりクリアランス下だろう?一応上司だよ私」
「まあ、それはいい、彼女に会いたいんだろう?」
「あの、そもそも彼女は生きてるんでしょうか?」
「生きてるよ、ほら。」
ブライトがスマホを見せる、地図上に点が光っている。
「これが彼女の位置情報。」
「なぜ博士がご存知なんです!?」
「彼女に解雇処分を下したのは私だからね、ペンダントに細工したんだ、おいおいそんな目で見ないでくれ。」
「いや、それO5に見せないんですか?」
「見せるわけないだろう、なんのためにスマホを買ったと思ってるんだ?」
「見せるよう言われないんですか?」
「その辺は倫理委員会が止めてくれてるんだよ。」
 「で、どうする? 会いたいかい?」
「いや、その辺は職員として…なあ?」
「評議会に嫌気がさしてるんじゃないのか、彼女なら聞いてくれるよ?」
まるで心の中の悪魔ようだ。
「たまには評議会の愚痴大会でもやろうじゃないか。」
「289に先生と呼ばれてみたいだろう?」
「いっ行きます。」
「よし、キミは?」
「いえ私は職務に忠実に…」
「本当に、ほんっとうにいいんだね?」
「う。」
「いいんだね?」
「行きます!!」


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