ボクっ娘と陰キャお兄ちゃんが魔法少女と一緒に義理の妹のscpを取り返しに行く話

お仕えは嫌

「ミヤお姉さん大好きです！」
「ボクもだよ、お願い聞いてくれてありがとう。」
「いえ、パンのお礼です、それにクロは優しい人にお仕えしたいので！」
「ありがとう、でもお仕えは嫌だな」
「ダメですか？」
「仲良くしたくないって意味じゃないよ、友達になろ？」
「はい！」
「うん、よろしくね！」
「やーお前は風呂入るたびにすごいことになるよな。」
「やめてよー恥ずかしいじゃん。」
「だって聖霊に好かれたり獣人に好かれたり…」
「クロはお兄さんも好きですよ。」
ミヤの膝に乗っていたクロがユイトをに向かって元気に言った。
「お兄さんも優しい匂いがします。」
「そう？ありがとう。」
「なでなでしてくれませんか？」
「ええ？いいの！？」
「はい！」
「まあ、君がいいなら…」
ゆっくりと頭を撫でる、ごろごろと喉を鳴らす音が聞こえる。
「ミヤちゃん、ユイト君、クロちゃんと仲良くしてくれてありがとうね。」
後ろからフローラさんが言った。
「いえ、こちらも妹を助けていただいたので。」
「あなたたちは多くの人に好かれているようね。」
「ええ？」
「詳しくはわからないけれど、あなたたちの妹の関係者の中にあなたたちを好いている人がいるわ。」
「どういう意味ですか？」
ミヤが少し緊張した様子で聞いた。」
「えーっとつまりね、あなたたち兄妹を本音では好いている人がたくさんいて、特にミヤちゃんには、その…ファンがいるの。」
兄妹の思考は停止した。