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口喧嘩
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「ごめんなさい、取り乱して。」
「いや、私の言い方が悪かったよ。すまない。」
「博士、ボクたちだってわがまま言うだけじゃありません、もうちゃんと戦えます!」
「ふむ」
ボオ。ミヤが手から炎を生み出す。」
ユイトの周囲に花が咲く
それを見たブライトはニヤッと笑った。
「これはいけるかもしれない、君たちの能力が有用だと示すことができれば、もう一度財団に戻れるかもしないよ。」
「しかし、彼女たちは財団に損害を与えています、評議会が納得するとは…」
管理官が焦ったように早口で言った。
「そこを納得させるんだよ、ミヤくん、評議会と口喧嘩する気はあるかい?」
「ミヤさんと評議会を合わせるんですか!?危険すぎます!もし怒らせれば…」
「ボクやります、評議会なんか怖くない。」
O5評議会、彼らがどんな存在なのか、ミヤとユイトは知っていた。
財団の最高意思決定機関であり、その気になれば国を消せるほどの財団の戦力を動かすことができる人々。
彼らの意思は財団の意思とされ、誰も逆らえない。
「彼らが異常と定める物を我々財団は収容するんだ、君たちは知らないだろうが、勘違いで世界に存在する全てのまくらを破壊したこともある。」
ブライトは冗談のように教えてくれたが、評議会はとても恐ろしいということを二人は覚えていた。
「よし、それじゃあ記録を撮ろう。」
その後二人の能力を動画に記録し、村に行って転校生組の能力も記録する。
彼女たちも財団に雇って貰うよう交渉するためだ。
「それでは諸君、これからサイト001に行くよ!」
「はい!!」
~サイト001~
転移装置でサイト001の正面玄関へ飛んだ一行は職員の案内で館内を歩いていた。
ここにscpはいない、最高権力であるO5はscpに触れてはならないと決まっているのだ。
「こちらに評議会の皆様がいらしゃいます。」
職員は無感情に言った。
「生体情報を認証します。」
ミヤたちの生体情報が読み取られる、ゆっくりと、巨大な扉が開く。」
そこには13人の男女がいた。
「お久しぶりです、皆様。」
ブライトが口を開いた。
「久しいな、ブライト博士。」
声の低い老人が答えた。
「君は我々に何を要求しているしているのか分かっているのかね?現実改変者は即時終了がプロトコルだ、例外はあるが、財団に損害を与えた者を雇用するなど、容認できない。」
「お言葉ですが、彼女たちの能力は非常に有用であると考えます、076の無力化を試行し、人的被害を出していません、資料はお送りしたはずです。」
「しかしだね、特に黒曜ミヤ、および黒曜ユイト両名は289を妹と呼んでいたと報告が入っている、オブジェクトに情を抱く人間など、我が財団にふさわしいとは言えない、いずれ被害を招くだろう。我々の使命は人類を守ることだ、理念を理解できぬような子供を一度でも雇用した事は我々の失敗と言える。」
「うるせえ、クソジジイ!」
「ミ、ミヤくん!?なんてことを!」
「ボクの妹を物みたいに言うな!」
「あれの危険性も遠理解できぬような子供が口を挟むな、我々は人類のために…」
「人類人類ってあの子も人間でしょ!」
「違う、あれはscpだ。人類の脅威だ。」
「財団にも現実改変者はいるでしょ!?何が違うの!」
「我々の制御できない物を放っておくわけにはいかんのだ、子供は黙っていなさい。」
「制御できなかったのはあんたちのせいでしょ、あの子に嘘ついて、ホントのこと教えないで都合が悪くなったら薬打って!」
「黙れ、お前に何がわかる!?人類を襲う化け物が!」
「一度はボク達に頼ったクセに!」
「ぐう、!」
「O5-1、私は彼女が正しいと思います、289の職員に対する恐怖心は彼女たちが着任してから大幅に改善されたと職員から報告が上がっています、我々は間違いを認めるべきではないですか?」
O5-13が言った。
「彼女たちの雇用の可否については投票を行うべきだと思います、皆さんそれでいいですか?」
「異議なし」
「異議なし!」
「いや、私の言い方が悪かったよ。すまない。」
「博士、ボクたちだってわがまま言うだけじゃありません、もうちゃんと戦えます!」
「ふむ」
ボオ。ミヤが手から炎を生み出す。」
ユイトの周囲に花が咲く
それを見たブライトはニヤッと笑った。
「これはいけるかもしれない、君たちの能力が有用だと示すことができれば、もう一度財団に戻れるかもしないよ。」
「しかし、彼女たちは財団に損害を与えています、評議会が納得するとは…」
管理官が焦ったように早口で言った。
「そこを納得させるんだよ、ミヤくん、評議会と口喧嘩する気はあるかい?」
「ミヤさんと評議会を合わせるんですか!?危険すぎます!もし怒らせれば…」
「ボクやります、評議会なんか怖くない。」
O5評議会、彼らがどんな存在なのか、ミヤとユイトは知っていた。
財団の最高意思決定機関であり、その気になれば国を消せるほどの財団の戦力を動かすことができる人々。
彼らの意思は財団の意思とされ、誰も逆らえない。
「彼らが異常と定める物を我々財団は収容するんだ、君たちは知らないだろうが、勘違いで世界に存在する全てのまくらを破壊したこともある。」
ブライトは冗談のように教えてくれたが、評議会はとても恐ろしいということを二人は覚えていた。
「よし、それじゃあ記録を撮ろう。」
その後二人の能力を動画に記録し、村に行って転校生組の能力も記録する。
彼女たちも財団に雇って貰うよう交渉するためだ。
「それでは諸君、これからサイト001に行くよ!」
「はい!!」
~サイト001~
転移装置でサイト001の正面玄関へ飛んだ一行は職員の案内で館内を歩いていた。
ここにscpはいない、最高権力であるO5はscpに触れてはならないと決まっているのだ。
「こちらに評議会の皆様がいらしゃいます。」
職員は無感情に言った。
「生体情報を認証します。」
ミヤたちの生体情報が読み取られる、ゆっくりと、巨大な扉が開く。」
そこには13人の男女がいた。
「お久しぶりです、皆様。」
ブライトが口を開いた。
「久しいな、ブライト博士。」
声の低い老人が答えた。
「君は我々に何を要求しているしているのか分かっているのかね?現実改変者は即時終了がプロトコルだ、例外はあるが、財団に損害を与えた者を雇用するなど、容認できない。」
「お言葉ですが、彼女たちの能力は非常に有用であると考えます、076の無力化を試行し、人的被害を出していません、資料はお送りしたはずです。」
「しかしだね、特に黒曜ミヤ、および黒曜ユイト両名は289を妹と呼んでいたと報告が入っている、オブジェクトに情を抱く人間など、我が財団にふさわしいとは言えない、いずれ被害を招くだろう。我々の使命は人類を守ることだ、理念を理解できぬような子供を一度でも雇用した事は我々の失敗と言える。」
「うるせえ、クソジジイ!」
「ミ、ミヤくん!?なんてことを!」
「ボクの妹を物みたいに言うな!」
「あれの危険性も遠理解できぬような子供が口を挟むな、我々は人類のために…」
「人類人類ってあの子も人間でしょ!」
「違う、あれはscpだ。人類の脅威だ。」
「財団にも現実改変者はいるでしょ!?何が違うの!」
「我々の制御できない物を放っておくわけにはいかんのだ、子供は黙っていなさい。」
「制御できなかったのはあんたちのせいでしょ、あの子に嘘ついて、ホントのこと教えないで都合が悪くなったら薬打って!」
「黙れ、お前に何がわかる!?人類を襲う化け物が!」
「一度はボク達に頼ったクセに!」
「ぐう、!」
「O5-1、私は彼女が正しいと思います、289の職員に対する恐怖心は彼女たちが着任してから大幅に改善されたと職員から報告が上がっています、我々は間違いを認めるべきではないですか?」
O5-13が言った。
「彼女たちの雇用の可否については投票を行うべきだと思います、皆さんそれでいいですか?」
「異議なし」
「異議なし!」
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