ボクっ娘と陰キャお兄ちゃんが魔法少女と一緒に義理の妹のscpを取り返しに行く話

男二人で異世界転移しようと思います

「というわけで飯野君、ミヤくんたちがいる宇宙に我々を飛ばしてくれ。」
「ええ、そんな事したら、私もどんな処分を受けるか…」
飯野が断ろうとする
「君のラブレターをみんなの頭に刷り込んでもいいんだね？」
「ヒィッ」
「わかりました、ただ管理官はお仕事がお有りでは？」
「最新のAIがここにはあるだろう？」
「ああ～わかりました、座標の特定に時間がかかりますので、少しお待ちください。」
「すみません、飯野さん。」
「いえ、私も子供に対しての終了処分は思うところがありましたので。」
「猪野がパソコンを操作する。
「多次元宇宙探査機がそれらしい宇宙と惑星を特定しました、ヒュームも想定に近い値を示しています。」
「よし、ビンゴだ！」
「これが現在調整中の転移装置です。」
管理官たちは飯野の研究室にやってきていた。
「なんというかでかい卵みたいだねえ。」
「本来は収容困難な生物型アノマリーを知的生命のいない他次元の宇宙へ飛ばすためのものなので、かなり大きく設計してます。」
「お二人にはこちらに入っていただいて、私が操作して転移します。」
「管理官知ってるかい？日本ではこういう漫画を異世界転移物というんだよ。」
「私はサブカルには疎い物で。」
「なら今度教えてあげよう。」
「我々二人してこんな事をして、バレて記憶処理されなければの話ですがね。」
「そんな事言って君もまんざらじゃあないんだろう？」
「まあ、彼女たちには会いたかったので、こんな仕事をしてますから、子供なんてできないだろうと思ってたんですが、もし娘ができたらなんて…」
「いいじゃないか、我々はいわゆる普通の社会のために仕事をする、だが我々も同じく平凡な人間であることを忘れてはならない」
「化け物を管理しているのにですか？」
「だからこそさ、人間らしく行こうじゃないか」
飯野が機械を操作し、周囲の空間が歪み始める。
「管理官、私たちもチートスキルをもらえるかもしれないよ。」
「人の認識を歪める技術を持っているんですからすでにチートでは？」