17 / 54
第一章 異世界召喚
17. どうやら聖女サマは不死身のようです ①
しおりを挟む
「ほわっ…ほわっ…ほわ……」
意識の遠くに、赤ん坊の泣き声がする。
鼻にかかったような、か細くて庇護欲を掻き立てられる声。
ねーちゃん、赤ちゃん産まれたんだっけか。
愉しみにしたいからって、産まれるまで性別が解んなかったけど、どっちが産まれたんだろう。
男の子だったら一緒にたくさん遊んであげよう。
女の子だったらめちゃくちゃ可愛がってあげよう。
ねーちゃんがきっかけで、仕事人間だった俺は人生を見直して、人らしく生きようと思ったのだ。
人一倍、感慨深くなるのも当然である。
(ああ、眠い)
「ほんわ…ほんわ…」
泣いてるよ、ねーちゃん。
そいつ、お腹が空いているのかも、な。
だってあれから随分経った気がするんだ。それに80mlしか飲んでない。
赤ん坊ってのは、頻繁に腹を空かせる生き物なんだろ?
「ほわっ!!ほわっ!!ほゎわっ!!!」
「!!」
耳元、はっきりとした声。
一気に覚醒し、ガバリと起き上がる。
しかし、ふわふわ過ぎるソファに完全に埋もれてしまっている俺は、殆ど身動きが取れない。
横目で声のする方向を見やると、ソファの真横に備えたローテーブルの上、赤ん坊が手足をわたわたと動かしていて、なんと縁の端っこまで移動していたのである。
「うわっ、マジかよ!!」
身体の半分以上は縁から出ていて、危なっかしいというよりは、ほぼ落ちかかっているも同然だった。
ローテーブルは俺の膝ぐらいまでの高さとはいえ、赤ん坊からしたら自分の背丈ほどもある。
大人でさえもベッドから落ちたら痛いのだ。どこもふにゃふにゃの赤ん坊が落ちたらひとたまりもないだろう。
ソファに埋もれてもが付いていても抜けられず、手をこまねいていても仕方ないので勢いをつけてソファごと回転。何とか脱出に成功する。
が、その時立てた、ガタンと大きな音に赤ん坊――リアが驚いて泣き声が大きくなった。
「あわわわわっ、ま、待って!」
そしてついに辛うじてテーブルに乗っていた肩が外れ、リアはひっくり返って硬い石床に落ちていく。
間に合わない!
俺の馬鹿!何で寝入っちまってたんだ!
1秒にも満たない一瞬で、最悪の結末を想像する。
リアの、小さな身体が床に打ち付けられる、そんなにぶい音を覚悟して瞠目していた俺であったが、いつまでもその音は聞こえない。
「……?」
ただ、リアの泣き声、中断せずに聴こえるのみである。
俺は這ってテーブルに急ぎ、リアの元へ。
「は?」
ここに来て、何度「は?」と言ったのか、数えるのも阿呆らしい。それくらい、俺は面食らい過ぎた。
激しくは無い泣き声。
相変わらず手足を縮こませながら、アワアワと動いているリア。
天井を見つめ、涙も流さず、猿みたいなしわしわの顔を更にしわくちゃにさせながら。
その背を、数センチ。
――――浮かせて。
人間ってのは、あんまりにも驚くと反応すらしなくなんのな。
現実と仮想の狭間で考えを停止させる。
もれなく俺もそんな感じで、浮いたリアを見る事しか出来なかった。
夢か現か。
どちらにせよ、タチが悪い。
「はは…そういう事かよ…」
鳥に攫われて行方不明になっても、こいつ自体を少女らが心配していなかったワケも。
一週間も碌にミルクをやらずとも、死なないからと無頓着だったフアナの態度も。
そして、俺がわたあめに食いつかれて怪我一つ負わなかったのも、頬を幾ら抓ろうが痛くなかったのも。
女神の加護を、俺が得ていると言ったフアナ達の会話を反芻して導き出された答え。
浮いたリアを両手で抱き上げて、胸元の高い位置へ。
そして、パっと手を離した。
俺はとんでもない事をしている。
テーブルとは比べ物にならない、わざともっと高い場所からこいつを落としたんだから。
非難なら後でいくらでも受けてやる。
でも、多分非難されるような結果にはならない。
重力に従ってストンと落ちていく無力な赤子。
打ちどころが悪ければ、最悪死ぬ。
「……」
「ほえっ、ほえっ、ほえっ…」
やはりというか、結果はもう分かっていたんだけど。
リアは床に叩きつけられる事はなく、先程と同様に、衝突一歩手前で浮いたのだ。
そこに見えないプロテクトがあるかのように。
(異世界…)
これでも学生時代からゲームや漫画に興じてきた身である。
家族には内緒だが、就職するまではサークルに入って薄い本なんかも作ってきた。
このような世界に偏見は無く、ジャンルとしてのMMORPGは大好きだ。叶うならばそんな世界に、一度でいいか行ってみたかった。
だけどよ。それは叶わない夢だからいいのであって、モノホンを頼んだ覚えは過去一度も全く金輪際ねぇ!!!!
それになんだ。
仮にガチで俺が異世界召喚を食らっていたとして、この地味さはなんだ。
こういうのはやべえ召喚しとかに呼び出されて、王様とか偉い奴から魔王を倒せ云々と、めまぐるしくも素敵麗し、希望と夢に溢れた冒険譚になるんじゃねえのか?
んで、会う奴みんな股が緩くて、俺は何故か最強で、ハーレムなんてものも形成しちゃったりして、ウハウハ♡になるんじゃねえのかよ!
それが赤ん坊の世話係とか。
は!全く笑えねえよ!
わたあめ如きに棒切れで戦って、殆どダメージ与えてなかったんだぞ?
どこが最強なんだ。
偉いやつ?ハーレム?
ド田舎の神殿で、ミルクやって終わりだよ!
確かに可愛い子はいたけども!フアナ以外に接点ねえよ!ハナっから放置だよ、初日からフラグ立ててナンボだろうが、どんなクソゲーだよコンチクショウ!!
「っつか、マジなのかよ…」
頭を抱えてみるがどうしようもない。
泣き続けるリアを抱き上げ、首を支えながら縦抱きにぎゅっとしてみる。
適当に布を巻かれただけの、扱いがぞんざいな赤ん坊。その首元が黄色く汚れている。
(ゲップさせるのを忘れてたな…)
口元にもミルクの滓が伝った跡がある。
細部に気が回っていないし、気付こうともしなかった。
(こいつは不思議なヤツだけど…でも何もできねえ赤ん坊なのは違いないのに)
フアナが言っていた。
俺の知りたい情報、皆の紹介の時に分かるかもって。
だったら教えて貰おうじゃねえか。
お前らのこと、この赤ん坊のこと。
ホントに此処が夢じゃなくて現実で。俺の知っている世界とどう違うのか、そして俺は戻れるのか。
何のために俺は此処にいて、これから俺がすべきことを。
隠し事一切無しで、納得するまで説明してもらう。
これは、絶対だ。
汗とミルクと生臭さが入り混じった不思議な匂い。
それは確かに臭いものなんだけど、ぎゅっと抱きしめたその存在からは不快な感情は無く、寧ろ心細い気持ちがその暖かさに絆され、救われる気がした。
ピピピピッ、ピピピピッ
スマホのアラームが鳴っている。
余りの眠さに意識を失う前、なんとか気力を振り絞ってこれだけは設定していたのだ。
「もう3時間経ってんだな…リア、飯食うか?」
寝入って3時間。
長閑なポカポカ陽気は何処へやら。今は黄色い西日が窓を照らしている。
「……」
リアは泣き止んでいる。
俺の目をじっと見て、小さなピンクの舌をテロテロと出し入れしている。
底にミルクが少し残った哺乳瓶とスマホをポケットに突っ込み、リアを抱いたまま部屋を出る。
俺の水色の髪は相変わらずで、これも説明が付くことを祈るのみであった。
意識の遠くに、赤ん坊の泣き声がする。
鼻にかかったような、か細くて庇護欲を掻き立てられる声。
ねーちゃん、赤ちゃん産まれたんだっけか。
愉しみにしたいからって、産まれるまで性別が解んなかったけど、どっちが産まれたんだろう。
男の子だったら一緒にたくさん遊んであげよう。
女の子だったらめちゃくちゃ可愛がってあげよう。
ねーちゃんがきっかけで、仕事人間だった俺は人生を見直して、人らしく生きようと思ったのだ。
人一倍、感慨深くなるのも当然である。
(ああ、眠い)
「ほんわ…ほんわ…」
泣いてるよ、ねーちゃん。
そいつ、お腹が空いているのかも、な。
だってあれから随分経った気がするんだ。それに80mlしか飲んでない。
赤ん坊ってのは、頻繁に腹を空かせる生き物なんだろ?
「ほわっ!!ほわっ!!ほゎわっ!!!」
「!!」
耳元、はっきりとした声。
一気に覚醒し、ガバリと起き上がる。
しかし、ふわふわ過ぎるソファに完全に埋もれてしまっている俺は、殆ど身動きが取れない。
横目で声のする方向を見やると、ソファの真横に備えたローテーブルの上、赤ん坊が手足をわたわたと動かしていて、なんと縁の端っこまで移動していたのである。
「うわっ、マジかよ!!」
身体の半分以上は縁から出ていて、危なっかしいというよりは、ほぼ落ちかかっているも同然だった。
ローテーブルは俺の膝ぐらいまでの高さとはいえ、赤ん坊からしたら自分の背丈ほどもある。
大人でさえもベッドから落ちたら痛いのだ。どこもふにゃふにゃの赤ん坊が落ちたらひとたまりもないだろう。
ソファに埋もれてもが付いていても抜けられず、手をこまねいていても仕方ないので勢いをつけてソファごと回転。何とか脱出に成功する。
が、その時立てた、ガタンと大きな音に赤ん坊――リアが驚いて泣き声が大きくなった。
「あわわわわっ、ま、待って!」
そしてついに辛うじてテーブルに乗っていた肩が外れ、リアはひっくり返って硬い石床に落ちていく。
間に合わない!
俺の馬鹿!何で寝入っちまってたんだ!
1秒にも満たない一瞬で、最悪の結末を想像する。
リアの、小さな身体が床に打ち付けられる、そんなにぶい音を覚悟して瞠目していた俺であったが、いつまでもその音は聞こえない。
「……?」
ただ、リアの泣き声、中断せずに聴こえるのみである。
俺は這ってテーブルに急ぎ、リアの元へ。
「は?」
ここに来て、何度「は?」と言ったのか、数えるのも阿呆らしい。それくらい、俺は面食らい過ぎた。
激しくは無い泣き声。
相変わらず手足を縮こませながら、アワアワと動いているリア。
天井を見つめ、涙も流さず、猿みたいなしわしわの顔を更にしわくちゃにさせながら。
その背を、数センチ。
――――浮かせて。
人間ってのは、あんまりにも驚くと反応すらしなくなんのな。
現実と仮想の狭間で考えを停止させる。
もれなく俺もそんな感じで、浮いたリアを見る事しか出来なかった。
夢か現か。
どちらにせよ、タチが悪い。
「はは…そういう事かよ…」
鳥に攫われて行方不明になっても、こいつ自体を少女らが心配していなかったワケも。
一週間も碌にミルクをやらずとも、死なないからと無頓着だったフアナの態度も。
そして、俺がわたあめに食いつかれて怪我一つ負わなかったのも、頬を幾ら抓ろうが痛くなかったのも。
女神の加護を、俺が得ていると言ったフアナ達の会話を反芻して導き出された答え。
浮いたリアを両手で抱き上げて、胸元の高い位置へ。
そして、パっと手を離した。
俺はとんでもない事をしている。
テーブルとは比べ物にならない、わざともっと高い場所からこいつを落としたんだから。
非難なら後でいくらでも受けてやる。
でも、多分非難されるような結果にはならない。
重力に従ってストンと落ちていく無力な赤子。
打ちどころが悪ければ、最悪死ぬ。
「……」
「ほえっ、ほえっ、ほえっ…」
やはりというか、結果はもう分かっていたんだけど。
リアは床に叩きつけられる事はなく、先程と同様に、衝突一歩手前で浮いたのだ。
そこに見えないプロテクトがあるかのように。
(異世界…)
これでも学生時代からゲームや漫画に興じてきた身である。
家族には内緒だが、就職するまではサークルに入って薄い本なんかも作ってきた。
このような世界に偏見は無く、ジャンルとしてのMMORPGは大好きだ。叶うならばそんな世界に、一度でいいか行ってみたかった。
だけどよ。それは叶わない夢だからいいのであって、モノホンを頼んだ覚えは過去一度も全く金輪際ねぇ!!!!
それになんだ。
仮にガチで俺が異世界召喚を食らっていたとして、この地味さはなんだ。
こういうのはやべえ召喚しとかに呼び出されて、王様とか偉い奴から魔王を倒せ云々と、めまぐるしくも素敵麗し、希望と夢に溢れた冒険譚になるんじゃねえのか?
んで、会う奴みんな股が緩くて、俺は何故か最強で、ハーレムなんてものも形成しちゃったりして、ウハウハ♡になるんじゃねえのかよ!
それが赤ん坊の世話係とか。
は!全く笑えねえよ!
わたあめ如きに棒切れで戦って、殆どダメージ与えてなかったんだぞ?
どこが最強なんだ。
偉いやつ?ハーレム?
ド田舎の神殿で、ミルクやって終わりだよ!
確かに可愛い子はいたけども!フアナ以外に接点ねえよ!ハナっから放置だよ、初日からフラグ立ててナンボだろうが、どんなクソゲーだよコンチクショウ!!
「っつか、マジなのかよ…」
頭を抱えてみるがどうしようもない。
泣き続けるリアを抱き上げ、首を支えながら縦抱きにぎゅっとしてみる。
適当に布を巻かれただけの、扱いがぞんざいな赤ん坊。その首元が黄色く汚れている。
(ゲップさせるのを忘れてたな…)
口元にもミルクの滓が伝った跡がある。
細部に気が回っていないし、気付こうともしなかった。
(こいつは不思議なヤツだけど…でも何もできねえ赤ん坊なのは違いないのに)
フアナが言っていた。
俺の知りたい情報、皆の紹介の時に分かるかもって。
だったら教えて貰おうじゃねえか。
お前らのこと、この赤ん坊のこと。
ホントに此処が夢じゃなくて現実で。俺の知っている世界とどう違うのか、そして俺は戻れるのか。
何のために俺は此処にいて、これから俺がすべきことを。
隠し事一切無しで、納得するまで説明してもらう。
これは、絶対だ。
汗とミルクと生臭さが入り混じった不思議な匂い。
それは確かに臭いものなんだけど、ぎゅっと抱きしめたその存在からは不快な感情は無く、寧ろ心細い気持ちがその暖かさに絆され、救われる気がした。
ピピピピッ、ピピピピッ
スマホのアラームが鳴っている。
余りの眠さに意識を失う前、なんとか気力を振り絞ってこれだけは設定していたのだ。
「もう3時間経ってんだな…リア、飯食うか?」
寝入って3時間。
長閑なポカポカ陽気は何処へやら。今は黄色い西日が窓を照らしている。
「……」
リアは泣き止んでいる。
俺の目をじっと見て、小さなピンクの舌をテロテロと出し入れしている。
底にミルクが少し残った哺乳瓶とスマホをポケットに突っ込み、リアを抱いたまま部屋を出る。
俺の水色の髪は相変わらずで、これも説明が付くことを祈るのみであった。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界に召喚されたぼっちはフェードアウトして農村に住み着く〜農耕神の手は救世主だった件〜
ルーシャオ
ファンタジー
林間学校の最中突然異世界に召喚された中学生の少年少女三十二人。沼間カツキもその一人だが、自分に与えられた祝福がまるで非戦闘職だと分かるとすみやかにフェードアウトした。『農耕神の手』でどうやって魔王を倒せと言うのか、クラスメイトの士気を挫く前に兵士の手引きで抜け出し、農村に匿われることに。
ところが、異世界について知っていくうちに、カツキは『農耕神の手』の力で目に見えない危機を発見して、対処せざるを得ないことに。一方でクラスメイトたちは意気揚々と魔王討伐に向かっていた。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
人見知り転生させられて魔法薬作りはじめました…
雪見だいふく
ファンタジー
私は大学からの帰り道に突然意識を失ってしまったらしい。
目覚めると
「異世界に行って楽しんできて!」と言われ訳も分からないまま強制的に転生させられる。
ちょっと待って下さい。私重度の人見知りですよ?あだ名失神姫だったんですよ??そんな奴には無理です!!
しかし神様は人でなし…もう戻れないそうです…私これからどうなるんでしょう?
頑張って生きていこうと思ったのに…色んなことに巻き込まれるんですが…新手の呪いかなにかですか?
これは3歩進んで4歩下がりたい主人公が騒動に巻き込まれ、時には自ら首を突っ込んでいく3歩進んで2歩下がる物語。
♪♪
注意!最初は主人公に対して憤りを感じられるかもしれませんが、主人公がそうなってしまっている理由も、投稿で明らかになっていきますので、是非ご覧下さいませ。
♪♪
小説初投稿です。
この小説を見つけて下さり、本当にありがとうございます。
至らないところだらけですが、楽しんで頂けると嬉しいです。
完結目指して頑張って参ります
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる