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PROLOGUE
4. prologue Side・K ②
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「来月ね、ねーちゃんに赤ちゃんが産まれるんだよ」
「そうなのか?」
「里帰りでね、俺の実家に帰ってくんの」
「それは、おめでとう。無事に産まれてくるのを祈っているよ」
支店長は二度の離婚歴があり、子供は5人ほどいる。
忙しさにかまけて育児と教育は妻に任せきりで家庭を顧みなかった結果、二人ともから逃げられた。
当然、立ち合い出産などしたこともない。
口から出まかせは、営業時代に散々やった手口だ。
彼の姉がどうのこうのと、支店長には興味の欠片もない。
それが何だというのだ、辞める理由にはなるまいて。
「俺、今回はほんき―――なんすわ」
「え?」
光羽は薄く笑っている。
どうせ今日も、体よく絆され、退職の意思は無かった事にされるのだ。
今支店長に渡した「退職届」も、中身はカラッポである。見ずに破り捨て去られるのも知っているからである。
「ねーちゃんに子供が生まれて、みんなどんどん前に進んでんのに、俺はちっとも進んでねえ。だからもう迷わない。お陰様で貯金は数千万あるし、結構頑張ったから退職金もヤバイだろうね。俺、抜け目ねえから残業も休日出勤もちゃんとメモってたし、貰えるもんは全部貰う。ま、次の住民税がちょっと怖いけど、貯金で暫く食い繋げるし」
「お、おい」
「俺、あんたみたいに達観できないんすわ。不器用なもんで」
「な…」
「退職届、あんたまた俺の前で破っちまうから、ちゃんと手は打っておいたよ」
そう言って、スーツの内ポケットを探る。
ガサガサと出てきた一枚の紙きれを、支店長の何もない机の上に置いた。
「これ、内容証明の控え」
「お前、まさか俺を飛び抜かして!」
「あんたが本社に話してくれねえから、俺がそうしたんだよ。本社の人事部に、弁護士を通して退職の通知を内容証明で送った。今日、すでに届いてるはずだ」
わなわなと支店長の身体が震えている。
光羽はしてやったりと、にんまり笑った。
「顧客の中には元弁護士のジジイもいてな。相談したら紹介してくれた。俺がいなくなるのは寂しいけど、俺の想いを伝えたらみんな分かってくれたよ」
「そんな…お前の顧客は…」
「今より14日後、俺の退職は受理される。そんで今から俺、入社以来取ってなかった有休も使うから」
「そんなことより、お前の顧客は…あの金の成る契約はどうなるっていうんだ!!」
バン!と勢いよく紙きれが弾き飛ばされた。
「さあ、分かんね。あの人達とは、俺の犠牲の上で成り立ってた関係だ。俺がいなくなったら切れちまうのは当然だろ?そこまで俺もジジイもババアも、お人好しじゃねえよ」
あまりに光羽が成果を上げるものだから、本社が更なる厳しいノルマを課してきたのは知っている。
支店全体が大都会並みに高額の予算を組まれ、その割り振りをどうしようか支店長は頭を悩ませていた。
大半を光羽のいるリフォーム部に回す手筈で何とかいけると踏んでいたのに、これでは今期の目標どころか来年支店長を継続できるかすら分かったものじゃない。
「最悪じゃん」
支店長は笑うしかなかった。
法律を表に出してこられると、一応は上場企業としての体裁があるから従わざるを得ない。
光羽が退職するのを、支店長は今度こそ止める事が出来ないのである。
「新たな営業を見出すんだね。俺はもう一抜けだ。スマホの連絡先も全部消したし、寝に帰るだけの部屋を引き払って実家に帰る準備も出来てる。明日にはこんな町からおさらばできる。まあ、14日間はまだ社員だから、あんたとだけは連絡繋がるようにはしておくし、今月のノルマを達成したのも立つ鳥跡を濁さずってやつだ」
そっから先は知らん。
と、光羽は清々しい顔で言い放つ。
「お前、辞めてからどうすんだ。さっきも言ったけど、お前のその態度と言葉遣い、まともな企業は取らないぞ」
「うーん。とりあえず暫くゆっくりして、ねーちゃんの育児手伝いながら職安にでもいくわ。俺、案外老人たちの相手すんの嫌じゃなかったし、介護の資格取って、そっち系にでも進もうと思ってよ」
自由な時間が皆無だったのが、そして良いように扱われるのが我慢できなかっただけで、博識な老人たちとの会話はむしろ楽しかったとさえ思っている。
支店長は思った。介護職こそ、こいつの天職かもしれないと。
「んなワケで、クソ長い間世話になったな!もう二度と会う事もねえし、あんたんとこで絶対に家は買わねえし、リフォームなんてもっての外だけど…。ま、いい経験にはなったぜ、色々と、な」
「あ、ああ…息災で、な」
その開放された爽やかな笑顔に、支店長は何も言えなかった。
彼が帰ったら、早速中途採用の募集をかけないとな。
颯爽とオフィスを後にする光羽の後姿を見送りながら、支店長はぼんやりとそう思う事しかできなかった。
「…って事で、三週間。俺はついに自由になりましたとさ!!!」
それから色々と手続きして、実家に職場から年金手帳と離職票が届いたと母から連絡があった時、光羽は心身ともに会社の呪縛から逃れ、真から自由を満喫できる事に悦び溢れる感情を抑えきれず、出産する姉の為に色々とベビーグッズを買い揃えるべく出先にいるにも関わらず、大きな声でそう叫んだ。
外は生憎の曇り空。
淀んだ空は安定せず、黒い雲の塊からゴロゴロと雷の音が遠くで聞こえる。
しかし光羽にはそんな雷など、祝福の大砲のように晴れやかなものだと感じていた。
姉は臨月を迎え、実家でゴロゴロとテレビを観ている。
どうせ赤ん坊が生まれてしまえば、数年はゴロゴロなんてできやしないのだから、休める時に休んでもらいたいと光羽は買い出しを申し出た。
病みかけの光羽を心配して、実家の両親は自分を快く受け入れてくれた。
姉も帰省し、実家は久々に家族全員が揃って両親は嬉しそうだった。思えばあの会社に勤めていた頃は、老人の相手で忙しくて碌に帰りもしなかった。姉の結婚式の時だって、数時間だけ暇を貰ってすぐに退散したのだ。
大きなリュックの中に、粉ミルクと哺乳瓶、オムツや入浴セットなどたくさんのものを詰め込んで、光羽はまだ見ぬ赤ん坊の誕生を心待ちにしている。
肩掛けにかけた小さなカバンの中は、財布とスマホと大量の携帯充電器。
長年の癖が抜けきれない。
スマホは老人たちの用事を叶える為の情報をパンパンにダウンロードしている。いつでもスマホを頼りにするから、充電を切らすわけにはいかなかった。
充電器を持ち歩くのは重くて肩が凝るのを忘れていた。
「さっさと前を見据えねえとな」
充電器を置いて、スマホの情報も全て消して。
まっさらな身体に戻って、一からやり直すのだ。
彼女を作るのもいい。貯金の額を言えば、ものの数秒でできる自信がある。
「むなしすぎんだろうがよ…」
ゴロゴロゴロゴロ
雷が近づいてくる音がする。
深い雲はどんどん下界に降りてきていて、一雨どころか土砂降りが予想されそうだ。
「水確率は0%だったけれどな。外れる事もあるもんだ」
光羽はそれほど気にはしていなかった。
買ったばかりの赤ちゃん用品が、雨で濡れてしまうのを避けたかっただけで。
母の軽自動車のキーレスのボタンを押した。
ピピっとライトが瞬き、ガチャリと鍵が開く。
光羽が何の気なしに、その車のドアノブに手をかけた時。
――――雷が、轟いた。
ズガアアアアアア!!!!!
大きな音が、ほんの間近で聞こえた気がした。
鼓膜を直接劈く音。
次の瞬間、光羽は全身を何かが貫く衝撃を得る。自身が体験しているのにどこか遠くで見ているような、言い得て妙な感覚である。
彼は眩しさに目を瞑り、そして数秒だけ待って開けた。
ほんわりとした灯りを瞼の外に感じる。
目を開けた彼が見たものは。
「へけっ、へけっ、へけっ」
地面に寝転がり、泣き叫ぶ一歩手前の赤ん坊と。
「グルルルッルウル!!!!」
得体の知れない生き物が、彼の足に噛みついていた。
「は?」
―――――桐山光羽は、晴れやかな空の下。
森の中にいた。
「そうなのか?」
「里帰りでね、俺の実家に帰ってくんの」
「それは、おめでとう。無事に産まれてくるのを祈っているよ」
支店長は二度の離婚歴があり、子供は5人ほどいる。
忙しさにかまけて育児と教育は妻に任せきりで家庭を顧みなかった結果、二人ともから逃げられた。
当然、立ち合い出産などしたこともない。
口から出まかせは、営業時代に散々やった手口だ。
彼の姉がどうのこうのと、支店長には興味の欠片もない。
それが何だというのだ、辞める理由にはなるまいて。
「俺、今回はほんき―――なんすわ」
「え?」
光羽は薄く笑っている。
どうせ今日も、体よく絆され、退職の意思は無かった事にされるのだ。
今支店長に渡した「退職届」も、中身はカラッポである。見ずに破り捨て去られるのも知っているからである。
「ねーちゃんに子供が生まれて、みんなどんどん前に進んでんのに、俺はちっとも進んでねえ。だからもう迷わない。お陰様で貯金は数千万あるし、結構頑張ったから退職金もヤバイだろうね。俺、抜け目ねえから残業も休日出勤もちゃんとメモってたし、貰えるもんは全部貰う。ま、次の住民税がちょっと怖いけど、貯金で暫く食い繋げるし」
「お、おい」
「俺、あんたみたいに達観できないんすわ。不器用なもんで」
「な…」
「退職届、あんたまた俺の前で破っちまうから、ちゃんと手は打っておいたよ」
そう言って、スーツの内ポケットを探る。
ガサガサと出てきた一枚の紙きれを、支店長の何もない机の上に置いた。
「これ、内容証明の控え」
「お前、まさか俺を飛び抜かして!」
「あんたが本社に話してくれねえから、俺がそうしたんだよ。本社の人事部に、弁護士を通して退職の通知を内容証明で送った。今日、すでに届いてるはずだ」
わなわなと支店長の身体が震えている。
光羽はしてやったりと、にんまり笑った。
「顧客の中には元弁護士のジジイもいてな。相談したら紹介してくれた。俺がいなくなるのは寂しいけど、俺の想いを伝えたらみんな分かってくれたよ」
「そんな…お前の顧客は…」
「今より14日後、俺の退職は受理される。そんで今から俺、入社以来取ってなかった有休も使うから」
「そんなことより、お前の顧客は…あの金の成る契約はどうなるっていうんだ!!」
バン!と勢いよく紙きれが弾き飛ばされた。
「さあ、分かんね。あの人達とは、俺の犠牲の上で成り立ってた関係だ。俺がいなくなったら切れちまうのは当然だろ?そこまで俺もジジイもババアも、お人好しじゃねえよ」
あまりに光羽が成果を上げるものだから、本社が更なる厳しいノルマを課してきたのは知っている。
支店全体が大都会並みに高額の予算を組まれ、その割り振りをどうしようか支店長は頭を悩ませていた。
大半を光羽のいるリフォーム部に回す手筈で何とかいけると踏んでいたのに、これでは今期の目標どころか来年支店長を継続できるかすら分かったものじゃない。
「最悪じゃん」
支店長は笑うしかなかった。
法律を表に出してこられると、一応は上場企業としての体裁があるから従わざるを得ない。
光羽が退職するのを、支店長は今度こそ止める事が出来ないのである。
「新たな営業を見出すんだね。俺はもう一抜けだ。スマホの連絡先も全部消したし、寝に帰るだけの部屋を引き払って実家に帰る準備も出来てる。明日にはこんな町からおさらばできる。まあ、14日間はまだ社員だから、あんたとだけは連絡繋がるようにはしておくし、今月のノルマを達成したのも立つ鳥跡を濁さずってやつだ」
そっから先は知らん。
と、光羽は清々しい顔で言い放つ。
「お前、辞めてからどうすんだ。さっきも言ったけど、お前のその態度と言葉遣い、まともな企業は取らないぞ」
「うーん。とりあえず暫くゆっくりして、ねーちゃんの育児手伝いながら職安にでもいくわ。俺、案外老人たちの相手すんの嫌じゃなかったし、介護の資格取って、そっち系にでも進もうと思ってよ」
自由な時間が皆無だったのが、そして良いように扱われるのが我慢できなかっただけで、博識な老人たちとの会話はむしろ楽しかったとさえ思っている。
支店長は思った。介護職こそ、こいつの天職かもしれないと。
「んなワケで、クソ長い間世話になったな!もう二度と会う事もねえし、あんたんとこで絶対に家は買わねえし、リフォームなんてもっての外だけど…。ま、いい経験にはなったぜ、色々と、な」
「あ、ああ…息災で、な」
その開放された爽やかな笑顔に、支店長は何も言えなかった。
彼が帰ったら、早速中途採用の募集をかけないとな。
颯爽とオフィスを後にする光羽の後姿を見送りながら、支店長はぼんやりとそう思う事しかできなかった。
「…って事で、三週間。俺はついに自由になりましたとさ!!!」
それから色々と手続きして、実家に職場から年金手帳と離職票が届いたと母から連絡があった時、光羽は心身ともに会社の呪縛から逃れ、真から自由を満喫できる事に悦び溢れる感情を抑えきれず、出産する姉の為に色々とベビーグッズを買い揃えるべく出先にいるにも関わらず、大きな声でそう叫んだ。
外は生憎の曇り空。
淀んだ空は安定せず、黒い雲の塊からゴロゴロと雷の音が遠くで聞こえる。
しかし光羽にはそんな雷など、祝福の大砲のように晴れやかなものだと感じていた。
姉は臨月を迎え、実家でゴロゴロとテレビを観ている。
どうせ赤ん坊が生まれてしまえば、数年はゴロゴロなんてできやしないのだから、休める時に休んでもらいたいと光羽は買い出しを申し出た。
病みかけの光羽を心配して、実家の両親は自分を快く受け入れてくれた。
姉も帰省し、実家は久々に家族全員が揃って両親は嬉しそうだった。思えばあの会社に勤めていた頃は、老人の相手で忙しくて碌に帰りもしなかった。姉の結婚式の時だって、数時間だけ暇を貰ってすぐに退散したのだ。
大きなリュックの中に、粉ミルクと哺乳瓶、オムツや入浴セットなどたくさんのものを詰め込んで、光羽はまだ見ぬ赤ん坊の誕生を心待ちにしている。
肩掛けにかけた小さなカバンの中は、財布とスマホと大量の携帯充電器。
長年の癖が抜けきれない。
スマホは老人たちの用事を叶える為の情報をパンパンにダウンロードしている。いつでもスマホを頼りにするから、充電を切らすわけにはいかなかった。
充電器を持ち歩くのは重くて肩が凝るのを忘れていた。
「さっさと前を見据えねえとな」
充電器を置いて、スマホの情報も全て消して。
まっさらな身体に戻って、一からやり直すのだ。
彼女を作るのもいい。貯金の額を言えば、ものの数秒でできる自信がある。
「むなしすぎんだろうがよ…」
ゴロゴロゴロゴロ
雷が近づいてくる音がする。
深い雲はどんどん下界に降りてきていて、一雨どころか土砂降りが予想されそうだ。
「水確率は0%だったけれどな。外れる事もあるもんだ」
光羽はそれほど気にはしていなかった。
買ったばかりの赤ちゃん用品が、雨で濡れてしまうのを避けたかっただけで。
母の軽自動車のキーレスのボタンを押した。
ピピっとライトが瞬き、ガチャリと鍵が開く。
光羽が何の気なしに、その車のドアノブに手をかけた時。
――――雷が、轟いた。
ズガアアアアアア!!!!!
大きな音が、ほんの間近で聞こえた気がした。
鼓膜を直接劈く音。
次の瞬間、光羽は全身を何かが貫く衝撃を得る。自身が体験しているのにどこか遠くで見ているような、言い得て妙な感覚である。
彼は眩しさに目を瞑り、そして数秒だけ待って開けた。
ほんわりとした灯りを瞼の外に感じる。
目を開けた彼が見たものは。
「へけっ、へけっ、へけっ」
地面に寝転がり、泣き叫ぶ一歩手前の赤ん坊と。
「グルルルッルウル!!!!」
得体の知れない生き物が、彼の足に噛みついていた。
「は?」
―――――桐山光羽は、晴れやかな空の下。
森の中にいた。
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