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19 二人の気持ち
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「ああ、全く無茶を!しばらく安静に、あ、おい!アンジュ!」
グランはアンジュリカによって追い出され扉を閉めて行き、アンジュリカが鍵をかけた。
「シャルルゥ、お前を罰した私を罰してくれ」
シャルルゥはびくりと肩を震わせた。
「アンジュリカ様を?」
ローブを脱いでいくアンジュリカの肢体を見つめ、はしたなく疼く身体に唇を噛む。
「私はあの女に嫉妬してお前を嬲った。私は女として魅力がない。だが、お前を守るのは、私の役目だと思っていたのに、お前を苦しませてばかりだ」
口付けをされながらアンジュリカの熱く濡れる柔らかな間に包まれたくて、シャルルゥは呟いた。
「アンジュリカ様を……わたしに抱かせて下さい」
アンジュリカが真っ赤な瞳を見開いてから、ふっと笑う。
「お前が私を抱くと言うのか。良かろう、私を罰すればよい」
寝台に横臥するアンジュリカが両膝を立てヴァギナを露わにし、赤毛の下生えの下に濡れる襞の膨らみとひくつく真紅の孔をシャルルゥに見せた。
「いえ、アンジュリカ様を、あの、感じさせていただきたいのです」
言ってしまったら身体がさらに熱くなる。そしてアンジュリカの豊かな乳房を触りそこに顔を埋める。
アンジュリカの乳房を吸い乳輪を噛むように歯を立てると痛みにかアンジュリアが呻き、きつく吸うと息を止めて腰を揺らす。
「もどかしい」
性急に求められたが、シャルルゥはアンジュリカのヴァギナを舐めて真っ赤なクリトリスを甘噛みすると、アンジュリカが悲鳴を噛み殺すように跳ね、酸い粘液がどっと溢れて、シャルルゥの舌を刺激した。
シャルルゥはアンジュリカの逞しい脚に手を掛けると、強く強く突いた。
「あっ、あっ、なんだか変だ……っ」
アンジュリカの内壁がびくびくと快楽痙攣させながら、シャルルゥを締め付けた。
「アンジュリカ様っ、ああっ!」
腰を掴みアンジュリカの体を折り曲げるように深々と貫いて、声も出せずにシャルルゥは絶頂に達した。
「あ、はぁっ、は……っ」
精液がアンジュリカの膣内を満たし、シャルルゥは身体の熱さが引いた感じがして息を吐いた。
「ふふ、幼い夫の性が開花したらしいな。少しこのままでいよう」
繰り返し収縮するヴァギナ中で、ペニスからの液は止まり、刺激を受け拡がったアヌスは閉じて、過剰分泌は無くなった。
「お前を大事にしたいのに……」
アンジュリカがシャルルゥの瞼に接吻をすると、抱き締めてきる。
「アンジュリカ様はわたしを大切にしてくださいます」
シャルルゥはアンジュリカの赤色の髪に、唇を付ける。
「これからは毎日、お前を側に置く。政務の時も、戦場でもだ。愛する夫を一人にはさせておけまい。ましてや私の夫は寂しがり屋だ」
「……え?」
アンジュリカが鮮やかに微笑んだ。
「さあ、少しばかり寝たほうがいい。睡眠導入剤を飲んでくれ」
「アンジュリカ様が横にいらしてくれたらわたしは寝ます」
「仕方がないな。全く私はお前に甘い」
不平を言いながら、
「苦い」
と、アンジュリカも液体を口に入れる。
「二人で眠ろう」
寝室に丸くなりシャルルゥはアンジュリカを見つめた。
まさに女王だが、孤独な人。
「おやすみ、我が夫よ」
二人だけの寝台に、二人で横になる。
「ふふ、何だか、新鮮だ。シャルルゥ、近くに寄れ」
シャルルゥの細い指にアンジュリカの無骨な指が絡み、手を繋いだ。
地下なのに薄く明るい。目覚めるとアンジュリカが起きて横臥のまま肩肘を枕にシャルルゥを見つめていた。
「おはよう」
指に唇をそっとつけられて、シャルルゥは甘く嬉しい気分になった。
「石の鑑定は全て終わったから、地上城に戻るとする」
アンジュリカが欠伸を何度もする。
「はい」
「だが二度寝を決め込むとしよう。なんだか、身体が怠い」
アンジュリカが寝息を立てるのを感じて、シャルルゥも目をゆっくりと閉じた。
グランはアンジュリカによって追い出され扉を閉めて行き、アンジュリカが鍵をかけた。
「シャルルゥ、お前を罰した私を罰してくれ」
シャルルゥはびくりと肩を震わせた。
「アンジュリカ様を?」
ローブを脱いでいくアンジュリカの肢体を見つめ、はしたなく疼く身体に唇を噛む。
「私はあの女に嫉妬してお前を嬲った。私は女として魅力がない。だが、お前を守るのは、私の役目だと思っていたのに、お前を苦しませてばかりだ」
口付けをされながらアンジュリカの熱く濡れる柔らかな間に包まれたくて、シャルルゥは呟いた。
「アンジュリカ様を……わたしに抱かせて下さい」
アンジュリカが真っ赤な瞳を見開いてから、ふっと笑う。
「お前が私を抱くと言うのか。良かろう、私を罰すればよい」
寝台に横臥するアンジュリカが両膝を立てヴァギナを露わにし、赤毛の下生えの下に濡れる襞の膨らみとひくつく真紅の孔をシャルルゥに見せた。
「いえ、アンジュリカ様を、あの、感じさせていただきたいのです」
言ってしまったら身体がさらに熱くなる。そしてアンジュリカの豊かな乳房を触りそこに顔を埋める。
アンジュリカの乳房を吸い乳輪を噛むように歯を立てると痛みにかアンジュリアが呻き、きつく吸うと息を止めて腰を揺らす。
「もどかしい」
性急に求められたが、シャルルゥはアンジュリカのヴァギナを舐めて真っ赤なクリトリスを甘噛みすると、アンジュリカが悲鳴を噛み殺すように跳ね、酸い粘液がどっと溢れて、シャルルゥの舌を刺激した。
シャルルゥはアンジュリカの逞しい脚に手を掛けると、強く強く突いた。
「あっ、あっ、なんだか変だ……っ」
アンジュリカの内壁がびくびくと快楽痙攣させながら、シャルルゥを締め付けた。
「アンジュリカ様っ、ああっ!」
腰を掴みアンジュリカの体を折り曲げるように深々と貫いて、声も出せずにシャルルゥは絶頂に達した。
「あ、はぁっ、は……っ」
精液がアンジュリカの膣内を満たし、シャルルゥは身体の熱さが引いた感じがして息を吐いた。
「ふふ、幼い夫の性が開花したらしいな。少しこのままでいよう」
繰り返し収縮するヴァギナ中で、ペニスからの液は止まり、刺激を受け拡がったアヌスは閉じて、過剰分泌は無くなった。
「お前を大事にしたいのに……」
アンジュリカがシャルルゥの瞼に接吻をすると、抱き締めてきる。
「アンジュリカ様はわたしを大切にしてくださいます」
シャルルゥはアンジュリカの赤色の髪に、唇を付ける。
「これからは毎日、お前を側に置く。政務の時も、戦場でもだ。愛する夫を一人にはさせておけまい。ましてや私の夫は寂しがり屋だ」
「……え?」
アンジュリカが鮮やかに微笑んだ。
「さあ、少しばかり寝たほうがいい。睡眠導入剤を飲んでくれ」
「アンジュリカ様が横にいらしてくれたらわたしは寝ます」
「仕方がないな。全く私はお前に甘い」
不平を言いながら、
「苦い」
と、アンジュリカも液体を口に入れる。
「二人で眠ろう」
寝室に丸くなりシャルルゥはアンジュリカを見つめた。
まさに女王だが、孤独な人。
「おやすみ、我が夫よ」
二人だけの寝台に、二人で横になる。
「ふふ、何だか、新鮮だ。シャルルゥ、近くに寄れ」
シャルルゥの細い指にアンジュリカの無骨な指が絡み、手を繋いだ。
地下なのに薄く明るい。目覚めるとアンジュリカが起きて横臥のまま肩肘を枕にシャルルゥを見つめていた。
「おはよう」
指に唇をそっとつけられて、シャルルゥは甘く嬉しい気分になった。
「石の鑑定は全て終わったから、地上城に戻るとする」
アンジュリカが欠伸を何度もする。
「はい」
「だが二度寝を決め込むとしよう。なんだか、身体が怠い」
アンジュリカが寝息を立てるのを感じて、シャルルゥも目をゆっくりと閉じた。
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