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16 トルマリンの責め苦
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乳首とアヌスへの緩慢な刺激。そしてアンジュリカが手にしている滑らかな細い黒い棒。アンジュリカは女王の笑みを浮かべてシャルルゥの前に立った。
「ーーアンジュリカ様?」
怯えた表情のシャルルゥに、アンジュリカはシャルルゥの乱れたプラチナブロンドの巻き髪を撫でる。
「心配をするな。これは私自ら研磨に研磨を重ねた滑らかな宝石の棒だ。トルマリンは芯から温まり血流を上げる。さてと、お前の感度を上げておくとしよう」
ジェルを塗ったトルマリン棒を勃起したペニスの薄赤い先に当てられ悲鳴を飲み込む。
「動くな、ほら……痛くはなかろう」
ゆっくり差し込まれると、シャルルゥはあらぬところを広げされる重さに微かに身じろいだ。
「ダーナ、部屋から出ろ。シャルルゥ、目を開け」
小さな身体の女が部屋から出て行き、アンジュリカが広げられた足の間に腕を入れてアヌスのディルドを抜き差し始めると、ペニスの中の棒が熱いような感じがし、シャルルゥは体を跳ね上げる。
「ああっ!やぁっ……」
アンジュリカに棒をうねるように動かされ、快楽刺激の1番心地良いところを知り尽くした体は、一気に上り詰めた。
「ああっ!だめ!やぁっ、あああっ……!」
淫らな音がするほどに注入出されて、拘束された手足を突っ張らせてアヌスで絶頂に達する。
解放されない鈴口は真っ赤に充血し、凝るような重い快楽の中で全身から汗が噴き出た。
「トルマリンはお互いを引き寄せる。ペニスとアヌスのトルマリンはお前の血流を上げ感度を高めているだろう?」
シャルルゥは耳まで真っ赤になり、アンジュリカがとんと深く棒を突き入れ、強烈に押し寄せる終わらない絶頂のような快楽に背を反らす。
「ひぁっ……ああっ……!」
ペニス内を擦り続ける刺激と精嚢を擦る棒に感じ入り、繰り返し来る絶頂に啜り泣きながら身を委ねて、白濁を零すことなく、ドライオーガズムに悶えた。
「そそられるよい色だ。今日は明るい中でお前を抱いてやろう。鏡に映る色を確かめるがいい」
達し続けて痺れ動かない体から隠微な宝玉が全て取り去られ、シャルルゥは悦さに涙を溜めた瞳をさ迷わせる。
「入れ。ダーナ、メイサ準備をしてやれ」
声を掛けられた二人が入って来て頷き、ダーナが動けないシャルルゥを軽々で抱き上げると、部屋の隅にある浴槽の湯に漬けた。
「すみません……」
シャルルゥが溜め息を着きながら呟くと、ダーナは無言で頷いた。
メイサと呼ばれた女が思い出したかのように、
「ウィザード様、ロシアン王国から例のものが到着しました」
とアンジュリカに話すと、
「わかった。メイサ、私の部屋に持って来てくれ。シャルルゥ、私は部屋にいるから、動けるようになったら身奇麗にしてから入って来い」
と湯船にいるシャルルゥに接吻をするとまるで作業部屋といった風情の部屋を出て行き、シャルルゥは息を吐いて体を伸ばした。
「はぁ」
温かい湯には様々な薬草と香りのある花が浸され、その香りに一息をつく。
アンジュリカの所有物となって、半年が過ぎた。
夜は強制的勃起の末、アンジュリカに毎晩抱かれ、吐精を強要される。
それだけではない。
いつでもどこでもアンジュリカの求めにどんな風にも応じ、強制的にアヌスを開かれ前立腺を揉みほぐされては泣きながら悶えているシャルルゥは、愛されているわけではなくただアンジュリカのための胤なんだと常に不安に苛まれていた。子ができたら捨てられる、そう思っていた。
手足指の痺れがとれて湯から上がると身体を柔らかなバスタオルで水分を拭い、シルクのロングシャツを羽織った。
「あんたはノームをバカにしないのね」
タオルと湯を片付けるダーナがぽつんと呟く。
「あたしたちノームは、ウィザード様の元で保護されてアルビオン城の地下で生きている」
シャルルゥだって同じだ。物心ついた頃には学び舎の寄宿生活、今思えばていの良い監禁だったのかもしれない。一人部屋は図書室に近く暇を空かすために沢山の本を読んだ。
ノームはその祖先が妖精だという低身長の寸足らずの丸みを帯びた人々で、主に宝玉を探し出すことに長けていると、とある本に書かれていた。
「私も、同じようなものです」
「そう?あんたのことはよく分からないけど、ウィザード様は素晴らしい方よ」
メイサと呼ばれたノームが戻って来て、シャルルゥを寝台に寝かせるようダーナに告げる。
「ウィザード様のための準備として、今から張型を入れさせてもらいます」
「ーーえ?」
寝台に座ったシャルルゥが見上げると、男性器同様の黒い張型に、香油を塗りシャルルゥに見せる。
「今日は特別な形でウィザード様はあなたをお召しになりたいそうです。だから人払いをされました。私たち二人も準備次第奥に下がります。孔を柔らかくしておかないと、あなたが苦しむことになります」
特別な形。それがアンジュリカのいう罰なのだと覚悟を決めて、息を吐く。
その動作を見ながら、右肩を下にして横たわるシャルルゥのアヌスにメイサはゆっくりと張型を入れていった。
「あ、んっ、んっ」
奥まで埋め込まれると、微かに甘い悦楽が込み上げ、シャルルゥは恥ずかしくも吐息を噛む。
「少したったら、太さを変えます。動けないでしょうからお眠りになったらいかがです?行きますよ、ダーナ」
「はーい、母さん」
二人が出て行くと、体内の違和感にシャルルゥは寝台に丸くなる。石のディルドは重く、アヌスが痺れたようになり、
シャルルゥは目を閉じて、何も考えなくてもいい眠りの中に落ちた。
「ーーアンジュリカ様?」
怯えた表情のシャルルゥに、アンジュリカはシャルルゥの乱れたプラチナブロンドの巻き髪を撫でる。
「心配をするな。これは私自ら研磨に研磨を重ねた滑らかな宝石の棒だ。トルマリンは芯から温まり血流を上げる。さてと、お前の感度を上げておくとしよう」
ジェルを塗ったトルマリン棒を勃起したペニスの薄赤い先に当てられ悲鳴を飲み込む。
「動くな、ほら……痛くはなかろう」
ゆっくり差し込まれると、シャルルゥはあらぬところを広げされる重さに微かに身じろいだ。
「ダーナ、部屋から出ろ。シャルルゥ、目を開け」
小さな身体の女が部屋から出て行き、アンジュリカが広げられた足の間に腕を入れてアヌスのディルドを抜き差し始めると、ペニスの中の棒が熱いような感じがし、シャルルゥは体を跳ね上げる。
「ああっ!やぁっ……」
アンジュリカに棒をうねるように動かされ、快楽刺激の1番心地良いところを知り尽くした体は、一気に上り詰めた。
「ああっ!だめ!やぁっ、あああっ……!」
淫らな音がするほどに注入出されて、拘束された手足を突っ張らせてアヌスで絶頂に達する。
解放されない鈴口は真っ赤に充血し、凝るような重い快楽の中で全身から汗が噴き出た。
「トルマリンはお互いを引き寄せる。ペニスとアヌスのトルマリンはお前の血流を上げ感度を高めているだろう?」
シャルルゥは耳まで真っ赤になり、アンジュリカがとんと深く棒を突き入れ、強烈に押し寄せる終わらない絶頂のような快楽に背を反らす。
「ひぁっ……ああっ……!」
ペニス内を擦り続ける刺激と精嚢を擦る棒に感じ入り、繰り返し来る絶頂に啜り泣きながら身を委ねて、白濁を零すことなく、ドライオーガズムに悶えた。
「そそられるよい色だ。今日は明るい中でお前を抱いてやろう。鏡に映る色を確かめるがいい」
達し続けて痺れ動かない体から隠微な宝玉が全て取り去られ、シャルルゥは悦さに涙を溜めた瞳をさ迷わせる。
「入れ。ダーナ、メイサ準備をしてやれ」
声を掛けられた二人が入って来て頷き、ダーナが動けないシャルルゥを軽々で抱き上げると、部屋の隅にある浴槽の湯に漬けた。
「すみません……」
シャルルゥが溜め息を着きながら呟くと、ダーナは無言で頷いた。
メイサと呼ばれた女が思い出したかのように、
「ウィザード様、ロシアン王国から例のものが到着しました」
とアンジュリカに話すと、
「わかった。メイサ、私の部屋に持って来てくれ。シャルルゥ、私は部屋にいるから、動けるようになったら身奇麗にしてから入って来い」
と湯船にいるシャルルゥに接吻をするとまるで作業部屋といった風情の部屋を出て行き、シャルルゥは息を吐いて体を伸ばした。
「はぁ」
温かい湯には様々な薬草と香りのある花が浸され、その香りに一息をつく。
アンジュリカの所有物となって、半年が過ぎた。
夜は強制的勃起の末、アンジュリカに毎晩抱かれ、吐精を強要される。
それだけではない。
いつでもどこでもアンジュリカの求めにどんな風にも応じ、強制的にアヌスを開かれ前立腺を揉みほぐされては泣きながら悶えているシャルルゥは、愛されているわけではなくただアンジュリカのための胤なんだと常に不安に苛まれていた。子ができたら捨てられる、そう思っていた。
手足指の痺れがとれて湯から上がると身体を柔らかなバスタオルで水分を拭い、シルクのロングシャツを羽織った。
「あんたはノームをバカにしないのね」
タオルと湯を片付けるダーナがぽつんと呟く。
「あたしたちノームは、ウィザード様の元で保護されてアルビオン城の地下で生きている」
シャルルゥだって同じだ。物心ついた頃には学び舎の寄宿生活、今思えばていの良い監禁だったのかもしれない。一人部屋は図書室に近く暇を空かすために沢山の本を読んだ。
ノームはその祖先が妖精だという低身長の寸足らずの丸みを帯びた人々で、主に宝玉を探し出すことに長けていると、とある本に書かれていた。
「私も、同じようなものです」
「そう?あんたのことはよく分からないけど、ウィザード様は素晴らしい方よ」
メイサと呼ばれたノームが戻って来て、シャルルゥを寝台に寝かせるようダーナに告げる。
「ウィザード様のための準備として、今から張型を入れさせてもらいます」
「ーーえ?」
寝台に座ったシャルルゥが見上げると、男性器同様の黒い張型に、香油を塗りシャルルゥに見せる。
「今日は特別な形でウィザード様はあなたをお召しになりたいそうです。だから人払いをされました。私たち二人も準備次第奥に下がります。孔を柔らかくしておかないと、あなたが苦しむことになります」
特別な形。それがアンジュリカのいう罰なのだと覚悟を決めて、息を吐く。
その動作を見ながら、右肩を下にして横たわるシャルルゥのアヌスにメイサはゆっくりと張型を入れていった。
「あ、んっ、んっ」
奥まで埋め込まれると、微かに甘い悦楽が込み上げ、シャルルゥは恥ずかしくも吐息を噛む。
「少したったら、太さを変えます。動けないでしょうからお眠りになったらいかがです?行きますよ、ダーナ」
「はーい、母さん」
二人が出て行くと、体内の違和感にシャルルゥは寝台に丸くなる。石のディルドは重く、アヌスが痺れたようになり、
シャルルゥは目を閉じて、何も考えなくてもいい眠りの中に落ちた。
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