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二十章 二人と一人の平和な日常
135 意外にもマナ枯渇
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こうして第二近衛隊の二人は決まった訳だが、振り分けして第二近衛隊は少数精鋭でとの話しになり、バルバロッサが
「痺れが取れん」
とぼやいたから、治癒陣と再生陣で普通に地面を馴らしてスッキリした気持ちでシャルスのところに戻る。
「ノリン、ノリン、大丈夫ですか?」
立ち上がり僕に手を差し伸べてきたシャルスの手を掴もうとして、
「あれ?」
と呟いて視界が歪んでシャルスに抱きついた……のは覚えていたが、あとは寒い暗闇に飲み込まれてしまった。
揺さぶられている感じがする。
「……っ」
身体が芯から温かくなる。それくらい冷たくて僕は温かさに手を伸ばそうとしたが動かない。カラカラに乾いた砂漠にいるみたいな身体に水が染み込むみたいな感じがして、息がしやすくなった。
「ーーはぁっ……は?」
意識がはっきりして目を開くとアズールが股の間にいて、中に体液を出されていた。熱い感覚にブルっと震えがくる。
「あれ?何でアズールに喰われてるの?」
僕の部屋になった王配の部屋のベッドの中だ。服も着ていてキュロットと下着だけを脱がされた格好で、僕はアズールに喰われていた。
アズールは怒ったような困ったような顔をして、
「喰ってはいませんよ。与えているのです、マスター」
と再び僕の中に淫液を出した。
「んっ、どうしてっ」
気持ちい……じゃなくて!
「マスターは倒れたのですよ。原因はマナ枯渇です。お一人でマナ酔いもなく腹実様を維持しています。つまり、マスター同等のマナを持つ腹実様だということなのですよ」
僕は戦闘の後の治癒と再生の二つの陣でマナ切れを起こして倒れたらしい。アズールは緊急措置として、僕にマナの塊である淫液を体内に放出してくれていた訳だ。
「んっ、ありがとう。でも、もうっ……」
また、出された。
「もうじきレーンが来ますから、しばらくはレーンに注いでもらってください」
え、シャルスが一人になるだろう。僕は動こうとしたが、動けないのだ。身体に力が入らない。
「マナ切れでも腹実様にマナは供給され続けます。マスターの場合オドがマナに変換されたため、体力的にもダメージが出ているのです」
こんな感じをシャルスはずっと体感しているんだな……怠くて辛い感覚をと思っていると、珍しく疲れた表情のアズールが僕の身体から離れて身支度をしてから、僕の額にキスをする。そして僕の服を脱がせながら、
「マスターを再び失うかと思い、私も少し無茶をしました。マスターの影に入ります。国王陛下は宰相閣下と第一近衛隊がお守りしていますから大丈夫です」
そう言ってアズールは僕の影に消えた。
そうか……腹実がいたんだよな、アーネストとの赤子が。
一ヶ月を過ぎた下腹は少しだけ膨らんでいるような気がする。そこをそっと撫でると温かい。腕はまだ上がらないのに、身体を包むことだけは出来て、ベッドに横たわる僕の掛布の中にいつのまにかレーンがいる。
「レーン?」
ぎゅうっと横倒しの背後から抱きしめられ、レーンが僕の頭に額を置いていた。
「マスターが死んじゃうかと思いました。また、また、僕たちだけを置いてぇ」
泣かれてーーんぅっ!
レーンの切っ先がお尻の中に一気に入り、細くなっている先が結腸をこじ上げる。
「アズールが実体を作れないほどマナを注いだから大丈夫だけど、僕、僕、マスターを失ったら死にます!今度はマスターと一緒に消えますから!」
中っ、出しながら泣くなって。
「あ、ひゃ……っ」
僕の性器の先に尻尾、だめ、それ!
「マスターが淫気を出さないと、アズールも実体になれませんから、少しお仕置きしますね」
レーンが僕の口の中に指を差し込んで舌を撫でる。それが性器の形をして喉奥を撫で上げた。
乳首を摘む指や結腸を抜いて出される淫液の良さにも、僕は喉を塞がれ唾液と鼻汁まみれで悶えて、性器を切っ先から犯され性液を塞がれる隘路の極みに、絶頂を繰り返す。
「ほら、腹実様も喜んでいますよ」
仰向けにされ、下腹がふわりと金色に光っているのが見えた。
「ふふ、マスター、可愛い。でも、精液もおしっこも潮吹きもだめですよ~。全て体内で感じてマナを溜めてくだいね」
レーンがお尻の肉を開いてぐりぐりと押し込んで来る。
「う、ぐうっ……」
奥の気持ちよさに体内が痙攣しているのが分かって涙が出た。するとベッドの柔らかな敷布に体温を感じて、下から抱き締められる。
「あ、アズール、身体が戻ったんだ」
「はい、レーンとマスターのお陰ですね」
良かった……アズールが無事で……。
ぼんやりとレーンの淫液を体内に感じて喉から指が出ていきほおっ……と息を吐くと、お尻の襞に熱い塊をつけられて慌てた。
「や、やだ、やっ、二本は同時ーーっ!う、あ!」
開いた襞が緩んでアズールの性器を飲み込んでいるのが分かる。しかも一気にレーンがいるのに臍の下まで押し込んでくる。
「お仕置きです。私をここまで追い詰めて。ああ、マスター、結腸もゆるゆるですね。淫魔の性器が二つ贅沢にも入っていますよ」
結腸からさらに先へちろちろの舐めるような仕草をする切っ先に、僕は舌が回らなくて喘いだ。
「やめ、おひり、おかひくなるっ!」
「マスター、私たちに誓ってください。私たちはマスターとずっと一緒です。マスターが亡くなる時は、私たちが一緒に消えますから」
もう謝って謝って謝り倒して許してもらった時には、僕は半分くらい絶頂痙攣の中で頭がオーバーヒートしていて、アズールとレーンの心臓と繋がる契約までさせられ、僕が死ぬとアズールとレーンが消滅するってことになってしまった。
「痺れが取れん」
とぼやいたから、治癒陣と再生陣で普通に地面を馴らしてスッキリした気持ちでシャルスのところに戻る。
「ノリン、ノリン、大丈夫ですか?」
立ち上がり僕に手を差し伸べてきたシャルスの手を掴もうとして、
「あれ?」
と呟いて視界が歪んでシャルスに抱きついた……のは覚えていたが、あとは寒い暗闇に飲み込まれてしまった。
揺さぶられている感じがする。
「……っ」
身体が芯から温かくなる。それくらい冷たくて僕は温かさに手を伸ばそうとしたが動かない。カラカラに乾いた砂漠にいるみたいな身体に水が染み込むみたいな感じがして、息がしやすくなった。
「ーーはぁっ……は?」
意識がはっきりして目を開くとアズールが股の間にいて、中に体液を出されていた。熱い感覚にブルっと震えがくる。
「あれ?何でアズールに喰われてるの?」
僕の部屋になった王配の部屋のベッドの中だ。服も着ていてキュロットと下着だけを脱がされた格好で、僕はアズールに喰われていた。
アズールは怒ったような困ったような顔をして、
「喰ってはいませんよ。与えているのです、マスター」
と再び僕の中に淫液を出した。
「んっ、どうしてっ」
気持ちい……じゃなくて!
「マスターは倒れたのですよ。原因はマナ枯渇です。お一人でマナ酔いもなく腹実様を維持しています。つまり、マスター同等のマナを持つ腹実様だということなのですよ」
僕は戦闘の後の治癒と再生の二つの陣でマナ切れを起こして倒れたらしい。アズールは緊急措置として、僕にマナの塊である淫液を体内に放出してくれていた訳だ。
「んっ、ありがとう。でも、もうっ……」
また、出された。
「もうじきレーンが来ますから、しばらくはレーンに注いでもらってください」
え、シャルスが一人になるだろう。僕は動こうとしたが、動けないのだ。身体に力が入らない。
「マナ切れでも腹実様にマナは供給され続けます。マスターの場合オドがマナに変換されたため、体力的にもダメージが出ているのです」
こんな感じをシャルスはずっと体感しているんだな……怠くて辛い感覚をと思っていると、珍しく疲れた表情のアズールが僕の身体から離れて身支度をしてから、僕の額にキスをする。そして僕の服を脱がせながら、
「マスターを再び失うかと思い、私も少し無茶をしました。マスターの影に入ります。国王陛下は宰相閣下と第一近衛隊がお守りしていますから大丈夫です」
そう言ってアズールは僕の影に消えた。
そうか……腹実がいたんだよな、アーネストとの赤子が。
一ヶ月を過ぎた下腹は少しだけ膨らんでいるような気がする。そこをそっと撫でると温かい。腕はまだ上がらないのに、身体を包むことだけは出来て、ベッドに横たわる僕の掛布の中にいつのまにかレーンがいる。
「レーン?」
ぎゅうっと横倒しの背後から抱きしめられ、レーンが僕の頭に額を置いていた。
「マスターが死んじゃうかと思いました。また、また、僕たちだけを置いてぇ」
泣かれてーーんぅっ!
レーンの切っ先がお尻の中に一気に入り、細くなっている先が結腸をこじ上げる。
「アズールが実体を作れないほどマナを注いだから大丈夫だけど、僕、僕、マスターを失ったら死にます!今度はマスターと一緒に消えますから!」
中っ、出しながら泣くなって。
「あ、ひゃ……っ」
僕の性器の先に尻尾、だめ、それ!
「マスターが淫気を出さないと、アズールも実体になれませんから、少しお仕置きしますね」
レーンが僕の口の中に指を差し込んで舌を撫でる。それが性器の形をして喉奥を撫で上げた。
乳首を摘む指や結腸を抜いて出される淫液の良さにも、僕は喉を塞がれ唾液と鼻汁まみれで悶えて、性器を切っ先から犯され性液を塞がれる隘路の極みに、絶頂を繰り返す。
「ほら、腹実様も喜んでいますよ」
仰向けにされ、下腹がふわりと金色に光っているのが見えた。
「ふふ、マスター、可愛い。でも、精液もおしっこも潮吹きもだめですよ~。全て体内で感じてマナを溜めてくだいね」
レーンがお尻の肉を開いてぐりぐりと押し込んで来る。
「う、ぐうっ……」
奥の気持ちよさに体内が痙攣しているのが分かって涙が出た。するとベッドの柔らかな敷布に体温を感じて、下から抱き締められる。
「あ、アズール、身体が戻ったんだ」
「はい、レーンとマスターのお陰ですね」
良かった……アズールが無事で……。
ぼんやりとレーンの淫液を体内に感じて喉から指が出ていきほおっ……と息を吐くと、お尻の襞に熱い塊をつけられて慌てた。
「や、やだ、やっ、二本は同時ーーっ!う、あ!」
開いた襞が緩んでアズールの性器を飲み込んでいるのが分かる。しかも一気にレーンがいるのに臍の下まで押し込んでくる。
「お仕置きです。私をここまで追い詰めて。ああ、マスター、結腸もゆるゆるですね。淫魔の性器が二つ贅沢にも入っていますよ」
結腸からさらに先へちろちろの舐めるような仕草をする切っ先に、僕は舌が回らなくて喘いだ。
「やめ、おひり、おかひくなるっ!」
「マスター、私たちに誓ってください。私たちはマスターとずっと一緒です。マスターが亡くなる時は、私たちが一緒に消えますから」
もう謝って謝って謝り倒して許してもらった時には、僕は半分くらい絶頂痙攣の中で頭がオーバーヒートしていて、アズールとレーンの心臓と繋がる契約までさせられ、僕が死ぬとアズールとレーンが消滅するってことになってしまった。
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