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倉庫の中心でささみへの愛を叫んでいる私の声が届いたらしい。一人の男が入ってきた。

「目えさめたか!!ん??」

…………んー何て言うか……おっさん?しかもくたびれた感じの。目の下に大きな隈が印象的である。

「ささみを食べさせたら大人しくするって言ってやがったが…。」

取り敢えず試してみるといった様子でささみを取り出したおっさんは私の目の前でささみをフリフリする。

……それは後でいただく。それよりさっきの食べ掛けどこ行った!

「??あ、睡眠薬入りのやつか?あれ捨てたぞ!」

……………ガーンっ!

ピシッと硬直した私を見てかおっさんは一言。

「まああれだ、諦めて新しいの食いな!ん!」

あ、あき、あきら、諦め…………諦めきれるかあああああああぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァっ!!

キラーン!おっさんに飛び付こうとした瞬間、倉庫の扉が開いた。

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