婚約破棄なんてどうでもいい脇役だし。この肉うめぇ

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もうやだこれええええええええええぇぇぇぇェェェェっ！
来んなよおおおおおおおっ！

朝食そっちのけで逃げ回っていた私はさすがに疲れてきた。
変態はまだまだ元気有り余っている様子。

目の前には階段。よし、手摺にジャンプすると手摺を使い下まで滑っていく。

あ、やべえ目の前にはアメリア嬢がいる！

避けてええええええええぇぇェェェっ！

気持ちを察知したのか横を向いたアメリア嬢は驚いた顔をした。

みぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァっ！

猫の後ろには鼻息荒くしたヘ・ン・タ・イ！！

アメリア嬢の顔がひきつっている！！

「我が麗しのにゃんこなお嬢様まあああぁぁぁぁ肉球触らせてくださあーい！げへへへへっ！」
「匂い嗅がせてくれたらなおよし！！！」

もうやだこれええええええええええぇぇぇ！！

手摺から上から滑ったせいか勢いがついていたため手摺の終わりからジャンプするとそのままアメリア嬢のひきつっている顔面に着地。

疲労と恐怖からアメリア嬢の顔面に着地したまま硬直する私。
そして同じく猫が自分の顔面に着地してきたことでさらに硬直したアメリア嬢。

同時に硬直がとけると私を鷲掴みするとポケットに収めたアメリア嬢は走り始めた。