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寄り道の色<2>
閑話 設定の色(サブメンバー)
しおりを挟む・イニティウム
・アリシャ(19) 獣人 兎耳 緑色
獣人の女性、メルトの友人。イニティウムで郵便局に勤める。身長は耳を含めないで170センチほど。プロポーションは良い方だが、メルトのスタイルを裏で羨ましいと思っている。また、長い耳がコンプレックスである。
性格はサバサバとしているが、フレンドリーでとっつきやすい。
メルトとの出会いについてはまだ不明であるが、たまに酒屋で一緒に飲むことが多く、その度に酔いやすいメルトから色々な話を聞きだしている。
現在彼氏募集中。
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・マーリャ(64) 人間 白色
人間の女性で優しい、どこにでもいるようなおばあちゃん、イニティウムの郵便局に勤める一番の古株。生涯現役をモットーとしており、多くの人に敬われている。身長は低く、白髪の髪を後ろで結っている。また、作業で細かい文字を読むときは老眼鏡をかけて作業を行う。
毎回、仕事で来るメルトを癒しの対象としており、来るたびにいつも頭を撫でている。
郵便局に勤める前は、どこで何を行っていたのかは不明だが、リーフェのことを以前から知っているような口ぶりである。また、首からネックレスを下げておりその先についているロケットの中身は誰も知らない。
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・ラルク(26) 人間 冒険者 Bランク 黄色
冒険者の男性で、主人公の冒険者仲間で主にパーティを組む一人。冒険者歴は4年ほどである。身長は165センチほどで若干太っている。性格は剽軽でおおらかだが、たまに気を抜いてしまい失敗をするのが玉に瑕。
密かに受付嬢のリーフェに恋心を抱いており、主人公との関係を知った際、一時期嫉妬していた時がある。
主に使う武器は片手剣。冒険者としての腕は中々のものであり、薬草知識や、魔物の解体の仕方を主人公に教えたのは彼である。
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・王都騎士団
・ガレア=ファウスト(43) 人間 王都騎士団9番隊副隊長 赤色
王都騎士団の9番隊副隊長。筋骨隆々のいかにもな筋肉ダルマで身長は180センチを超える。それ以外に彼を表現する言葉はない。赤い短髪を汗で滲ませながら大剣を振るう。見ていてとても暑苦しい。
性格はおおらかそのもので一貫としているが、他人に対して遠慮がないため、多くの部隊の人間から慕われている。
レギナのことを入隊当初から知っており、唯一レギナのことを『レナ』と呼ぶ人物である。だが、彼女ととの出会いは壮絶そのものであり、彼曰く、片腕と左目を切り落とされたと言っている。
使う武器は主に大剣で、まるで重さがないかのように扱うため、すべては筋肉と思われる節があるが、身体強化術に頼らず重さ50キロ越えの剣を振るうため、やはり筋肉は重要なのである。実際に主人公に教えたのは主に筋力トレーニングだった。
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・アラン=アルクス(24) 人間 王都騎士団9番隊弓兵隊長 黄色
王都騎士団9番隊の弓兵隊長、見た目は軍人らしい引き締まった体と整った顔立ちで短い金髪であるが、その表情は常に無愛想であり、あまり人付き合いも良いとは言えない。
性格は、冷徹一貫でどんな状況下でも冷静に物事を判断する。よってレギナのいない今は、ガレアの補佐として勤め、9番隊を二人三脚でまとめている。
しかし、その実態は謎である。元は王都騎士団1番隊におり、どんな理由でその場から離れたかが不明である。信心深くはなく、礼拝に来るようにユークリッドに言われている。また、主人公に隊長であるレギナを誘拐しろという話を持ち出したのは彼であり、その目的も未だにわかっていない。
戦闘の時にはボウガンを使用する。両手に構え、2丁拳銃のようにして扱うことができる。しかし、実際に主人公と戦ったときはない。レギナと戦ったときは負けたとガレアは言っていたが本人曰く、引き際をわかっていたと言っていた。
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・ユークリッド=アレクセイ(24) 人間 王都騎士団1番隊副隊長 ?
王都騎士団1番隊副隊長。ヌラリとしたつかみどころのない性格で、ヌラリとした見た目をしており、細い体に、長い手足、肩まで伸びている髪の毛を結びをしない。顔立ちも整ってはいるが、蛇のような表情をしている。
元アランの同僚であり、彼が王都に赴くたびに迎えに出ている。常に首から聖典の一ページをかたどったペンダントを下げており、聖典の内容を一字一句間違えず暗唱できるほど信心深い。
そして『啓示を受けし者の会』のメンバーの一人であり、レギナの動向をしきりに追っている。
武器には両手剣を使用するが、その戦闘能力は高く、スペルビアを使用したレギナと互角の戦い、もしくはそれ以上の戦いを見せることが多く、彼女を見つけた際に粛清をするのは自分だと豪語している。
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・ペンドラゴン(639) ハーフエルフ 王都騎士団団長 ?
この世界に数十人しかいないとされている人間とエルフのハーフ。600年前、王都騎士団を立ち上げた人物。見た目は初老の男性にしか見えないが実際は600歳を超える。王都騎士団に絶大的な支持力を誇り、所属する王都騎士団の団員のことを詳細まで覚えている。
性格は寛大かつ、おおらかである。しかし、他人のことをよく観察しており、的を得た評価や、哲学的な問いを投げかけることが多い。
アランとは1番隊の時からの仲であり、彼のことを『旧友』と呼ぶ。そしてアランの父親についても何か知っているようだが、実態は不明である。
また『啓示を受けし者の会』に内通しており、時折情報をアランに与えることがある。
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・旅の中で出会った人
・オットー=フックス(46) 冒険者 元王都職員 薬学者 青色
レギナを助けるために主人公が訪れた人物。薬草学の知識を豊富に持ち、森の中にひっそりと暮らす人物。
森の中に住み、隠居生活のようなことをしているが、元は王都の研究員の一人であり、その多大なる貢献から、多くの著書を持つ。しかし、人を助けるための魔術開発が軍用兵器に応用されていることが発覚し、家族を置いて王都から逃げ出した。そのことについて未だに後悔し、研究をひっそりと森の中で行いから人の役にたつ魔術開発と薬草知識に関する本を執筆している。
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・宿屋のおばあさんとその娘さん
アエストゥスの温泉街で宿と温泉を営む親子、火事の際に主人公に助けられた。
レギナと翔の間柄を恋人同士と勘違いし、混浴を進めた人物。未だに恋人同士だと思い込んでいる。
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・ユーラス一家
カイとエリ夫婦、そしてその息子のキニアで一つの一家であり、アエストゥスで止まるところのなかった主人公たちが世話になった一家。
息子のキニアが、自分の魔力値が低いことを母親のエリに言い喧嘩したところをレギナが発見し、そこから関係が始まる。しかし、その前に憲兵であるカイに一回世話になっているが、その時点で主人公たちは気づいていなかった。
そして、犯罪者として主人公が追われている身であるということを知り、投降を主人公に求めるが、結局見逃している。
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・レベリオ=アンサム(34) 海賊 船長 黄色
プラエド号という船の船長。実のところ海賊であり、貿易船を装い貿易の品を盗む、基本的に攻撃的な略奪を行わないタイプの海賊である。
性格は剽軽であるが、思慮深く、観察眼においてかなり優れている。主人公が偽名を使おうとした際も嘘だと一目で見やぶり、同行しているレギナが王都騎士団であるということも見抜いた。
元は王都に従う軍人であり、海軍に於いてあまりにも無残な現実を突きつけられ、その船に乗っていた仲間を全員殺害。そして、その場にいた救助された人々を自身の船員とし、命に代えてでも守ることを誓っている。そして、その時乗っていた海軍の船をそのまま改造し、海賊船として使っている。
海賊を心底嫌っており、白兵戦に於いては海軍にいた頃の知識が役に立ち、指揮官としても優秀な指示を見せる。また個人としての戦闘能力もかなり高く、金属製の籠手に高圧電流を流し戦う。
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さて、ここまでがこの物語に出てきた主人公に影響を与え、与えられた人物たちである。
詳しくは本編を見て欲しい。
では、次回の話をしようではないか。
人間としての機能を崩壊しつつある主人公、今一色 翔。そしてその行く末を見守る観察者、レギナ=スペルビア。そんな二人の帰りを自身の挑戦とともに運命と戦いながら待つメルト=クラーク。
そして、
徐々に動き始める『啓示を受けし者の会』
行く末に待つのは一体なんなのか、加速する運命に主人公たちは飲まれてゆく。
リュイ編
第3章 緑の色
開幕である。
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