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「……つっても真異正教会のアジトって何でこんなにあんだよ……」
馬車の上で地図を広げる。ポイントが付けられてる赤い丸は、一番遠くでザイバラの国内まで伸びていた。
「いやー、暗部組織って結構そういうの多いんすよ。ねぇ? エミルさん」
俺の隣でクロウが揚々と口を開く。気を取り直したのはいいんだけど、いつものコイツはそれはそれでなんかムカつくな。
「暗部組織ねー。いくつか潰したけどさー、根絶って結構手間なんだよね。壊滅に追い込むのは出来てもどっかに絶対残党が出ちゃうんだもん」
エミルはめんどくさそうに言う。なるほど、根絶を免れるためという理由もあるのか。
「でも、目星はついてるんだろ?」
「はい。こことここ。どちらかにユナさんは居ると思われます。もうちょい人数入れば二手に分かれて同時襲撃も出来たんですけど……」
「この人数じゃ無理ね。二度戦闘しただけでもわかるわ。四人でもギリギリ勝てるかわからない場所に二人で攻めるなんて自殺行為よ」
アリアスは冷静に分析する。まぁ、確かにそうだろうな。でも、俺たちの目的は真異正教会の根絶でもなければ勝利する事でもない。
――――――――ただ、ユナを助けられればいい。
それだったらやりようがある。
……待ってろよユナ!!
――――――――。
「到着しました」
クロウが先んじて馬車を降りる。
今、俺たちの目の前にあるのは異端審問会跡にも似た古い教会だった。でも、あそこよりは随分とこじんまりしていて、なんとなく隠れ家のような匂いを感じる。
「さぁ、行きましょう」
なんか、こうやって先導するのはクロウのキャラっぽくないよな。と思いながら先導を任せる。
ツタの絡まった教会の扉をゆっくりと開くときしんだ音がやけに耳に残った。
「一見、ただの教会。だな」
中を見まわす。木製ベンチが左右均等に連なって、その先には十字架。まぁ、ありきたりな作りだがそれでこそ伝統を感じる。
しかし、俺たちが目指しているのはここの地下だ。
「ちょっと待っててくださいね」
クロウが手を合わせて、何か呪文をつぶやきながら目をつむる。
「おい、何やってんだアイツ?」
「いーから黙って見てろっつーの」
小声で突っぱねられる。なんだかエミルまでクロウを信頼しちゃってる感じ。なんかムカつく。
アリアスは……まぁ、何も気に留めている様子もない。
「顕現せよ!」
!? なになに? 急に大声出して両手を横に伸ばしたけど! 聞こえてたのかな? 俺の声。
と思っていたら、不意に近くで魔法陣が浮かび上がる。
俺は咄嗟にナレッジを出して身構えたが、エミルはそれを制止した。
「大丈夫よ。奴らが来るわけじゃ無い。見てみなさいほら」
エミルが顎で室内を指す。そこには至る所に描かれた魔法陣が淡い光を放っていた。
「なんだよこれ!」
「へへへ。自分の得意分野っす! 僕、トラップ魔法とか魔法系の仕掛けを見つけるの得意なんすよ」
ちょっと照れ笑いして頭を掻く。コイツ、スゲーけど、なんか褒めたくならないのは何故だろう。
「そーいうわけ。クロウは変な魔法ばっか得意なのよ。これもコイツの特殊魔法よ。相手の魔法を発動ギリギリの所まで操作できんの。おもしろいのは発動まで持って行けないところ」
ね? 変な魔法でしょ? とエミルは肩をすくめる。クロウは「それほどでも……」と照れていた。なぜ照れる。
しかし、そういう事か。
クロウは今、魔法陣を発動ギリギリまで持って行ってこうして顕現させているわけだな。俺たちが持って行った何もない所から突然現れる魔法陣の話を元にクロウは既に自分の戦い方を考えていたんだ。
「腐っても宮廷魔導士団。ってところか」
「いや、腐ってないっすよ!? 自分全然現役バリバリの幹部候補ですよ!?」
ルカ君には越されちゃいましたけど……。とクロウは肩を落とした。
ふーん、俺がシルフィスだったらルカよりクロウを先に幹部にするけどな!
――――――――アイツの方がムカつくし!!
ともあれ、こうして魔法陣が浮かび上がったので俺はひとつずつアナリティクスを使って内容を調べていく。
「おー、これは召喚魔法か。めんどくさい低級の魔物がわんさか出るぞ? んで、こっちは。なるほど幻惑魔法ね。ったく、トラップだらけだな」
「へぇ……すごいっすねケイタさん。それ」
「いや、お前の今使ってる魔法の方がすげーから。発動は出来なくても、発動を抑えられるって結構万能じゃん?」
「いやぁ! それほどでも!」
「でも術者には負けるから、相手次第じゃ速攻で再発動させられちゃうけどねー」
エミルが口をはさむとクロウは「しー! しー!」と人さし指を立てる。いやいや、仲間にそれ秘密にされても困るんだけどな。
「ふふっ……」
「ん? どした?」
不意に漏れ出た笑い声に振り向くと、アリアスが口元を押さえて微笑んでいた。
「なんだかクロウ君って面白いわね。シルフィス様があなたを側に置いておくのもわかる気がするわ」
「えー? アリアスそれおかしいってー。うざいだけだよー?」
「いやいやいや! 何言ってんすかエミルさん! 僕はこんなにもエミルさんに尽くしているのに!」
「だからそれがうざいんだってーの!」
「ひいぃ!」
飛びのくクロウにアリアスはもう笑いをこらえられず、声に出して笑ってしまった。
「あははっ! 良いコンビかもねエミルとクロウ君は」
おっかしい! と息をととのえながら言うアリアスさん。そして互いに見合うエミルとクロウ。さらにそのまま蹴りを入れられてクロウが「うぐ!」と声を漏らすとアリアスは慈愛に満ちた表情で見つめていた。
……何これ?
なんかクロウのポイント上がってる理由がわからないんですけど?
なになに? 母性本能くすぐる系ってやつ? クロウが?
マジかよ。すげームカつくやつじゃん。
――――――――っつーか、全部の魔法陣解析終わりましたけど!?
あんたらが俺を置いてけぼりにしてる時間に地下につながる空間魔法陣見つけましたけど?
もう窓作ったんで地下に行けますけど!?
とは、声に出さず俺は極めて冷静にみんなを促した。
「そろそろいいか? 行くぞ」
ふーっとため息混じりに言ってやった。すると、アリアスも「え、えぇ」と気を取り直して俺に続く。
そうそう。気を引き締めてもらわないとね。決してクロウなんかに気を許しちゃダメだアリアス。
君みたいな女性はクロウみたいなしょーもない男性にしばしば惹かれる傾向があるが、ここに俺がいることを忘れてはいけないよ?
っつーか、アリアスはクロウなんかにゃもったいない!!
エミル! てめーはとっとと来い! 引っぱたくぞ!
そして、クロウよ……地下に行ったら覚えてろよ?
シルフィス以上に、こき使って使ってやるんだから!!
馬車の上で地図を広げる。ポイントが付けられてる赤い丸は、一番遠くでザイバラの国内まで伸びていた。
「いやー、暗部組織って結構そういうの多いんすよ。ねぇ? エミルさん」
俺の隣でクロウが揚々と口を開く。気を取り直したのはいいんだけど、いつものコイツはそれはそれでなんかムカつくな。
「暗部組織ねー。いくつか潰したけどさー、根絶って結構手間なんだよね。壊滅に追い込むのは出来てもどっかに絶対残党が出ちゃうんだもん」
エミルはめんどくさそうに言う。なるほど、根絶を免れるためという理由もあるのか。
「でも、目星はついてるんだろ?」
「はい。こことここ。どちらかにユナさんは居ると思われます。もうちょい人数入れば二手に分かれて同時襲撃も出来たんですけど……」
「この人数じゃ無理ね。二度戦闘しただけでもわかるわ。四人でもギリギリ勝てるかわからない場所に二人で攻めるなんて自殺行為よ」
アリアスは冷静に分析する。まぁ、確かにそうだろうな。でも、俺たちの目的は真異正教会の根絶でもなければ勝利する事でもない。
――――――――ただ、ユナを助けられればいい。
それだったらやりようがある。
……待ってろよユナ!!
――――――――。
「到着しました」
クロウが先んじて馬車を降りる。
今、俺たちの目の前にあるのは異端審問会跡にも似た古い教会だった。でも、あそこよりは随分とこじんまりしていて、なんとなく隠れ家のような匂いを感じる。
「さぁ、行きましょう」
なんか、こうやって先導するのはクロウのキャラっぽくないよな。と思いながら先導を任せる。
ツタの絡まった教会の扉をゆっくりと開くときしんだ音がやけに耳に残った。
「一見、ただの教会。だな」
中を見まわす。木製ベンチが左右均等に連なって、その先には十字架。まぁ、ありきたりな作りだがそれでこそ伝統を感じる。
しかし、俺たちが目指しているのはここの地下だ。
「ちょっと待っててくださいね」
クロウが手を合わせて、何か呪文をつぶやきながら目をつむる。
「おい、何やってんだアイツ?」
「いーから黙って見てろっつーの」
小声で突っぱねられる。なんだかエミルまでクロウを信頼しちゃってる感じ。なんかムカつく。
アリアスは……まぁ、何も気に留めている様子もない。
「顕現せよ!」
!? なになに? 急に大声出して両手を横に伸ばしたけど! 聞こえてたのかな? 俺の声。
と思っていたら、不意に近くで魔法陣が浮かび上がる。
俺は咄嗟にナレッジを出して身構えたが、エミルはそれを制止した。
「大丈夫よ。奴らが来るわけじゃ無い。見てみなさいほら」
エミルが顎で室内を指す。そこには至る所に描かれた魔法陣が淡い光を放っていた。
「なんだよこれ!」
「へへへ。自分の得意分野っす! 僕、トラップ魔法とか魔法系の仕掛けを見つけるの得意なんすよ」
ちょっと照れ笑いして頭を掻く。コイツ、スゲーけど、なんか褒めたくならないのは何故だろう。
「そーいうわけ。クロウは変な魔法ばっか得意なのよ。これもコイツの特殊魔法よ。相手の魔法を発動ギリギリの所まで操作できんの。おもしろいのは発動まで持って行けないところ」
ね? 変な魔法でしょ? とエミルは肩をすくめる。クロウは「それほどでも……」と照れていた。なぜ照れる。
しかし、そういう事か。
クロウは今、魔法陣を発動ギリギリまで持って行ってこうして顕現させているわけだな。俺たちが持って行った何もない所から突然現れる魔法陣の話を元にクロウは既に自分の戦い方を考えていたんだ。
「腐っても宮廷魔導士団。ってところか」
「いや、腐ってないっすよ!? 自分全然現役バリバリの幹部候補ですよ!?」
ルカ君には越されちゃいましたけど……。とクロウは肩を落とした。
ふーん、俺がシルフィスだったらルカよりクロウを先に幹部にするけどな!
――――――――アイツの方がムカつくし!!
ともあれ、こうして魔法陣が浮かび上がったので俺はひとつずつアナリティクスを使って内容を調べていく。
「おー、これは召喚魔法か。めんどくさい低級の魔物がわんさか出るぞ? んで、こっちは。なるほど幻惑魔法ね。ったく、トラップだらけだな」
「へぇ……すごいっすねケイタさん。それ」
「いや、お前の今使ってる魔法の方がすげーから。発動は出来なくても、発動を抑えられるって結構万能じゃん?」
「いやぁ! それほどでも!」
「でも術者には負けるから、相手次第じゃ速攻で再発動させられちゃうけどねー」
エミルが口をはさむとクロウは「しー! しー!」と人さし指を立てる。いやいや、仲間にそれ秘密にされても困るんだけどな。
「ふふっ……」
「ん? どした?」
不意に漏れ出た笑い声に振り向くと、アリアスが口元を押さえて微笑んでいた。
「なんだかクロウ君って面白いわね。シルフィス様があなたを側に置いておくのもわかる気がするわ」
「えー? アリアスそれおかしいってー。うざいだけだよー?」
「いやいやいや! 何言ってんすかエミルさん! 僕はこんなにもエミルさんに尽くしているのに!」
「だからそれがうざいんだってーの!」
「ひいぃ!」
飛びのくクロウにアリアスはもう笑いをこらえられず、声に出して笑ってしまった。
「あははっ! 良いコンビかもねエミルとクロウ君は」
おっかしい! と息をととのえながら言うアリアスさん。そして互いに見合うエミルとクロウ。さらにそのまま蹴りを入れられてクロウが「うぐ!」と声を漏らすとアリアスは慈愛に満ちた表情で見つめていた。
……何これ?
なんかクロウのポイント上がってる理由がわからないんですけど?
なになに? 母性本能くすぐる系ってやつ? クロウが?
マジかよ。すげームカつくやつじゃん。
――――――――っつーか、全部の魔法陣解析終わりましたけど!?
あんたらが俺を置いてけぼりにしてる時間に地下につながる空間魔法陣見つけましたけど?
もう窓作ったんで地下に行けますけど!?
とは、声に出さず俺は極めて冷静にみんなを促した。
「そろそろいいか? 行くぞ」
ふーっとため息混じりに言ってやった。すると、アリアスも「え、えぇ」と気を取り直して俺に続く。
そうそう。気を引き締めてもらわないとね。決してクロウなんかに気を許しちゃダメだアリアス。
君みたいな女性はクロウみたいなしょーもない男性にしばしば惹かれる傾向があるが、ここに俺がいることを忘れてはいけないよ?
っつーか、アリアスはクロウなんかにゃもったいない!!
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