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「いたいた! あいつ等だ! よくもウチのボスを!」
人相の悪い奴から、無駄にガタイの良い奴まで、悪役バラエティに富んだ集団がゾロゾロと中に入ってくる。いやいや、あの男やっぱりなんかそーいう系の奴だったのかよ! あんな汚ねー奴がボスってお前らどんな職業してんだよ!?
「よう。やってくれたなぁ……あぁ!!」
「うるさっ!!」
出たよ。呟き加減に言ったと思ったら急に声張り上げる奴。思わず耳ふさいだけど、全然間に合わなかったし。
「しらなーい。勘違いじゃなーい?」
いや、エミル! それは厳しいぞ! 余裕でパフェ食ってる場合かよ!
ユナも! アリアスも! なんでそんな平然としてられるんだ!
厄介事に巻き込まれてんだぞ俺ら!
「勘違いねぇ……なわけねぇだろうがぁあ!!」
ドガーン! とテーブルが拳でたたき割られる。
おかげでエミルとユナが食べていたパフェも、アリアスのコーヒーも床でぐちゃぐちゃになってしまった。
3人の目つきが変わる。
気づいたか。そう、これほどの力を出せるって事は十中八九「肉体強化魔法」を使っている。
奴らか、協力者の中に魔導士がいるぞ! めんどくせー!
「パフェ食ってる途中でしょーがー!」
って、エミルさん別の事で目つき変わってたー!
っつーか、どっかで聞いたことあるようなセリフはやめて! 北の方の国のセリフを吐かれると心が懐かしさでいっぱいになっちゃうんだよ僕!
とか、冗談言ってる場合じゃない! あー!
「死ねー!」
なんという直接的な発言。そして右ストレートも同時に発動。
ショートステッキを握りしめた手で放たれた渾身のソレは見事に男の顔面を捉え、そのまま壁に吹き飛ばした。
え、エミルさん……肉体強化魔法最大にしてません?
「こいつらやりやがった! 全員でかかれ!」
そばに居た男が言うと、いきなり後方からファイアボールが放たれる。まさか魔導士ここに居たのか!
「っつーか、店の中だぞ!」
咄嗟にナレッジを取りだして、その火球をエスタードの漆黒オーラで包み込む。
「クレイ!」
「ハイでーッス!!」
ポンっと飛び出たクレイにその漆黒のオーラを触らせ、異空間へと飛ばす。
あっぶねー! あと少しタイミング遅かったら店内がメチャクチャになってたぞ!
「エミル! ユナ! アリアス! とにかく外に出るぞ!」
このままここで戦う訳にいかない。店の従業員も客も巻き込めるわけがなかった。
俺たちはすぐ横の窓から飛び出し、街道へと出る。しかし、
「追え! あっちに行ったぞ!」
当たり前のように追手は諦めてくれない。
だったらこっちにはクレイがいるんだよ!
「クレイ! エミル達をいったん避難させてくれ!」
「おまかせでーッス!」
でス! でス! でーッス! とリズミカルに3人へとタッチし異空間へと逃がす。
なんか3人とも何かを言っていたようだが(エミルはハッキリと「あいつ等殴らせろ!」と叫んでいた)、気にせずいったん退いてもらう。
「で、どーするでスか?」
走りながら小首を傾げるクレイに俺は「こーすんだよ!」と叫ぶと、彼女の腰を抱えてエスタードのオーラを地面に噴射した。
「おー! 空飛んでるでーッス!」
「そーなんでーッス! ってまた口調が移っちまった……。こーすりゃ、奴らも追ってこれまい。わざわざ相手にする必要はねーからな」
そのまま遠くに見えた時計台まで飛んで、その上に降り立った。
クレイを下ろし、街を見下ろす。
「3人は重いから異空間に逃がしたんでスか?」
「んぐっ!」
せっかく人がシリアスモードで戦況を確認していたのに、このクレイちゃんはどうしてこうも図星をついてくるのかな?
「……言うなよ」
「……言いまスん!」
「どっちだよ!」
俺のツッコミにクレイはケラケラと笑う。こいつマジでいつも楽しそうだな。
まぁいい。と俺はまた街の様子を伺う。
俺が漆黒のオーラで飛んだのはすでに目撃されているだろうから、ここまで追って来るのは明白。
しかし、割と距離を取ったので時間は稼げたであろう。
「さーて、どこで迎え撃ちますかねぇ」
そうでス。相手にする必要はないが、この場合はちゃんと叩いておかないとキリがないので戦うしかないのでス!
と言っても、ここいらじゃどこで戦っても市街戦になってしまう。
ともすれば。
「どー考えても港で戦うっきゃねーよなぁ……」
あまり気乗りはしないが、船から遠ざかった所で戦えば人は勿論、建物もそこまで傷つけずにすみそうだ。面倒事は増えそうだが……。
奴らの本拠地に向かえば全員嬉々として迎え入れてくれるだろう。
袋のネズミとも知らずに! とか思っちゃったりしてな。
ふん。窮鼠猫を噛むという言葉を知らんのか君たちは。って、俺たちはネズミじゃなくて泣く子も黙る冒険者パーティーだぞ! 噛みつくだけじゃすまさねーからな!
「んじゃ! 敵の本拠地まるごと叩いちゃいますかね!」
「でーッス!」
俺はクレイを抱えてまた空を飛んだ。
きっと街の人たちはこの漆黒のオーラの筋が飛行機雲みたいに見えてるんだろうなぁ。
この世界に飛行機ないけど!!!
人相の悪い奴から、無駄にガタイの良い奴まで、悪役バラエティに富んだ集団がゾロゾロと中に入ってくる。いやいや、あの男やっぱりなんかそーいう系の奴だったのかよ! あんな汚ねー奴がボスってお前らどんな職業してんだよ!?
「よう。やってくれたなぁ……あぁ!!」
「うるさっ!!」
出たよ。呟き加減に言ったと思ったら急に声張り上げる奴。思わず耳ふさいだけど、全然間に合わなかったし。
「しらなーい。勘違いじゃなーい?」
いや、エミル! それは厳しいぞ! 余裕でパフェ食ってる場合かよ!
ユナも! アリアスも! なんでそんな平然としてられるんだ!
厄介事に巻き込まれてんだぞ俺ら!
「勘違いねぇ……なわけねぇだろうがぁあ!!」
ドガーン! とテーブルが拳でたたき割られる。
おかげでエミルとユナが食べていたパフェも、アリアスのコーヒーも床でぐちゃぐちゃになってしまった。
3人の目つきが変わる。
気づいたか。そう、これほどの力を出せるって事は十中八九「肉体強化魔法」を使っている。
奴らか、協力者の中に魔導士がいるぞ! めんどくせー!
「パフェ食ってる途中でしょーがー!」
って、エミルさん別の事で目つき変わってたー!
っつーか、どっかで聞いたことあるようなセリフはやめて! 北の方の国のセリフを吐かれると心が懐かしさでいっぱいになっちゃうんだよ僕!
とか、冗談言ってる場合じゃない! あー!
「死ねー!」
なんという直接的な発言。そして右ストレートも同時に発動。
ショートステッキを握りしめた手で放たれた渾身のソレは見事に男の顔面を捉え、そのまま壁に吹き飛ばした。
え、エミルさん……肉体強化魔法最大にしてません?
「こいつらやりやがった! 全員でかかれ!」
そばに居た男が言うと、いきなり後方からファイアボールが放たれる。まさか魔導士ここに居たのか!
「っつーか、店の中だぞ!」
咄嗟にナレッジを取りだして、その火球をエスタードの漆黒オーラで包み込む。
「クレイ!」
「ハイでーッス!!」
ポンっと飛び出たクレイにその漆黒のオーラを触らせ、異空間へと飛ばす。
あっぶねー! あと少しタイミング遅かったら店内がメチャクチャになってたぞ!
「エミル! ユナ! アリアス! とにかく外に出るぞ!」
このままここで戦う訳にいかない。店の従業員も客も巻き込めるわけがなかった。
俺たちはすぐ横の窓から飛び出し、街道へと出る。しかし、
「追え! あっちに行ったぞ!」
当たり前のように追手は諦めてくれない。
だったらこっちにはクレイがいるんだよ!
「クレイ! エミル達をいったん避難させてくれ!」
「おまかせでーッス!」
でス! でス! でーッス! とリズミカルに3人へとタッチし異空間へと逃がす。
なんか3人とも何かを言っていたようだが(エミルはハッキリと「あいつ等殴らせろ!」と叫んでいた)、気にせずいったん退いてもらう。
「で、どーするでスか?」
走りながら小首を傾げるクレイに俺は「こーすんだよ!」と叫ぶと、彼女の腰を抱えてエスタードのオーラを地面に噴射した。
「おー! 空飛んでるでーッス!」
「そーなんでーッス! ってまた口調が移っちまった……。こーすりゃ、奴らも追ってこれまい。わざわざ相手にする必要はねーからな」
そのまま遠くに見えた時計台まで飛んで、その上に降り立った。
クレイを下ろし、街を見下ろす。
「3人は重いから異空間に逃がしたんでスか?」
「んぐっ!」
せっかく人がシリアスモードで戦況を確認していたのに、このクレイちゃんはどうしてこうも図星をついてくるのかな?
「……言うなよ」
「……言いまスん!」
「どっちだよ!」
俺のツッコミにクレイはケラケラと笑う。こいつマジでいつも楽しそうだな。
まぁいい。と俺はまた街の様子を伺う。
俺が漆黒のオーラで飛んだのはすでに目撃されているだろうから、ここまで追って来るのは明白。
しかし、割と距離を取ったので時間は稼げたであろう。
「さーて、どこで迎え撃ちますかねぇ」
そうでス。相手にする必要はないが、この場合はちゃんと叩いておかないとキリがないので戦うしかないのでス!
と言っても、ここいらじゃどこで戦っても市街戦になってしまう。
ともすれば。
「どー考えても港で戦うっきゃねーよなぁ……」
あまり気乗りはしないが、船から遠ざかった所で戦えば人は勿論、建物もそこまで傷つけずにすみそうだ。面倒事は増えそうだが……。
奴らの本拠地に向かえば全員嬉々として迎え入れてくれるだろう。
袋のネズミとも知らずに! とか思っちゃったりしてな。
ふん。窮鼠猫を噛むという言葉を知らんのか君たちは。って、俺たちはネズミじゃなくて泣く子も黙る冒険者パーティーだぞ! 噛みつくだけじゃすまさねーからな!
「んじゃ! 敵の本拠地まるごと叩いちゃいますかね!」
「でーッス!」
俺はクレイを抱えてまた空を飛んだ。
きっと街の人たちはこの漆黒のオーラの筋が飛行機雲みたいに見えてるんだろうなぁ。
この世界に飛行機ないけど!!!
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