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馬車が止まると、御者が降り、扉に手をかけた。
ゆっくりと開かれたそこから先に下りたのは、礼節さをわきまえた格好の執事と屈強そうな護衛。
それから最後に降り立ったのはなんとも身分の高そうな趣味の悪い貴族の格好をした男だった。
「クレイ……あいつが術者か分かるか?」
俺の横に立つクレイはジッとそいつを見つめる。
「んー……十中八九あいつでーッス。対象のミラに繋がる何か真っ黒なオーラを感じまス」
なるほど。目には見えないが、やはりクレイは存在自体が物質でないため、魔力以外の力を感じ取れるのだな。やはりクレイはそれを感じ取って対象をミラと割り出していたんだ。
「なら、やる事はひとつっきゃねーな。あ、そうそう。お前らはあの中に知り合いとかいたりするか?」
互いに見合わせて、首を振る。OK。ならば強行突破でいいな。
存分にやれる!
「よし! 一瞬でカタをつけるぞ! ユナ! ターゲットはお前に任せる。全速で誘拐しろ。でも、絶対に殺すなよ? ほんとに」
いや、マジで。この中で一番のスピードを誇る君だから任せるんだけど、マジで殺しちゃダメだからね?
ここの呪いを解いて、はい終わり。じゃ済まない問題なんだから!
「わわわ、わかりました……ななな、なるべくくく、ききき気をつけ、ます……」
ユナはもう衝動を抑えきれずウズウズしてる猫みたいになっている。ケツだけは振らないみたいだが。
まぁいい。あとは残りを俺らで何とかすりゃいーって事だ。
「よし。そしたら診療所に集合って事で。俺らも急ぐからよ」
エミルとアリアスと頷き合う。ホント、マジで急がないとユナが我慢できなくなっちゃうかもだからな。
「よし……――――――――いけ!!」
俺の合図と同時に疾風が走る。
ほとんど目に留まることもないまま、馬車から歩きだした貴族が姿を消した。
ちょっとだけ「うぐぁ!」とか聞こえたけど、気にしない気にしない。大丈夫、大丈夫……だと思う。
「なにごとだ! アカーシャ様は!?」
消えた貴族を探す護衛達と執事は、何が起こったのか分からないままキョロキョロとあたりを見まわしていた。
うん。うまいこと物陰で死角を通って誘拐できたようだ。
流石のユナ。あいつを今度からスピードキングと名付けよう。
なんて思ってる間に、いつの間にかエミルとアリアス、ついでにクレイまで俺の横から消えていた。
「な!! 何者だ!!」
ユナほどではないにしろ、かなりのスピードで襲い掛かった女性陣に護衛は慌てつつも戦闘態勢をとっていた。そこは腐っても貴族の護衛なんだな。それなりに良い部下をお持ちのようで。
「でも……?」
俺は腕を組み、その様子をノホホンと見届ける。
アリアスは光の速さで(太陽光を反射したからか、マジで光の筋に見えた)鞘から抜いた細剣を護衛に突き立てる。
「せあぁああ!」
護衛はどうやら魔法のガード壁を作ったようだが、あのレベルじゃアリアスの攻撃を防ぐ事なんて出来やしない。
魔法の壁は見る間に連撃で崩れ去り、切っ先がその喉元に突き立てられた。
「クレイ。お願い」
アリアスが目線を敵から外さずに言うと、クレイはトテトテと歩いて、護衛の膝にタッチした。
途端に「ヒュッ」と空間がねじれるようにして護衛の姿が中空に消えていく。
「なるほど。異空間に閉じ込めて置くのね」
クレイの異空間魔法はその威力の分、不便さも多い。高速戦闘中じゃ絶対に使用できない手間があるので、事前に罠を仕掛けていない場合はこうして敵の足を止める必要があった。
アリアスの奴。前回の神殿で異空間魔法を喰らった時に色々学習してやがったな。
最高です!!
「じゃー、次はこっちかなー!」
同じようにガード壁を出した相手にファイアボールをたたきつけると、エミルはジャンプしてショートステッキを握りしめた。
あれ? メテオブレイク? と一瞬不安がよぎったが、単純に強化魔法でぶん殴ろうとしているだけだった。
「かかったな!!」
しかし、ガード壁を解いた護衛はエミルの行動を読んでいたのか、カウンターで魔法を発動させる。
「アイスバインド!」
片足で地面を踏み鳴らすと、その足元から魔法陣が浮かびだす。
あいつ、靴裏に魔法を仕込んでやがったのか。
「わわわー!」
そこから伸びた氷の触手に足をとられるが、エミルはなんとか地面に着地する。
しかし、攻撃はそこで終わらない。
エミルは足元からどんどん氷漬けにされていった。
「はーっはっはっは! 俺様の魔法に適う訳ねーだろ子どもがよぉ!」
護衛は高笑い。あーあ、言っちゃった。タブーってやつを知らんようだ彼は。
「……じゃ、ねーんだよ……」
下半身を氷漬けにされたエミルはプルプルと震えながらつぶやく。
その背中からユラユラと揺らめくオーラがほとばしり始めた。
「はーっはっはっは……は?」
高笑いしていた護衛もようやく何かおかしな事態になっていると気づいたようだが、時すでに遅し。
「子どもじゃねーっていってんだよー!!!!」
怒号と共に破裂する氷の粒子。
しかもそれだけで済まず、護衛の足元に這っていた氷もにわかに溶け始めた。
それは恐らくエミルの全身からほとばしる炎のオーラの熱のせいだろう。
この離れた距離でもかなり熱いもん。っつーか何あの魔法。あいつイフリートかなんかなの?
炎を纏ったエミルはズシ……ズシ……と護衛に歩み寄る。いや、もう魔神のそれですよマジで。
「ひ、ひぃいいい!!」
その姿に恐れおののいた護衛は情けない声をもらして、その場にへたりこんだ。
が、先ほども言った通り時すでに遅し。
「クソみてーな魔法あててんじゃねーよゴミがー!!」
纏った炎を拳に集中させ、護衛に振り下ろす。口が悪いですよ、エミルさん。
そんで、あんたもうその威力の魔法当てたらそいつ死んじゃいますってば。
「クレイ!」
「はいはいでーッス!」
俺の指示を察したクレイは「ぽんっ」と姿を消すと、にわかにへたり込んでいる護衛の元へと現れ、軽く頭にタッチした。
――――――――ヴン!!!
とんでもない風切り音が届き、斜めに炎の筋が残る。
セーフ……。クレイの異空間魔法が間に合ったみたいだな。って分かってたけどね。
「ちょっとー、邪魔しないでくれるー?」
腰に手を当てて若干クレイを見下ろすエミルにクレイは苦笑いで「まぁまぁでス」と手のひらを向ける。
さっきまで取り巻いていた炎もすっかり消えて、そーいえば執事もいたっけか? と目を向けると、すでにアリアスさんが取り押さえてくれていた。
さすがアリアスさん。
執事もクレイの異空間魔法でひとまず監禁して、そのままついでに馬車と御者も異空間に詰め込んでおく。オッケー、これで情報が外に漏れることもない。緘口令には緘口令(物理的に)で仕返ししなきゃな。
「さて、急ごう」
言下に俺たちは診療所へと走りだす。大丈夫だと思うけど、ユナが心配だ。大丈夫だと思うけど。
いや、ユナの身とかじゃなくてね? もちろん貴族が死んでないかの問題ね?
…………。
……やっぱり全速力で行こう!!
ゆっくりと開かれたそこから先に下りたのは、礼節さをわきまえた格好の執事と屈強そうな護衛。
それから最後に降り立ったのはなんとも身分の高そうな趣味の悪い貴族の格好をした男だった。
「クレイ……あいつが術者か分かるか?」
俺の横に立つクレイはジッとそいつを見つめる。
「んー……十中八九あいつでーッス。対象のミラに繋がる何か真っ黒なオーラを感じまス」
なるほど。目には見えないが、やはりクレイは存在自体が物質でないため、魔力以外の力を感じ取れるのだな。やはりクレイはそれを感じ取って対象をミラと割り出していたんだ。
「なら、やる事はひとつっきゃねーな。あ、そうそう。お前らはあの中に知り合いとかいたりするか?」
互いに見合わせて、首を振る。OK。ならば強行突破でいいな。
存分にやれる!
「よし! 一瞬でカタをつけるぞ! ユナ! ターゲットはお前に任せる。全速で誘拐しろ。でも、絶対に殺すなよ? ほんとに」
いや、マジで。この中で一番のスピードを誇る君だから任せるんだけど、マジで殺しちゃダメだからね?
ここの呪いを解いて、はい終わり。じゃ済まない問題なんだから!
「わわわ、わかりました……ななな、なるべくくく、ききき気をつけ、ます……」
ユナはもう衝動を抑えきれずウズウズしてる猫みたいになっている。ケツだけは振らないみたいだが。
まぁいい。あとは残りを俺らで何とかすりゃいーって事だ。
「よし。そしたら診療所に集合って事で。俺らも急ぐからよ」
エミルとアリアスと頷き合う。ホント、マジで急がないとユナが我慢できなくなっちゃうかもだからな。
「よし……――――――――いけ!!」
俺の合図と同時に疾風が走る。
ほとんど目に留まることもないまま、馬車から歩きだした貴族が姿を消した。
ちょっとだけ「うぐぁ!」とか聞こえたけど、気にしない気にしない。大丈夫、大丈夫……だと思う。
「なにごとだ! アカーシャ様は!?」
消えた貴族を探す護衛達と執事は、何が起こったのか分からないままキョロキョロとあたりを見まわしていた。
うん。うまいこと物陰で死角を通って誘拐できたようだ。
流石のユナ。あいつを今度からスピードキングと名付けよう。
なんて思ってる間に、いつの間にかエミルとアリアス、ついでにクレイまで俺の横から消えていた。
「な!! 何者だ!!」
ユナほどではないにしろ、かなりのスピードで襲い掛かった女性陣に護衛は慌てつつも戦闘態勢をとっていた。そこは腐っても貴族の護衛なんだな。それなりに良い部下をお持ちのようで。
「でも……?」
俺は腕を組み、その様子をノホホンと見届ける。
アリアスは光の速さで(太陽光を反射したからか、マジで光の筋に見えた)鞘から抜いた細剣を護衛に突き立てる。
「せあぁああ!」
護衛はどうやら魔法のガード壁を作ったようだが、あのレベルじゃアリアスの攻撃を防ぐ事なんて出来やしない。
魔法の壁は見る間に連撃で崩れ去り、切っ先がその喉元に突き立てられた。
「クレイ。お願い」
アリアスが目線を敵から外さずに言うと、クレイはトテトテと歩いて、護衛の膝にタッチした。
途端に「ヒュッ」と空間がねじれるようにして護衛の姿が中空に消えていく。
「なるほど。異空間に閉じ込めて置くのね」
クレイの異空間魔法はその威力の分、不便さも多い。高速戦闘中じゃ絶対に使用できない手間があるので、事前に罠を仕掛けていない場合はこうして敵の足を止める必要があった。
アリアスの奴。前回の神殿で異空間魔法を喰らった時に色々学習してやがったな。
最高です!!
「じゃー、次はこっちかなー!」
同じようにガード壁を出した相手にファイアボールをたたきつけると、エミルはジャンプしてショートステッキを握りしめた。
あれ? メテオブレイク? と一瞬不安がよぎったが、単純に強化魔法でぶん殴ろうとしているだけだった。
「かかったな!!」
しかし、ガード壁を解いた護衛はエミルの行動を読んでいたのか、カウンターで魔法を発動させる。
「アイスバインド!」
片足で地面を踏み鳴らすと、その足元から魔法陣が浮かびだす。
あいつ、靴裏に魔法を仕込んでやがったのか。
「わわわー!」
そこから伸びた氷の触手に足をとられるが、エミルはなんとか地面に着地する。
しかし、攻撃はそこで終わらない。
エミルは足元からどんどん氷漬けにされていった。
「はーっはっはっは! 俺様の魔法に適う訳ねーだろ子どもがよぉ!」
護衛は高笑い。あーあ、言っちゃった。タブーってやつを知らんようだ彼は。
「……じゃ、ねーんだよ……」
下半身を氷漬けにされたエミルはプルプルと震えながらつぶやく。
その背中からユラユラと揺らめくオーラがほとばしり始めた。
「はーっはっはっは……は?」
高笑いしていた護衛もようやく何かおかしな事態になっていると気づいたようだが、時すでに遅し。
「子どもじゃねーっていってんだよー!!!!」
怒号と共に破裂する氷の粒子。
しかもそれだけで済まず、護衛の足元に這っていた氷もにわかに溶け始めた。
それは恐らくエミルの全身からほとばしる炎のオーラの熱のせいだろう。
この離れた距離でもかなり熱いもん。っつーか何あの魔法。あいつイフリートかなんかなの?
炎を纏ったエミルはズシ……ズシ……と護衛に歩み寄る。いや、もう魔神のそれですよマジで。
「ひ、ひぃいいい!!」
その姿に恐れおののいた護衛は情けない声をもらして、その場にへたりこんだ。
が、先ほども言った通り時すでに遅し。
「クソみてーな魔法あててんじゃねーよゴミがー!!」
纏った炎を拳に集中させ、護衛に振り下ろす。口が悪いですよ、エミルさん。
そんで、あんたもうその威力の魔法当てたらそいつ死んじゃいますってば。
「クレイ!」
「はいはいでーッス!」
俺の指示を察したクレイは「ぽんっ」と姿を消すと、にわかにへたり込んでいる護衛の元へと現れ、軽く頭にタッチした。
――――――――ヴン!!!
とんでもない風切り音が届き、斜めに炎の筋が残る。
セーフ……。クレイの異空間魔法が間に合ったみたいだな。って分かってたけどね。
「ちょっとー、邪魔しないでくれるー?」
腰に手を当てて若干クレイを見下ろすエミルにクレイは苦笑いで「まぁまぁでス」と手のひらを向ける。
さっきまで取り巻いていた炎もすっかり消えて、そーいえば執事もいたっけか? と目を向けると、すでにアリアスさんが取り押さえてくれていた。
さすがアリアスさん。
執事もクレイの異空間魔法でひとまず監禁して、そのままついでに馬車と御者も異空間に詰め込んでおく。オッケー、これで情報が外に漏れることもない。緘口令には緘口令(物理的に)で仕返ししなきゃな。
「さて、急ごう」
言下に俺たちは診療所へと走りだす。大丈夫だと思うけど、ユナが心配だ。大丈夫だと思うけど。
いや、ユナの身とかじゃなくてね? もちろん貴族が死んでないかの問題ね?
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