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最高の夜を終えた俺たちは、そのまま最高の朝食を終え(朝日とコーヒーのマッチング最高)再び馬車での移動を始めた。
「いやー、このまま行けば夜には向こうに着いちゃうんだろ?」
大きく空へ伸びをしても、あの青には届きやしない。それでも、どこまでも遠くまで行ける気がしてしまうこの解放感。エミルさん、オープンカー最高っす。アリアスさん、これ選んでくれてあざっス!!
「夜には着けるわね。まぁ遅くだから何が出来るわけでもないけれど」
エミルに渡された干し肉を華麗に齧りながらアリアスは答える。隣のロリっ子とは大違いの咀嚼だこと。エミルちゃんはもう少しおしとやかに齧りなさい。それじゃただの肉食獣ですよ。
「ふーん。じゃーさ、今日はどっかでキャンプして明日の朝到着にしないか?」
「何を言ってるのよ。馬車のチャーター時間も決まってるのよ? いきなりそんな変更……」
「できないと思うだろ?」
アリアスにニヤリと笑った俺はそのまま御者に向く。
彼もまた、振り返り俺と同じしたり顔で親指を立てた。
「出来ちゃうんだなー、これが!!」
ガハハと笑う俺と御者。他に誰も居ないのだから、とかく大きな声で笑ってやった。
天高く響く下品な声は気持ちがいいぜ。
と、まぁ説明するとだ。
昨日の夜の段階で俺はこの最高の夜をもう一日くらい味わいたいと感じていた。
それは、御者も同じだったらしく(どうやらこんな風に客と一緒に過ごすのは稀らしい)、俺たちは瞬く間に意気投合。そして、その場でこの日程延長計画を企てたのだ。
延長手続きはその場で済ませてあるので、気兼ねなく今日もキャンプを楽しめます!
「という訳だよ諸君」
俺が説明を終えると、3人は呆れ顔ながら微笑んだ。
「まぁ、これも旅らしいのかしら?」
「そーだねー。ま、昨日も結構楽しかったしいーんじゃない?」
「わわわ、私も……いいい、良いと……おも思います……」
うん。これで決定。キャンプアゲイン。最高の夜アゲイン!!
「よし! じゃー、後は今晩の宿のキャンセルだな!」
俺が言うと、アリアスが「うーん」とうなる。そして御者に向いた。
「すみません。どこか近くに町はありますか? 小さい所で良いので」
「あぁ、ありますよ。小さな村ですけど、この先の少し外れに」
「では、一度そこへ向かっていただけますか?」
アリアスが頭を下げると、御者は笑顔で「もちろんです!」と答えた。
手綱を引き、馬が高い声で鳴いた。
――――――――。
俺たちが到着したのはマジで本当に小さな村だった。
「うおー、初めて来たこんなザ・村って感じのとこ」
木製の柵は膝丈くらいしかなく、獣除けというよりかは敷地を示している役割にしか見えない。
点在する家屋は古びていて、人通りはほとんどない。
「さ、行きましょう」
その入り口で馬車を降り、俺たちは御者を残して村へと足を踏み入れた。
すると、アリアスとユナが胸元からそれぞれ金と銀のチャームがついたネックレスを表に出す。
「なにそれ?」
アリアスの胸元を指さすと、彼女の胸がこちらへ向いた。いや、彼女がこちらへ向いた。
「こういう知らない土地に足を踏み入れる時は簡単でも身分を証明するのが基本でしょ? そうすれば村の人たちも警戒心を持たなくて済むし、私たちも変なトラブルに巻き込まれる心配もない。マナーじゃない」
当たり前だろ、このバカ。とでも言いたげな目線はともかく、なるほど。
俺も同じく胸元から銅のチャームを表に出し、エミルも二人に比べてさみしい胸元から銅のチャームを取りだした。
エミルに至っては単純に銅の冒険者である事を知らせたくなかっただけみたいだ。
まぁ、パーティー内格差は仕方ないよね……。
ともあれ、俺たちは郵便屋を見つけて中へ入る。
そうなのだ。
宿のキャンセルはここで手紙を出さなくてはならないのだ。
電話もなく、テレビもないこの世界では通信手段として手紙が主流だった。
ただし、魔法があるのでその速度は一級品だ。
「これ、お願いします」
「はい。承りました」
アリアスがさっとキャンセルの書面を書いて渡すと郵便屋さんは窓を開けて「ピーッ!」と口笛を吹いた。
すると、一羽の白い鳥が窓のふちにやってくる。
郵便屋さんはその胸元についている薄っぺらいバッグにアリアスの書面を折りたたんで入れると、鳥は羽ばたいてこちらに降り立つ。
テーブルの上に立った鳥のバッグにアリアスがペンで宛先を書き入れると、文字と鳥の目が光る。
そして、そのまま鳥は窓から外へと飛んでいてしまった。
「では、料金こちらになります」
「あ、はい」
窓の外、遠くを見やっていた俺を郵便屋さんが現実に連れ戻してくれる。
手紙一回分の料金を支払い、これでキャンセル手続きは完了。
どう? この流れ。初めて見たときはすっげー驚いたぞ俺。
あの鳥は魔法鳥と言って、特殊な魔法を施された郵便専用の鳥だ。
物の大きさで、鳥の大きさも変わるので、大きな荷物をお願いする時はとんでもなく大きな鳥がやってくるらしい。いつか、見てみたいものだ。
まぁ、そんなことなので手紙を届けるのは鳥。
魔法で速度強化もされているのでマッハで届くみたいだ。
ちなみに宛名はそのまま鳥の脳へと信号で送られる仕組み。
中身を取りだしたら宛名は自動で消え、鳥はホームに戻ってくる。
「んじゃ、用も済んだし行きますか」
金を払い終え、踵を返す。
今日の夕食は何にしようかと4人でやんややんやと話しながら歩いていた時である。
「あの! 冒険者の方ですよね!?」
後ろからかけられた声にふり返ると、これまたやんちゃそうな少年が立っていた。
「冒険者の方ですよね!」
いや、だからそんな秒で同じこと聞くなよ。今、答えるっつーの。
「ちがいます」
言いながら俺は胸元にチャームを隠す。エミルも無言でチャームを仕舞う。
「いや、もうバレてるから!」
たまらず少年がツッコんで来たが、ユナとアリアスは仕舞う素振りも見せなかったので俺とエミルの行為は無駄に終わった。
うーん、こういうところに差が出るよね。銅と銀、金の。
いやいや、二人とも。これ、まともに対応しちゃダメなやつじゃーん。
わかるじゃーん。絶対厄介なこと頼んでくるってコイツ。
そーいう顔してんもん。わかるもん俺。
だから、エミルも無視しようとしてたじゃーん。
ほんっと、こういうところは気が合うよね俺たち。
めんどくさいことはお断り。
なのに、アリアスとユナは真面目だから……。
「確かに私たちは冒険者パーティーだけど。どうしたのかしら?」
「あ、あの! お願いがあるんです!」
「おおお、お願い……でで、ですか……?」
「はい! どうか! どうか姉ちゃんを助けてください!」
助けてくれ。というワードにアリアスとユナの目つきが変わった。
二人互いにうなずき合うと、少年に歩み寄る。
だー! もう! これだから嫌なんだよガキは!
こっちの事なんてお構いなしに自分中心に物事考えやがるからよ!
こっちは楽しいキャンプが待ってんだよ! 行かせろよ! っつーかオメーが自分で助けろ!
「助けられるかはわからないけど、事情を聞かせてもらえるかしら?」
アリアスは丁寧に言いながら少年の頭を撫でた。すると、彼の顔がパッとはじけるように笑う。
「はい! ありがとうございます!」
あー、今日も楽しくキャンプするはずだったのにー。
……だったのにぃ!!
「いやー、このまま行けば夜には向こうに着いちゃうんだろ?」
大きく空へ伸びをしても、あの青には届きやしない。それでも、どこまでも遠くまで行ける気がしてしまうこの解放感。エミルさん、オープンカー最高っす。アリアスさん、これ選んでくれてあざっス!!
「夜には着けるわね。まぁ遅くだから何が出来るわけでもないけれど」
エミルに渡された干し肉を華麗に齧りながらアリアスは答える。隣のロリっ子とは大違いの咀嚼だこと。エミルちゃんはもう少しおしとやかに齧りなさい。それじゃただの肉食獣ですよ。
「ふーん。じゃーさ、今日はどっかでキャンプして明日の朝到着にしないか?」
「何を言ってるのよ。馬車のチャーター時間も決まってるのよ? いきなりそんな変更……」
「できないと思うだろ?」
アリアスにニヤリと笑った俺はそのまま御者に向く。
彼もまた、振り返り俺と同じしたり顔で親指を立てた。
「出来ちゃうんだなー、これが!!」
ガハハと笑う俺と御者。他に誰も居ないのだから、とかく大きな声で笑ってやった。
天高く響く下品な声は気持ちがいいぜ。
と、まぁ説明するとだ。
昨日の夜の段階で俺はこの最高の夜をもう一日くらい味わいたいと感じていた。
それは、御者も同じだったらしく(どうやらこんな風に客と一緒に過ごすのは稀らしい)、俺たちは瞬く間に意気投合。そして、その場でこの日程延長計画を企てたのだ。
延長手続きはその場で済ませてあるので、気兼ねなく今日もキャンプを楽しめます!
「という訳だよ諸君」
俺が説明を終えると、3人は呆れ顔ながら微笑んだ。
「まぁ、これも旅らしいのかしら?」
「そーだねー。ま、昨日も結構楽しかったしいーんじゃない?」
「わわわ、私も……いいい、良いと……おも思います……」
うん。これで決定。キャンプアゲイン。最高の夜アゲイン!!
「よし! じゃー、後は今晩の宿のキャンセルだな!」
俺が言うと、アリアスが「うーん」とうなる。そして御者に向いた。
「すみません。どこか近くに町はありますか? 小さい所で良いので」
「あぁ、ありますよ。小さな村ですけど、この先の少し外れに」
「では、一度そこへ向かっていただけますか?」
アリアスが頭を下げると、御者は笑顔で「もちろんです!」と答えた。
手綱を引き、馬が高い声で鳴いた。
――――――――。
俺たちが到着したのはマジで本当に小さな村だった。
「うおー、初めて来たこんなザ・村って感じのとこ」
木製の柵は膝丈くらいしかなく、獣除けというよりかは敷地を示している役割にしか見えない。
点在する家屋は古びていて、人通りはほとんどない。
「さ、行きましょう」
その入り口で馬車を降り、俺たちは御者を残して村へと足を踏み入れた。
すると、アリアスとユナが胸元からそれぞれ金と銀のチャームがついたネックレスを表に出す。
「なにそれ?」
アリアスの胸元を指さすと、彼女の胸がこちらへ向いた。いや、彼女がこちらへ向いた。
「こういう知らない土地に足を踏み入れる時は簡単でも身分を証明するのが基本でしょ? そうすれば村の人たちも警戒心を持たなくて済むし、私たちも変なトラブルに巻き込まれる心配もない。マナーじゃない」
当たり前だろ、このバカ。とでも言いたげな目線はともかく、なるほど。
俺も同じく胸元から銅のチャームを表に出し、エミルも二人に比べてさみしい胸元から銅のチャームを取りだした。
エミルに至っては単純に銅の冒険者である事を知らせたくなかっただけみたいだ。
まぁ、パーティー内格差は仕方ないよね……。
ともあれ、俺たちは郵便屋を見つけて中へ入る。
そうなのだ。
宿のキャンセルはここで手紙を出さなくてはならないのだ。
電話もなく、テレビもないこの世界では通信手段として手紙が主流だった。
ただし、魔法があるのでその速度は一級品だ。
「これ、お願いします」
「はい。承りました」
アリアスがさっとキャンセルの書面を書いて渡すと郵便屋さんは窓を開けて「ピーッ!」と口笛を吹いた。
すると、一羽の白い鳥が窓のふちにやってくる。
郵便屋さんはその胸元についている薄っぺらいバッグにアリアスの書面を折りたたんで入れると、鳥は羽ばたいてこちらに降り立つ。
テーブルの上に立った鳥のバッグにアリアスがペンで宛先を書き入れると、文字と鳥の目が光る。
そして、そのまま鳥は窓から外へと飛んでいてしまった。
「では、料金こちらになります」
「あ、はい」
窓の外、遠くを見やっていた俺を郵便屋さんが現実に連れ戻してくれる。
手紙一回分の料金を支払い、これでキャンセル手続きは完了。
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あの鳥は魔法鳥と言って、特殊な魔法を施された郵便専用の鳥だ。
物の大きさで、鳥の大きさも変わるので、大きな荷物をお願いする時はとんでもなく大きな鳥がやってくるらしい。いつか、見てみたいものだ。
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後ろからかけられた声にふり返ると、これまたやんちゃそうな少年が立っていた。
「冒険者の方ですよね!」
いや、だからそんな秒で同じこと聞くなよ。今、答えるっつーの。
「ちがいます」
言いながら俺は胸元にチャームを隠す。エミルも無言でチャームを仕舞う。
「いや、もうバレてるから!」
たまらず少年がツッコんで来たが、ユナとアリアスは仕舞う素振りも見せなかったので俺とエミルの行為は無駄に終わった。
うーん、こういうところに差が出るよね。銅と銀、金の。
いやいや、二人とも。これ、まともに対応しちゃダメなやつじゃーん。
わかるじゃーん。絶対厄介なこと頼んでくるってコイツ。
そーいう顔してんもん。わかるもん俺。
だから、エミルも無視しようとしてたじゃーん。
ほんっと、こういうところは気が合うよね俺たち。
めんどくさいことはお断り。
なのに、アリアスとユナは真面目だから……。
「確かに私たちは冒険者パーティーだけど。どうしたのかしら?」
「あ、あの! お願いがあるんです!」
「おおお、お願い……でで、ですか……?」
「はい! どうか! どうか姉ちゃんを助けてください!」
助けてくれ。というワードにアリアスとユナの目つきが変わった。
二人互いにうなずき合うと、少年に歩み寄る。
だー! もう! これだから嫌なんだよガキは!
こっちの事なんてお構いなしに自分中心に物事考えやがるからよ!
こっちは楽しいキャンプが待ってんだよ! 行かせろよ! っつーかオメーが自分で助けろ!
「助けられるかはわからないけど、事情を聞かせてもらえるかしら?」
アリアスは丁寧に言いながら少年の頭を撫でた。すると、彼の顔がパッとはじけるように笑う。
「はい! ありがとうございます!」
あー、今日も楽しくキャンプするはずだったのにー。
……だったのにぃ!!
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